家族を失った人が体験する身体と心の反応にどう向き合えばいいのか!



昨夜、小林麻央さんの追悼特別番組を拝見し、改めて誰にでも愛と癒しを与えて生きてこられた麻央さんに深い感動を受けた方は多いでしょう。それとともに残された家族の「愛する人が亡くなる意味」を私たちに問いかけてくれたように思います。

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ともに歩んだ大切な伴侶を亡くしたとき、
残された人の身体と心にはどのような変化が起きるのでしょうか。

以前、悲嘆回復ワークショップ(http://hitan.net/)代表、自治医科大学教授の宮林幸江さんの、
配偶者を亡くした人のスピリチュアルベイン(魂の痛み)について書かれた雑誌を思い出しました。

宮林さんの、“死別による悲嘆のケア”から
まとめてみました。

 

■生きる意味・生活の張りの喪失

生きる時間を共有してきた大事な人を失うと、
深い、どうしようもない悲しみに包まれるといいます。

伴侶を亡くした人に起こりがちな喪失感が
『生きる意味の喪失』と『生活の張りの喪失』の2つだといわれています。

夫婦というのは日常の暮らしを繰り返す中で
価値観や老後観などを共有しているといいます。

その共有者が亡くなったことで、心の支えがなくなり
生きる意味を見失ってしまうんだそうです。

また、自分が世話をする相手が、
例えば自分が作った料理などを“美味しい”と食べてくれる人がいないと
生活の張りがなくなってしまいます。

これらの2つは、配偶者を失った人に見られる特徴で
死後半年から一年の間に強く現れ、
生活の質が以前より低下してしまうということも多いようです。

その他、

故人が恋しくて何かと思い出す思慕の想いに苦しみます。

海老蔵さんは、昨夜の追悼番組では放送中にブログを更新。
今年1月4日に撮影された麻央さんの“最後”のインタビューを目にし、
「こんなにも頑張って話してくれたんだね、ありがとう」
「本当にまおとは以心伝心できてたんです、まおと共に生きたかった…まお…」と妻への思いをつづった。

出典:サンケイスポーツ

また、周りからの疎外感を感じたり
「頑張ろうー、でも頑張れない!」という心の葛藤が出たり
うつのような症状が出たりもします。

なので、このようなスピリチュアルベイン(魂の痛み)を知っておくと
「今のような状態でもいいんだ、当然なんだ…」と理解できるので
知らない人と比べ、心もかなり楽になれるといわれています。
 

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■悲しみは人を成長させる

では、このような悲嘆の苦しみから回復させるためには
どうすればいいのでしょう。

宮林さんは、前進するためにできることから始めてみるようにと
以下のようなことを勧められています。

1、思いっきり泣く

無理に明るく装ったり、忘れようとしなくてもいいんです。
悲しかったら、思いっきり泣くのです。

涙を流すことは心の整理になり
思いっきり泣いた後は、少し心が軽くなるハズです。

悲しいときは思いっきり泣くことが大切だといえるでしょう。

 

2、簡単な出来ることをする

趣味でもボランティアでもいいので、集中できる時間があると
その間だけでも忘れることができます。

故人がやり残したことを続けてやってもいいですし、
自分の趣味に没頭するのもいいと思います。

人のためになるボランティアの方が、
悲嘆から早く回復できるといわれています。

この場合、負担が少ない簡単なことを選ぶことがポイントなんだそうです!

 

3、人とつながる

人は人によって癒されるといいますから
友達やお仕事仲間、家族と一緒に故人の話を語り合ってみることもいいそうです。

伴侶の思い出話を一緒にできる人がいればいいですね。
語り合うことで悲しみが薄れていくといわれています。

以下、海老蔵さんのブログより抜粋。

私は今
こころの頼りは

こうしてブログでも
皆様も繋がっている事も
私の支えになっています。

(中略)

居ても立っても居られないとき、
私はブログが1つの支えになってます。

皆様のコメントや
こころの在りようを表す事で少しだけ
気を取り戻せるような気もするのです。

出典:市川海老蔵ブログ

海老蔵さんがブログを頻繁に更新する行いは、
一生懸命に悲しみの浄化をされているのだと思います。

書くことで人とつながり、癒しをいただき
自分の悲しい魂の浄化をされているのでしょう。

さらに、同じような体験をした人のサークルや講演会などに
参加するのも早く立ち直れる方法だといわれています。

「自分だけではないんだ」と
同じ悩みを共有することで心が癒されるのですから…。

宮林さんによると、悲嘆の回復には4年半ほどかかるといわれていますが
しかし、人は必ず前に進むことができると話されています。

この苦痛の期間とは、まさに“人生危機”の時期にあたりますが、キチンと対処がなされれば、発想や生き方までも変えうるような個人のパラダイムシフトへとつなぐエネルギーを秘めてもいる大切な時でもあるのです。

出典:http://www.grief-care.org/about/

 

海老蔵さんは麻央さんと結婚されて変わりましたね。
そして、最愛のパートナーを亡くし、「人生は愛」という言葉を教えられたと話されています。

まさに“人生危機”の時期にあたりますが、
これを機に人間として、役者としても大きく成長されることと思います。

今回は宮林さんの、“死別による悲嘆のケア”から
まとめてみました。

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まとめ

日本人に特徴的な死別の主たるものは、「思慕と空虚」「疎外感」「うつ的不調」「適応・対処の努力」などの代表的な反応がみられるそうです。今も海老蔵さんがブログをマメに更新することは必要な浄化のプロセス。静かに寄り添い見守ってあげることが大切だと思いますね。

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