百日咳(ひゃくにちぜき)とは!原因 症状 治療 予防法について



近年、予防接種の普及で百日ぜきはほとんど見られなくなりましたが、かかるとその経過は長く、子供にとっても苦痛なので、早期診断と適切な治療が必要だといわれています。

百日ぜきの原因と症状、検査、治療法について気になる新聞記事を見つけましたので紹介します。

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1ヶ月近く激しいせきが続くといわれる百日ぜきですが
近年は予防ワクチンで乳幼児の患者は減っているようです。

しかし免疫効果の弱まる10代から上の世代では増えていて
早期診断できる新しい検査法が昨年保険適用され流行の防止が期待されています。

 

■百日ぜきの原因と症状は?

百日ぜきは、「百日咳菌」と呼ばれる細菌に感染することで発症する感染症のことです。
症状は鼻水、くしゃみ、せき、微熱など
はじめは普通の風の症状で始まります。

鼻づまり、鼻水、目やにが出たりもします。

せきは夜間に多くなり、1~2週間せきが続くうちに徐々にひどくなり
「コンコンコンコン」と連続する短いせきと、
息を吸い込む時の「ヒューッ」と笛のような音が特徴
の百日ぜき特有なせきになります。

せきは食事をしたり泣いたりと、ちょっとした刺激で発作的にあらわれます。

何回も繰り返しおこるので
顔は紅潮し目は充血し、舌を突き出して苦しそうにせき込み、
しばしば吐いてしまったり1歳未満だと息が止まることもあります。

しばらくたってこのせき発作がおさまると
ふつうの状態に戻ります。

せきの発作は夜間に多いので寝不足になり、食欲も低下します。

百日ぜきは感染症の中でも伝染率は高いといわれ、
1人の患者が感染期間中に病気をうつす平均患者数を見ると百日ぜきは12~21人

インフルエンザ(1~3人)、ノロウイルス(3~4人)、風疹(6~9人)と比べても高く
麻疹と同程度のレベルといえます。

予防ワクチンは、4種混合ワクチンとして生後3ケ月から接種できます。

しかし、その免疫効果は一生続くと思われがちですが、
中学までに約半数で効果がなくなるという研究報告もあり、時間が経つと油断できません。

初めての感染なら連続する短い咳など特徴的な症状からわかりやすいですが
2回目の感染では、その特徴がなく発熱もないとされています。

このため、感染の自覚がない人が周囲にうつす恐れも出てきます。

 

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■百日ぜきの治し方は?

百日ぜきに感染した場合、マクロライド系抗生物質で治すことができます。

発症の早期に投与されれば、1週間と経たずに咳は止まりますが、
細菌を完全に除去するために2週間ほど抗生物質を服用します。

ただし乳児では手足のまひなど後遺症や死亡のおそれもあり、
米国の統計によると、生後6ケ月未満で発症すると0.6%が死亡するといわれています。

成人の場合は長引くせきで済んでも、ワクチン接種前の乳幼児がかかると
重症化の危険があるということです。

保菌者としては無意識に病原菌を拡散させないような注意が必要といえるでしょう。

 

■百日ぜきの検査法は?

感染拡大を食い止めると期待されているのが最近登場した新しい検査法。

これまでの診断は主に症状から医師の主観で判断されていました。

それに対し、新しい検査法は症状がハッキリする前に客観的データーから診断できるようになり、
正確な患者数をつかむのに役に立ち、潜在的な流行を防げるといわれています。

新しい検査法ですが、感染後に体の中で増える百日ぜき菌の遺伝子(DNA)
菌に対抗して体の中につくられる抗体の量を調べるというもの。

それぞれ発症後、増加のピークを迎える時期が違うので
検査を組み合わせて患者の状態を推測できるのだそうです。

発症初期に有効なLAMP法は、鼻の奥の粘膜に菌のDNAがあるかどうか調べる方法。

このほか、菌の増殖時期より遅れて増加する抗体量を調べる血液検査などがあります。

最近、菌自体に反応する抗体IgMとIgAを調べるキットが登場。
抗体量のピークはIgMが発症から約2週間後、IgAが約3週間後になります。

抗体を使う検査法は菌の毒素に反応するIgGを使う方法が一部で行われてきましたが、
増加ピークは発症後3~4週間なので初期診断には使えなかったそうです。

新しい検査キットの実用化に伴い、日本小児感染症学会、日本小児呼吸器学会は
百日ぜきの診断基準や検査の手順について診療指針の見直しを行っているそうです。

引用元:読売新聞 【医ナビ】 2017/7/12

まとめ

百日ぜきは「百日咳菌」という細菌に感染してなる感染症です。
症状は鼻水、くしゃみ、せき、微熱など。発症から1~2週間でせきが徐々にひどくなり、「コンコンコンコン」と連続する短いせきと、息を吸い込むときの「ヒューッ」と笛のような音が特徴。感染率は高く麻疹と同レベルだそうです。
せきの発作はちょっとした気分の変化や気道の刺激などでもおこるとされ、環境や食べ物の配慮が必要です。
うまく喀たんが出やすいように、発作が収まっている時は、水分を十分に飲ませるようにするといいそうです。
予防ワクチンは、生後3か月から接種でき、感染しても、マクロライド系抗生物質で治せます。
ただし乳児では、手足のまひなど後遺症や死亡の恐れもあるので注意が必要だといわれています。

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