アニサキス食中毒(アニサキス症)の原因 症状 治療 予防法は?



生のサンマやサバなどの青魚を食べた後に激しい腹痛が起きたら疑ってみる病気があります。
それはアニサキスによる食中毒なのですが、新鮮な魚だから大丈夫とはいえないところが不安感を増幅させてしまいます。
魚の寄生虫アニサキスとは!アニサキス症の原因や症状、治療法などを探ってみたいと思います。

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お笑い芸人の山里亮太さんや渡辺直美さんがアニサキス症にかかり、
泣くほどの痛みを味わったとされるアニサキス症。

新聞やテレビ報道などでアニサキスのことを知った方も多いと思いますが
放送されてからは、スーパーや市場での
お刺身や鮮魚の売れ行きがずいぶん悪くなったようですね。

考えてみると新鮮な魚だからこそ、元気なアニサキスがいるわけですが
泣くほどの痛みとなると思わず身構えて不安になってしまいます (゚A゚;)ゴクリ

アニサキスとは!アニサキス食中毒の原因と症状や治療法について調べてみました。

 

■アニサキスって?

アニサキスは寄生虫(線虫)の一種です。

アニサキスの幼虫は体調2~3センチ、幅は0.5~1mm弱で
白色の少し太い糸のようにしていて、目で見ても確認できるくらいの大きさです。

アニサキス幼虫はタラ、サバ、イワシ、カツオ、サケ、イカ、サンマ、アジなどの
魚介類に寄生します。

特にタラにはアニサキスが多いといわれています。

魚介類の内臓に寄生しているアニサキス幼虫は鮮度が落ちると、
内臓から筋肉に移動することが知られています。

そして幼虫が人間の体に入ると、胃などの粘膜に潜り込んでアレルギー物質を出し
強い痛みを引き起こすとされています。

 

■アニサキス食中毒(アニサキス症)の症状は?

腹痛などの症状が出るのは生魚を食べて数時間~数日後と幅広いです。

まれに腸や食道などで見つかる場合もありますが、
ほとんどは異の痛みから内視鏡で確認した後、下の画像のように胃粘膜に頭の方が潜り込んだ状態で見つかります。


出典:http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000042953.html

●急性胃アニサキス症
食後数時間後から十数時間後に、みぞおちの激しい痛み、悪心、嘔吐を生じます。
嘔吐をした時には、胃液のみの場合が多く、
下痢もないことが、一般的な食中毒と異なるのも特徴です。
 
 
●急性腸アニサキス症
アニサキスが腸にとどまり起きる症状です。
食後十数時間後から数日後に、激しい下腹部痛、腹膜炎症状を生じます。

腸閉塞や腸裂孔(腸に孔が開く)を併発して、手術が必要となることもあります。
虫垂炎、腸閉塞、腸穿孔などと症状が似ているため、診断の注意が必要です。

寄生後1週間前後で虫体が便と一緒に排出されることが多いのですが、
場合によっては慢性化し、数か月にわたって生存しつづけることもあります。

多くが急性胃アニサキス症ですが、
激しい腹痛があり、アニサキスによる食中毒が疑われる際は速やかに医療機関を受診してください。

 
厚生労働省によると、2016年に国内で報告された食中毒1139件のうち、
アニサキスが原因は124件で、ノロウイルス、カンピロバクターのに続き3番目に多かったそうです。

しかし、国立感染症研究所の推計では、さらに多く
年に7000人程度がアニサキスによる食中毒を起こしているとみられています。
 

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■アニサキス食中毒(アニサキス症)の治し方は?

内視鏡でアニサキスを直接つまみだせば痛みは数日で治まります。

取り出せない場合でも、アニサキスは数日で死に人間の体内で生き続けることはなく、
痛みは長引いても1週間程度だといわれています。

ただ、猛烈なアレルギー反応を引き起こすアナフィラキシーが出るおそれもあり
注意が必要だとされています。

アニサキスアレルギーの場合はアニサキスが死滅していても、
死骸により発症する病気です。

基本的には刺身類は冷凍品であっても避けた方がよいでしょう。

問題は焼き魚等の加熱したものですが、
これは抗原の許容量によって変わってきますので、何とも言い難いようです。

抗原もタンパク質なので、加熱によって変性するので、
加工物や十分加熱した食品については食べても発症しない可能性があります。

しかし、加熱してもダメという専門家もいたり、
症例が少なく研究が進んでいないのが現状みたい…

基本魚介類は生はもちろん、煮魚や加工品でも避けた方が安全かなって (-_-;)

それにしても、症状が出るのは生魚を食べて数時間~数日後と幅広いですよね。

もし、夜中に急激な腹痛に襲われたり、土日にあたったりしたら
病院も締まってるし… 

怖いですね ・゚・(ノД`)・゚・。

すぐに病院へ行けない場合や、内視鏡を使える医療機関が締まってたりない場合は、
とりあえず、正露丸を使ってみましょう p(´∇`)q

2011年、正露丸でアニサキス症状による強い胃痛が消えたという報告があります。
正露丸に含まれる「木(もく)クレオソート」という成分が
アニサキスの動きを鈍くすると考えられてるようです。

研究によると、大人では木クレオソートを
1日あたり2~25mg/kg服用することが望ましいとされていますが、
これは市販薬の正露丸の最大服用量(1日900mg)を満たしています。

正露丸は複数のメーカーから発売されていますが
どのメーカーにも含有量に多少の差はあっても「木クレオソート」は入っています。

そういうことで、とりあえず正露丸を飲んでみましょう。
  
  

魚を食べる機会が多い漁師の場合は発症も多いとみられ
すぐに内視鏡を使える医療体制がない離島などの医療機関では
痛みを抑えるためにステロイド薬や抗炎症薬を使う場合もあるそうです。

 

■アニサキス食中毒(アニサキス症)の予防は?

アニサキスによる食中毒の予防には、下記のことを実践してみるといいです。

1、生魚は一度冷凍したものを食べる
2、なるべく火を通す
3、魚の内臓はすぐに取り除く
4、目で確認してアニサキスがいたら除去する

酢やワサビ、しょうゆをつけてもアニサキスは死にません。

厚労省は60度で1分以上の加熱や
マイナス20度で24時間以上の冷凍を推奨しています。

国内の天然ものほど注意が必要だと指摘されていて、
ちなみに生で食べるイカを飾り切りにしたり、細く切るのは、
寄生虫を切断することで生きたまま食べないように工夫されたものです。

また、青魚以外でもアニサキスはいます。

夏から秋にかけて食べる機会が増えるサケやマスですが、
一般に販売されてる天然物のサケの半数以上にアニサキスがいたそうですよ。

尚、回転ずしのサケは輸入物が大半ですので
アニサキスによる食中毒の危険性は少ないといえます。

私もお刺身大好きなので、
できるだけ気を付けながら、あとは運を天に任して… (´∀`*)

まとめ

生魚を食べて急にお腹が痛くなったらアニサキスの食中毒も考えなくてはいけないですね。
青魚に多いとされるアニサキスですが、サケやマスにも注意が必要です。
症状が出る時間も数時間から数日と幅広いですから、食べたものの内容を詳しく報告することで
アニサキスの早期発見につながります。火を通したり、一度冷凍したものを食べたり、内臓はすぐに除去など
目でも確認しながらアニサキス食中毒を予防するようにしないといけないですね。

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