パーキンソン病の原因 症状 治療法は?



脳の異常のため、体が動かしにくくなる難病のパーキンソン病は根本的な治療法がないといわれる厄介な病気です。
有名な人ではマイケル・J・フォックスさんやモハメド・アリさんもパーキンソン病を発症したとされていますが、パーキンソン病とはどんな病気なのでしょうね。原因・症状・治療法について調べてみました。

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■パーキンソン病の原因は?

脳の奥にある「黒質(こくしつ)」と呼ばれる部分の神経細胞が減り
運動の指令を伝える化学物質「ドーパミン」が十分作られなくなることが原因とされています。

症状はゆっくり進行しますが根本的な治療法がないという厄介な病気。

まれに遺伝性の場合もありますが、なぜ細胞が減るのかもよくわかってなくて
国内の患者は約16万人と推計されています。

主に50歳以上の高齢になるほど増えてくる病気で、
特に65歳以上では100人に1人以上が罹患しています。

中には40歳以下で発症する場合もアリ「若年性パーキンソン病」と呼ばれています。

脳血管障害の後遺症や薬の副作用で起きる「パーキンソン症候群」など似たような病気も多く
脳の画像診断などでしっかりと判別する必要があるといわれています。

 

■パーキンソン病の症状は?

パーキンソン病の症状は、歩幅が狭くなったり、手足が細かく震え(振戦)たり、
筋肉のこわばり、動作が緩慢になる、転びやすくなる
などの運動症状が目立ちます。

その他、表情が乏しくなる(仮面様顔貌)、においに鈍感になるなど
人によって症状は様々です。

 

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診察すると腕や足の関節がカクカクするような
「筋固縮(きんこしゅく)」と呼ばれる症状がみられることも…

軽度だと片側の手足にしか症状は出ないようですが、
何年もかけて症状は進行し、重度だと一人で立つことが難しく自力での生活が困難になってきます。

また身体の動きだけでなく、自律神経にもダメージがでるため、
頻尿や便秘、拒食障害、立ちくらみ、うつなどの精神症状もみられるようになります。

パーキンソン病では病気の進行とともに認知症を合併することが多いのも特徴といわれ、
米国の西ロサンゼルスVAメディカルセンターの研究者が、パーキンソン病と認知症との関係を追究し研究をまとめた結果では、
パーキンソン病患者さんの約4割が認知症を合併していることが分かっています。

 

■パーキンソン病の治療法は?

治療としてはドーパミンを補充する飲み薬「L-ドーパ」が主に使われます。

運動の改善効果が高いのが特徴ですが、数年使い続けると効果の持続時間が短くなり
自分の意思と関係なく体が動く副作用が生じる恐れもあるのだとか。

他、ドーパミンと似た作用を持つ「ドーパミンアゴニスト製剤」もあり
効果は「L-ドーパ」に劣りますが、長期間使った場合の副作用が少ないのが利点だといわれています。

現在 京都大学などがIPS細胞(人工多能性幹細胞)を使った再生医療を研究していますが
現時点で根本的な治療法はまだ見つかっていません。

しかし、疑いのある人は早期に神経内科などを受診し、適切な治療を受ければ
一般的には10年以上、生活支障のない状態を保つことができるそうです。

治療薬の開発も進んでおり、転倒による骨折や他の病気に注意すれば、
パーキンソン病になっても平均寿命とほぼ変わらないだけ生きられるといわれています。

パーキンソン病は長く付き合ってゆく病気といわれ、ストレッチや筋力を保つ運動など、
筋力を落とさないために、あるいはバランス維持のためにもリハビリテーションが有用と考えられています。

声が小さくなったりかすれたりする症状が出ることもあるそうですが、
そうした人は音読やカラオケなどをすることも有効なのだそうです。

参考:読売新聞【医なび】/ ケータイ家庭の医学

まとめ

パーキンソン病は脳の神経細胞が減って、運動を調節するドーパミンが不足し、運動の指令が上手く伝わらない病気。
治療法が確立していない時代は、そのまま寝たきりになってしまうことすらあったようですが、最近では治療薬の種類も増加し、適切な治療を行えば寝たきりのような状態になることは極めてまれで、疑いのある人は早期に神経内科などを受診し、適切な治療を受ければ一般的には10年以上、生活支障のない状態を保つことができるといいます。初期症状に気づき、早期に治療を行うことは極めて重要と言えますね。

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