秋が深まってくると、
空気が澄み切って空が高くなってきますね。
いつもはスマホばかり見て歩いているのに
月に呼ばれているのか、秋になると昼も夜も
何故か空を見上げることが多くなってきました^^
いにしえの太古から人々を魅了し続けてきた
月を見ているとロマンを感じてしまいます。
目次
お月見の由来とは
お月見は、中国から伝来した行事で江戸時代に
庶民の間に定着した収穫に感謝するお祭りです。
旧暦の9月13日の月を「十三夜」といい、
この頃に旬を迎える作物の名前をとって
「栗名月」「豆名月」ともいわれています。
十五夜は芋の季節であることから
別名「芋名月」といわれています。
「十三夜」と「十五夜」のどちらか片方だけ鑑賞するのは
「片見月」といって忌む場合がありますが、
実はお月見にはもう一度「十日夜(とおかんや)」というのもあり、
十五夜 十三夜 十日夜 の3回とも晴れて月が見えると、縁起がいいとされています。
お月見は収穫に感謝するお祭りなので、
収穫した野菜や果物、お団子などをお月様にお供えし月を見て楽しみます。
旧暦8月(今の9月中下旬)の満月は
「中秋の名月」と呼ばれ、とくに美しいとされています。
2015年の十五夜(中秋の名月)はいつ?
2015年2020年の中秋の名月(十五夜)は9月27日(日)10月1日(木)です。
十三夜は10月25日(日)10月29日(金)。
十日夜は11月10日(火)11月24日(火)になります。
十五夜も十三夜も新暦では毎年ズレが生じるのですが、
十日夜については新暦の11月10日と決まっているので毎年同じ日にちとなります。
誰しも晴れてまんまるいお月様を見たいですが、
天気は気まぐれで先のことはわかりません。
特異日というものもありますし、9月は台風シーズンと重なり
特異日が一年の中で一番多い月といわれています・・・
どうぞ晴れますように。
お月見には何をすればいい?
お月見をする時は、縁側や庭、ベランダ、窓辺など、
月を眺めれる場所を決めて、そこにちゃぶ台やテーブルなどを置きます。
農作物の収穫を感謝して祈る祭りですから、
収穫に感謝して里芋やブドウなどの作物をお供えし、
お皿には月見団子を飾ります。
(月見団子の作り方を下の方に書いていますので参考にされてください)
お供えする数も、十五夜のときには15個、
十三夜のときには13個と決まっている地域もあります。
そして、秋の七草のススキや桔梗、萩などを
飾った花瓶を置いて神酒を供えます。
お月見が終わったら、お供え物を家族みんなで感謝をしワイワイいただきましょう。
<月見団子の作り方>
・白玉粉に分量の水を一度にではなく、何度かに分けてこねながら入れていく
・こね続けてひとまとまりになったら、作る数だけ分けて丸める
・沸騰したお湯に入れ、くっつかない様にかきまぜながら茹でる。
・浮いてきたら冷水に移して冷やす
・最後に水気を切って完成
まとめ
お月見は、農作物の収穫を感謝して祈る祭りで、とれた農作物をお月様にお供えして楽しむ行事です。
「十三夜」と「十五夜」のどちらか片方だけ鑑賞するのは「片見月」といって忌み、十五夜 十三夜 十日夜 の3回とも晴れて月が見えると、縁起がいいとされています。日本人はお月見が好きな国民なんですね。