八十八夜と茶摘みの時期は? 1番2番3番茶の意味と茶摘みの歌で手遊びは?


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【2019年5月10日更新】
日本人に好んで飲まれてる日本茶は、今からが一番おいしいとされる新茶が取れる時期になります。
もうそろそろ八十八夜・・・八十八夜と聞くと「茶摘み」ですよね。今日は八十八夜の意味と茶摘みの関係などを調べてみました。

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■八十八夜って?

八十八夜は土用や彼岸のように雑節のひとつ。
雑節とは二十四節気以外に、季節の変化の目安とする特定の日の総称をいいます。

立春から88日目が「八十八夜」
八十八の字を組み合わせると「米」になることから
縁起のイイ農業の吉日とされてきました。

時期としてはゴールデンウィークの「子供の日」の前後
だいたい五月二日頃でしょうか。

でも、この時期はまだ急に気温が下がって霜が降りることもあるので
油断大敵!とされ、そういう意味も込めた
「八十八夜の忘れ霜(別れ霜とも言う)」という言葉もあるくらいです。

ただ、この時期から霜もなく安定した気候となり、
暦は立夏を迎え、季節は本格的な夏に向かい始めます。

農業の大きな節目の吉日であった「八十八夜」は
夏に向かう暮らしの節目の日でもあったといえます。

 

■八十八夜と茶摘みの関係は?

「♪夏も近づく八十八夜」と茶摘みの歌にも歌われてる通り、
八十八夜と聞くと、この歌を思い浮かべます。

それくらい強烈なんですが、
八十八夜とお茶は切り離せない訳があったのです。

それは、野山の草木が一斉に活動を始めるこの時期には
茶の木にも、まだ小さいながら新芽が伸びだしています。

お茶は早い時期に摘むほど、甘いものができるため、
八十八夜のお茶はやわらかく、甘くなります。

丹念に、一芯二葉を手で摘み取り、
鍋などで炒った八十八夜のお茶を飲むと、一年間病気をしないという風習がありました。

また、八十八、という末広がりのおめでたい日に摘んだお茶は
縁起が良い
とされとくに珍重されるようです。

茶摘み最盛期である八十八夜、縁起を担ぐという意味合いと気候条件も含めて
この時期のお茶は極上で最高のお茶となります。

関西でもこの時期新茶のイベントがありますので
おでかけください^^

<大国寺と丹波茶まつり>

茶処・味間奥で開催されるイベントでは新茶を味わうことが出来ますよ♪
「茶摘み体験」や「茶摘み・手もみ体験」もできます。

2016年6月4日・5日
2019年は6月1日~2日

茶摘み体験…所要時間約30分 受付は15:30まで
茶摘み・手もみ体験…所要時間約3時間 受付は13:00まで

住所:兵庫県篠山市味間奥 茶の里会館・大国寺周辺 および丹波並木道中央公園
開催期間:6月1日~2日 AM10:00~ 見学自由・茶席・体験は有料
アクセス:JR宝塚線 篠山口駅から無料シャトルバスで10分
URL:https://tourism.sasayama.jp/
TEL:079‐552-1111(篠山市商工観光課)

 

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■1番茶2番茶3番茶って?

お茶は年に4回ほども新芽が収穫できるといい、
お茶は新芽で作りますので、それぞれの時期に製造したお茶を
早い順に、1番茶、2番茶、3番茶、4番茶と呼んでいます。

4月下旬~5月上旬に摘採される茶葉が「一番茶」
一番茶を収穫した後、5~6月に収穫する茶を「二番茶」
さらにおいて、7~8月上旬に摘採されるのが「三番茶」
9月~10月にかけて摘採されるお茶を「四番茶」

 
「一番茶」とは、その年最初に育った新芽を摘んで作られたお茶を言います。
そして「新茶」ともいいますね。

通常、一番茶は新鮮な香りが高く、さわやかな味がして、品質が良いといわれています。
理由は、前年の秋から樹体内に蓄積された栄養分を、
春先の比較的温度の低い条件でゆっくりと新芽の中に集めながら成長したものだから。

これに対し、二番茶は一番茶が摘採された後、、残された栄養分が少ない中、
しかも、5~6月なので気温も高くなって生育速度が上がり、
時間をかけずに摘採されるので、一番茶より風味が落ちると言われます。

三番茶は、一・二番茶の摘採後で樹体内の栄養分が消耗している上、
7~8月なので高温が続く中でさらに短期間で生育するので、
硬く小型芽が見られ、風味はさらに落ちます。

しかし、地域によっては三番茶は樹勢を保つために摘まれず
秋冬番茶(しゅうとうばんちゃ)」として秋口に摘まれるところもあるようです。

以前は、秋冬番茶(しゅうとうばんちゃ)といえば「味はともかく値段の安いお茶」とされてきました。
そのため、一般にはあまり出回らず、工場や病院といった大量に消費する所で飲まれていたのですが
最近は血糖値を下げる効果があるということで人気になっています。

 

■八十八夜の手遊び

茶摘み

♪ 夏も近づく八十八夜
野にも山にも若葉が茂る
「あれに見えるは茶摘みじゃないか
あかねだすきに菅の笠」

日和つづきの今日このごろを
心のどかに摘みつつ歌ふ
「摘めよ摘め摘め摘まねばならぬ
摘まにゃ日本の茶にならぬ」

 
「茶摘み」の音楽に合わせて、向かい合った二人で
手をたたいて遊べます。

昔からあった手遊びなんですが、懐かしくなって動画をアップしてしまいました。
お子様やお友達と一緒に遊んでみてください。
脳の老化防止にもなりますよ (´∀`)

当記事は【2019年5月10日更新】しています。

まとめ

八十八夜とか、忘れ霜、別れ霜とか、本当に日本の季語?は美しい♡
「茶摘み」の歌も、とても懐かしいです。子供の頃、近所の女の子同士で日が暮れる迄遊んでました。
いつの間にか覚えてたんですが、誰から教えてもらったのかが思い出せません^^;
茶摘みの歌を歌い手遊びをしながら遊んでみてください。疲れたら、甘いお茶菓子に日本茶で一休み♪

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