七夕飾り短冊の意味と願い事の書き方は?お供え物はどうする?


f43ee2bb86a06e395368845c885edc53_s七夕には笹竹に短冊を飾ってさげますね。ところで短冊の色がどうして五色なのか知ってますか?毎年恒例になっている七夕ですが意外と意味などは知らずに行っている人が多いと思います。
短冊に書く願い事の意味や書き方、七夕にはお供え物を用意することなど色々まとめてみました。

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■五色の短冊の意味は何?

短冊には、願いごとや「天の川」など七夕にちなんだことばや絵を書いてさげますが、
五色(ごしき)というのは、中国の陰陽五行説にちなんだ「青、赤、黄、白、黒」の五色のことです。

陰陽五行説とは、古代中国の
「木、火、土、金、水」の五つの要素が、この世のものすべての根源である。という説で、

木=青・火=赤・土=黄・金=白・水=黒」を表しています。

※青は緑でも代用できます。

 

■短冊に書く願い事は何でもいい?

七夕では笹竹に短冊をつるして願い事をします。

この風習は江戸時代から手習いごとをする人や、寺子屋で学ぶ子供たちが増えたことから、
星に向かって上達を願うようになったとされ、
朝早くから里芋の葉にたまった露を集めて墨をすって、短冊を書いたとも伝えられています。

サトイモの葉は神から授かった天の水を受ける傘の役目をしていたと考えられているため、
その水で墨をすると文字も上達するといわれていたからだそうです。

また、織姫が機織りに長けていたことから、
機織りや裁縫、手芸、琴などの上達を祈願する行事として広まっていったといわれています。

そういった意味からも短冊には「○○が欲しい」といった物質的な願い事でなく、
文字や学問、芸事、習い事の上達を願って書いた方が本来の意味に近いものとされています。

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■七夕にお供え物をするのは何故?

七夕には笹飾りを飾り、夏野菜と水盤を置き、祖先や神様にお供え物を用意します。

その訳として、七夕は、昔は、水の祭でもあり、
水神への供物として、しばしば野菜が使われていたといわれています。

七夕が何故水祭りだったかというと、
昔はお盆は7月15日だったから。

七夕の由来と伝説!笹の仕入れ先/笹飾りの処分/硯洗いについて

七夕は、お盆を迎える準備として7月7日に行われ、
ご先祖様を迎えるのに水で心身や周囲を「清め」きれいにして、
ご先祖様に失礼がないようにする意味があったとされています。

日本各地に残る七夕の風習では、水にまつわることが多く、

七夕に水浴をしたり、川で泳いだり
七夕に女性が日本髪をといて、井戸水で洗う習慣もあったそうです。

七夕は、日本古来からあった豊作(ほうさく)を祈る農耕行事に、
乞巧奠(きこうでん)という儀式と、さらには水神を祖先霊と結びつけ

仏教のお盆などが混ざりあってできた行事ということになります。

七夕の時期は夏野菜の収穫時期でもあり、うりやナス、キューりなどの夏野菜を用意し、
地域によってはご先祖様がきゅうりやナスの馬に乗って家に帰ってくるといわれ
割り箸を4本刺して馬や牛を作りお供えするところもあるようです。。

なるほど、
調べれば調べるほど奥が深いです。

まとめ

七夕行事は複数の祭が混ざり合って今の形になっているため、日本国内に限定しても、地域ごとに方法が違ってくる場合があるようです。いずれにしても、昔から伝わる行事は日本の風土に強く根付いているのがよくわかります。
子供たちと笹飾りや短冊を作る時、ふとこのことを考えて作るとまた違った七夕になりそうですね^^

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