尿の仕組みと夜間頻尿 排尿障害が起きる要因は?


6ff464d37f2bcd13d3956b6a7e9e5bb8_s普段から私たちは「排尿」についてあまり深く考えもせず
自然の行いとして営んでいます。
今回は「尿がたまる」と「尿が出る」という排尿の仕組みと
夜間頻尿や排尿障害などの要因について調べてみました。

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■尿のメカニズムは?

血液によって集められた老廃物が
腎臓でろ過されたものが尿です。

不要なものを体外に出すという以外に、
血圧や必要成分の量を調節するという働きもしています。

尿のメカニズムは

尿が十分にたまる(畜尿) → 尿がスムーズに出る(排尿)
という二つの要素から成り立っています。

 

■正常な排尿って?

腎臓で尿が作られると膀胱に集められます。

尿の量がだいたい200~500ccになるまでは、
膀胱に入れてためておいてくれます。

約ペットボトル1本分です。

そして尿をためているとき、
膀胱の筋肉は緩んでゆったりと広がっており、
反対に尿道はギュッと閉じられています。

尿道を閉じる役目を果たすのが、
骨盤底筋群と呼ばれる筋肉です。

※加齢や出産で骨盤底筋群の筋力が低下すると、
排尿を我慢していても排尿を抑えられなくなり
頻尿や失禁を起こしやすくなるといわれています。

やがて、膀胱いっぱいに尿がたまると、この情報が脳に伝えられ、
脳からは「おしっこをしよう」という信号が出されます。

これが尿意です。

今度は膀胱が縮んで尿道が緩み、
たまった尿が排出されます。

膀胱の中身がからっぽになると、
再び膀胱が緩んで尿道が締まり、
尿をため始めます。

この繰り返しが「正常な排尿」です。

 

■正常でない排尿って?

急に尿意を感じたり、人より回数が多かったり、
夜中に何回もトイレに起きてしまったり、
排尿が間に合わない。

また、

尿がチョロチョロで勢いがない、
排尿に時間がかかる、
残尿感がありスッキリしないという…

言わば「正常でない排尿」の要因とは以下のようなことが考えられます。

 

1、尿が十分にたまらないうちに尿意がある

尿のたまり具合は、膀胱のやわらかさと、
尿意を感じる神経に影響されます。

膀胱は筋肉の袋ですので、軟らかいと、
尿が十分(おおむね150ccくらい)たまるまで、
中の圧力は高くならず、尿意は感じません。

反対に膀胱が硬くなってくると、
ちょっと尿がたまっただけで圧力が高くなり、尿意を感じてしまうのです。

そして、この膀胱の硬さは、
膀胱の血液の流れと関係があることがわかっており、
膀胱も、動脈硬化によって血液の流れが悪くなると、尿が近くなるといわれています。

また糖尿病でも、血液の流れと、神経の伝導が悪くなり
神経が過敏になって尿意を感じやすくなります。

 

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2、ストレスや恐怖心、緊張すると尿意を感じる

仕事の会議の前に緊張感でトイレが近くなるのも頻尿です。
また、これらの心理的要因のことを神経性頻尿と呼んでいます。

人間は強いストレスを感じると、
交感神経という自律神経が働きます。

この交感神経は、尿意を感じさせると同時に、
膀胱の尿の出口と尿管を締めてしまい
排尿には大変マイナスに作用する神経です。

交感神経は、寒いところにいることでも活性化します。
気温の変化にも敏感に反応します。

秋が深まり、肌寒くなった夜にトイレに行く回数が増えたとしたら、
それは交感神経のせいかもしれません。

夜間頻尿の方は、布団を厚くして、
部屋の温度を保っておくことでも治療効果があるといわれています。

 

3、尿の出が悪い、残尿感がある

尿に勢いがなかったり、残尿感のきっかけには、
膀胱炎・前立腺炎・前立腺肥大症などの病気があります。

また、尿の出が悪いというのは、主に男性の方に多い症状で、
ここでも交感神経が係っています。

男性で「尿が出にくい」「時間がかかる」「尿の間隔が近い(頻尿)」という方には、
交感神経の尿の出口を締める働きをストップする、
「α1阻害薬」というお薬が処方されるようです。

逆に、尿の出口を緩める作用があるのが
一酸化窒素(NO)という物質です。

一酸化窒素(NO)は、血管や神経でアルギニンという
アミノ酸から作られるガス(気体)で、
全身の平滑筋を緩める重要な作用があります。

体内の一酸化窒素(NO)が減ってしまうと、
「緩み」のない体となってしまいます。

実は、生活習慣病と呼ばれる高血圧、糖尿病、動脈硬化症、
さらにはうつ病、そして排尿障害では、
すべてこの一酸化窒素(NO)が減ることが分かっています。

一酸化窒素(NO)が減る原因は、大きく二つあり、
活性酸素による「酸化」と、「糖化」です。

いわゆる“老化”です。

活性酸素は、カロリー過多の食事、喫煙、紫外線、放射線により増えます。
糖化は、高血糖、高果糖、揚げ物など「茶色い」食べ物の過剰で起きてきます。

人間の老化の原因!?細胞を劣化に導く糖化とは!!

そして、交感神経を抑えて一酸化窒素(NO)を増やすのに有効なのが運動です。

最近の報告では、15分の早歩き程度、
つまり汗ばみ心拍が上がる程度の運動でも、効果があると言われています。

ストレッチや、ゆっくり入浴することも交感神経を抑えてくれます。

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まとめ

尿のメカニズムはいかがでしたか?
頻尿や排尿障害の原因には、ストレスや緊張など心理的要因と、
膀胱や尿道などの下部尿路器に病気や異常がある場合が考えられます。
また、交感神経を抑えて一酸化窒素(NO)を増やしてあげると排尿障害が改善されるとされています。
酸化と糖化の食事に気を付け、ストレッチや運動をするといいでしょう。

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