幻視や体の硬直 抑うつはレビー小体型認知症かも知れません


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認知症の大半を占める認知症のひとつに
「レビー小体型認知症」があります!
物忘れなど一般的な症状の他、
存在しないものが見える「幻視」の症状が出るのが特徴といわれています。

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この病気はあまり知られてなく、他の認知症と間違えられるため、
適切な治療が行われないこともあるんだそうです。

先日「レビー小体型認知症」が掲載されていた記事を見つけましたのでご紹介します。

 

■起きる原因は?

レビー小体型認知症という病気では、大脳の表面を覆う薄い膜(大脳皮質)の広範囲に
異常なたんぱく質でできた「レビー小体」と呼ばれる物質が溜まります。

この物質が脳にダメージを与え、病気を引き起こしていると考えられています。
なぜ貯まるのか詳しいことはよくわかっていません。

一方、レビー小体が大脳と脊髄の間にある「脳幹」に溜まると
体が硬直したり、手足が震えたりする「パーキンソン病」になることが知られています。

 

■症状は?

他の認知症にも見られる物忘れや理解力の低下などに加え
他ではあまり見られない特徴があります。

1、幻視、錯視

実際には見えないものが本人にはありありと見える症状です。

「部屋で知らない子供が遊んでる」
「男が窓から入ってきた」

というように人物に関する訴えが多いですが

「ネズミがいる」
「ごはんの上に虫がいる」

ということもあります。

壁のシミが人の顔に見えたり、人形を女の子と見間違ったり、
丸めてある洋服を動物と見間違えるなど物を見間違える錯視も多いです。

それに伴って、妄想(もうそう)や異常な行動があらわれることもあります。

2、認知機能の時間的変動

日や時間帯によって、頭がはっきりしている状態と
ボーッとしている状態が入れ替わり起こるのも特徴です。

午前中はキチンと会話できていたのに、
夕方には話がかみ合わなくなるということが起こります。

3、手足の硬直

手足や筋肉のこわばり、動きの鈍さ、動作が遅い、小刻みに歩く、無表情など、
パーキンソン病と同じ症状や、就寝中に大きな声を上げたり、行動したりといった「睡眠障害」も出て
レム睡眠中に起こしやすいことから、レム睡眠行動障害ともいいます。

気分が沈み悲しくなりふさぎ込むなどの「抑うつ症状」も
レビー小体型認知症の人の約5割にみられるともいわれます。
 

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■治療方法は?

投薬が中心です。認知症で最も多い「アルツハイマー病」の薬のアリセプトが
最近レビー小体型認知症でも症状改善の効果が認められています。

パーキンソン病に似た症状の方には、
パーキンソン病の薬を使うこともあります。

また、漢方薬の「抑肝散(よくかんさん)」というのも効果があるとされています。

一方、アリセプトの副作用で
症状が悪化するという悲劇が全国の介護現場で起こっているとも聞きます。

最近まで「痴呆症」と呼ばれていたことから分かる通り、
認知症は病気ではなく老化とされていたので、
治療の歴史が浅く、学問的基盤が脆弱であることがその一因のようです。

正しく認知症の類型の診断ができる医師を受診し、
適する薬剤を処方していただくことが大切だと思います。

 

■対処法は?

レビー小体型認知症は、他の認知症と同じく
早寝早起きや適度な運動などで規則正しい生活習慣を
心がけるようにします。

主な症状の認知機能の変動や睡眠障害などは
生活習慣を整えることで改善する可能性があるといわれています。

デイサービスやデイケアを利用するのも
規則正しい生活につながりますね。

また、体の硬直で、歩行が難しくなり、転びやすくなりますので
玄関マットや電気コードなど、つまずきやすいものは片づけて置くようにします。

立ち上がった際にふらつきや、めまいを起こして倒れたり、気を失ったりすることがありますので
イスからの立ち上がりや階段では手すりを使うようにするといいということです。

参考資料:読売新聞【医なび】 2016年8月31日 夕刊 「レビー小体型認知症」

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まとめ

レビー小体型認知症は、あまり知られてなく、他の認知症と間違えられるため、適切な治療が行われないことがあるようですね。始めはパーキンソン病と言われて、後でレビー小体型認知症とわかったという例や、
アルツハイマー型認知症からパーキンソン症状が出て、レビー小体型認知症と診断されるケース。
また、高齢者の場合にはうつ病から徐々にレビー小体型認知症の症状が現れることもあるようで、なかなか正体がつかめない難しい病気のようです。まずは正しく判断できる医師にかかることが重要になってきますね。

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