関節リウマチの原因 症状 治療 予防法について調べてみた!



関節リウマチは関節がこわばり腫れなどの炎症が起きる病気です。
進行すると関節が変形して動かなくなり歩行も困難になるなど、生活の質も低下するといわれています。
関節リウマチの原因や症状、治療と予防法について調べてみました。

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■関節リウマチは何故起きる?

関節は「滑膜」という膜に包まれています。
骨どうしのつなぎ目の部分はクッションの役割をする軟骨で覆われています。

滑膜にある免疫細胞が炎症の原因となる物質を出し、
滑膜が炎症を起こして厚くなって軟骨や骨が壊れるのが関節リウマチです。

ウイルス感染などがきっかけになるとも疑われていますが
何故こうしたことが起きるのかは不明だそうです。

患者の調査からは、女性の発症は男性の4倍、
遺伝的要因や環境要因によるものといわれています。

親や兄弟に関節リウマチの人がいると発症する可能性が高まったり、
「出産後の女性がなりやすい」という見方もあり、
出産を通して免疫の状態が変化することで免疫に異常が起きるのではないかとも考えられています。

橋本病などほかの自己免疫疾患があったり、
ストレスや喫煙習慣・歯周病菌をもっていたりすることもリスクとなります。

これら色々な素因が複数組み合わさると病気になると考えられています。

 

■関節リウマチの症状は?

初期は朝方に関節がこわばり、動かしにくくなります。
進行すると腫れや痛みが出てきて
最終的には関節が変形して固まり、曲げ伸ばしが難しくなります。

治療すれば変形は防げますが放置すると患者の半数は
4年で関節が変形するまでになるといわれています。

手足の指や膝などに発症することが多く、
指では第2、第3関節に頻発します。

左右対象に発症部位が広がっていくのも特徴です。

微熱、貧血、疲労、倦怠感、筋肉痛などの全身症状が出ることもあります。

国内の患者数は70万~100万人と推定されています。
女性の方が男性より4倍ほど多く30~50歳代で発症し、
発症のピークは40代。

子育て真っ最中、働き盛りの女性にとって生活が大きく制限されてしまいます。

関節リウマチと症状が似ている「変形性関節症」が60~80代に起きやすい病気に対して
関節リウマチは、高齢者に限らず、若いうちから発症することが多い病気とされています。

 

■関節リウマチの治し方は?

現在、関節リウマチ治療の中心は薬物療法です。
まずは免疫を抑える「メトトレキサート」などの抗リウマチ薬を使います。

ただし、患者がどのような合併症を引き起こすかによって薬を使い分けます。
症状に合わせて炎症を抑えるステロイド剤や痛み止めなども使います、
いずれも飲み薬です。

抗リウマチ薬は、早いほど効果があるとされていて
「朝に手の指がこわばる」などの初期症状に気付いてから、
できれば3カ月以内、遅くとも1年以内に投与を始めるのが理想とされています。

1~3か月ほどの服薬で効果がなかった場合は
2000年代になって登場した「生物学的製剤」を使います。

 

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炎症を引き起こす物質の働きを防げるもので
高い確率で病気の進行を抑えられます。

投与し始めて1~2週間で炎症が改善し、
痛みや関節の腫れが治まるケースもあります。

症状が改善され、薬の投与を中止してもよい状態(寛解)に至ることもあるなど、
「不治の病」とは言わせない大きな効果で注目されています。

この薬は、関節リウマチの炎症を引き起こす特定のたんぱく(炎症性サイトカイン)や、
そのたんぱくと結びつく特定の受容体に対してピンポイントで直接作用し、
炎症を抑える効果を発揮します。

化学的な合成によって作られたものではなく、生物の体内で作られた物質によるものです。
主にマウスや人のたんぱく質で作られています。

炎症の大本の原因を抑え込むので効果は大きく出ますが、
時に副作用も出る傾向にあります。

動物性たんぱく質を使うため、
それに対する強いアレルギー反応が心配されます。

また、炎症を抑え込むことで感染症を防いでいる本来の免疫の働きも低下してしまいます。
そのため治療中は、常に感染症に気をつけて生活していかなくてはなりません。

このように、生物学的製剤は、免疫力の低下を見込んで、
合併症の危険性をみながら使用することになります。

そして、毎月の薬代はメトトレキサートは数千円ほどですが、
生物学的製剤は5万円以上かかることも経済的には大きなネックとなります。

生物学的製剤を使うと症状がかなり軽快するため
薬の服用をやめてしまう人もいますが、

薬をやめると5~7割の人が再発します。
(再び薬を始めれば症状を抑えることはできる)

そして関節の破壊が進んでいる人は
薬での治療では改善が見込めないため手術します。

壊れた軟骨や骨を削り、金属やポリエチレンなどでできた人工関節に置き換えます。

肩、ひじ、膝などの比較的大きな関節が対象となります。

 

■関節リウマチの予防は?

身近なところでは禁煙です。
禁煙週間は、歯周病菌を増やすからです。

服薬中の喫煙が薬の治療の効果を下げるという報告もあり、
予防だけでなく治療にも大切になってきます。

口の中を清潔に保ち、腸内環境を整えることも効果的です。

ウイルスの感染を防ぐために、十分な睡眠と休養、
栄養バランスのとれた食事も大事です。

高カルシウム、ビタミンD、高カリウム、脂質を取ることを心がけてください。

関節リウマチになったら、適切な治療を受けながら、
肥満を防いで暴飲暴食をしないなど、健康的生活を送ることも大事です。
ストレスをためずに、ゆったりと過ごすことが大切だといわれています。

そして何より、初期症状に気付いたら、怖がらず、早めに病院に行くことです。
今は、効果の高い薬もあるので、早く行けば、症状が軽くて済むことがあります。
もし発症したら関節に過度な負担をかけないように心がけることが大事だといわれています。

参考元:読売新聞【医なび】



まとめ

関節リウマチは、免疫機能に異常が生じ、関節が炎症を起こして骨や軟骨が壊れていく病気です。
発症から1~2年が最も進行速度が速いことが分かっています。
変形した関節をもとに戻すことは非常に困難で、
初期の治療でどれだけ進行を抑えられるかがカギになります。
朝の関節の痛みや動かしにくいなどの症状に気付いたら早めに受診・治療をおすすめします。

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