乳児にハチミツが危険な理由は?何歳からだとOK?妊婦は大丈夫?



東京都足立区でジュースにハチミツを混ぜ離乳食として食べた生後5か月の男の赤ちゃんが、ハチミツが原因とみられる食中毒で死亡したというとても悲しいニュースがありました。
育児書でも1歳未満の子供にハチミツを与えてはいけないとあります。では何故1歳未満の赤ちゃんにハチミツを与えてはいけないのかを解説します。

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東京都の発表によると、男の子は今年1月から、
ジュースに市販のはちみつを混ぜたものを1日平均2回ほど与えられており、
2月半ばにせきなどの症状が出て、3月末に死亡に至りました。

便や自宅のハチミツからボツリヌス菌が検出されたそうです。

「乳児にはちみつを与えてはいけない」というのが常識だと思ってた人には
とても考えられないことだったでしょう。

でも、

このニュースを一緒に観ていた主人も
「ハチミツって健康に良いて思ってたのに、乳児にはダメなのか?」ってビックリしていました。

卵や牛乳は知ってる人が多いようですが
ハチミツという自然のものは体に優しいというイメージが強い分、
体に良いものは乳児にも良いだろうと考える人がいてもちっともおかしくないと言えます。

現にたまごボーロやカステラにも含まれていますよね。
離乳食でなく、おやつとして与える可能性は十分にあるのではないかと…(゚A゚;)

母子手帳には記載されてるようですが、
それでも、シッカリ教えこむ教育はされてないようですね。

 

■乳児にハチミツが危険な理由は?

蜂蜜の中には、ボツリヌス菌
正確にはボツリヌス菌の芽胞が入っている場合があるからです。

●ボツリヌス菌
ボツリヌス菌は土壌や海、湖、川などの泥砂中に分布している嫌気性菌で、熱に強い芽胞を形成します。
ボツリヌス菌の芽胞は、低酸素状態に置かれると発芽・増殖が起こり、毒素が産生されます。
この毒素は、現在知られている自然界の毒素の中では最強の毒力があるといわれ、A~Gまでの型に分類されています。

 
芽胞というのは菌の種みたいな物で、そう簡単には死にません。

ハチミツ中で増殖して毒素を作ることはないのですが、
乳児の場合、消化能力や腸内の菌叢が弱いために摂取した芽胞が腸まで届く場合があり、
腸でボツリヌス菌が増え乳幼児ボツリヌス症になってしまうからといわれています。

大人には、全然問題のない量でも
0歳児には耐性もないために、食中毒の原因となるようです (。>ω<。)  

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■乳児ボツリヌス症の症状って?

ボツリヌス症は、食品中でボツリヌス菌が増えたときに産生された
ボツリヌス毒素を食品とともに摂取したことにより発生する「ボツリヌス食中毒」と、
乳児に発生する「乳児ボツリヌス症」等に分類されます。

ボツリヌス食中毒

ボツリヌス食中毒ではボツリヌス毒素が産生された食品を摂取後、8時間~36時間で、
吐き気、おう吐や視力障害、言語障害、えん下困難 (物を飲み込みづらくなる)などの神経症状
が現れるのが特徴で、
重症例では呼吸麻痺により死亡します。

乳児ボツリヌス症

乳児ボツリヌス症は、1歳未満の乳児にみられるボツリヌス症です。
乳児では、ボツリヌス菌の芽胞を摂取すると腸管内で菌が増殖し、
産生された毒素が吸収されてボツリヌス菌による症状を起こすことがあります。

症状は、便秘状態が数日間続き、全身の筋力が低下する脱力状態になり、
哺乳力の低下、泣き声が小さくなる等、筋肉が弛緩することによる麻痺症状
が特徴です。

1987年10月、1歳未満の乳児には蜂蜜を与えないようにと当時の厚生省が通知を出して以降、
蜂蜜を原因とする事例は減少しました。

 

■食べさせる時期はいつから?

基本は1歳からといわれています。

しかし、ここでもう一度おさらいしますが、
乳児にハチミツを与えてはいけないのは、ハチミツに含まれているボツリヌス菌を
消化・吸収するのに乳児の胃腸が耐えられなくて、乳児ボツリヌス症になってしまうからなんですよね。

たとえ1歳の誕生日を向かえ、乳児から幼児になったからといっても、ボツリヌス症にならなくなるという確信はなく、
ボツリヌス菌に耐えられるくらいの、胃腸の発達」がなければいけません。

その目安が、だいたい生後1年くらい…というわけです。

ご両親にアレルギーがなければそれほど神経質になる必要はないかと思いますが
もし親の方に食べ物のアレルギーがあるならば、その食品は3歳までは控えた方がいいといいでしょう。

 

■妊婦にハチミツは大丈夫?

妊娠している場合、母親が食べたハチミツが
胎児に影響するのではないかと心配の方もいるかと思いますが…

大丈夫です (´∀`*)

胎児の場合、自分で食べ物を消化吸収するわけではなく、
母親が消化吸収した後の栄養分を、胎盤を通してもらうだけなので、
ハチミツが直接影響を与えるわけじゃありません。

ハチミツを消化吸収するママの胃腸が消化吸収した後のハチミツが、問題になるわけじゃなくて、
ハチミツそのものを消化吸収する過程の問題なので、大丈夫ですよ^^;

そういうことで、妊娠中に母親がはちみつを食べるのは、OK♪

また、ボツリヌス菌は母乳から出ることはないそうなので、授乳中ももちろんOKです。
母親が食べても大丈夫ですが、くれぐれも子どもの口に入らないように気をつけてあげてください。

まとめ

ハチミツにはボツリヌス菌が混ざっていて、ハチミツに含まれているボツリヌス菌を消化・吸収するのに、乳児の胃腸が耐えられないために1歳未満の乳児には与えてはいけないということです。
輸入もののシロップなども同様で、甘みをつけるなら砂糖がいいでしょう。
事故につながらなように食品の素材の味で与えるといいのではと思います。
「乳児にハチミツを与えてはいけない」という常識は
誰もが知ってる常識には至っていないということを改めて考えさせられました。

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