重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の原因 症状 治療 予防法は?



冬の寒さも和らぎポカポカと春めいてくると、公園や野山に出かけたくなります。
その場合、野山にいるマダニが媒体となる感染症に気を付けなければいけません。
重症化すると死に至るともいわれる重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について調べてみました。

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重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、
マダニが媒介するウイルス性の感染症です。

そのため、山や野原、公園に入る際は、
マダニに刺されないように行動することが大切だといわれています。

春から秋にかけて野外に出かけることが多いこの時期、何に注意すればよいのだろうか。

 

■重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は何故起きる?

マダニを介してうつる重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、
SFTSウイルスを持っているマダニに噛まれ、血を吸われた時に感染して発症します。

マダニは主にイノシシやシカなどの野生動物の血を吸って生きているのだそうで
山や森の中だけでなく、市街地周辺でも野生動物が出没していれば、マダニがいると考えられます。

フタトゲチマダニ、タカサゴキララマダニといったマダニにかまれてうつると考えられており、
高齢者が多く、気候が比較的温暖な西日本に患者が多いようです。

気候が温暖だとマダニが生息しやすいからだと考えられます。

国立感染症研究所によると、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の致死率は2割を超え、
報告がある2013年以降、西日本を中心に266人が感染し57人が死亡しています。

 

■重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の特徴や症状は?

高熱や食欲不振、嘔吐、下痢、腹痛などが特徴で、
感染性胃腸炎などの消化器疾患に間違われることもあるようです。

ほか、意識障害や血が固まりにくいなどの症状もあり、
高齢者は重症化しやすく最悪の場合は7~10日で死に至る怖い病気といえます。

潜伏期間は6~14日。
この期間に体内で一気にウイルスが増え、赤血球や血小板が壊され、多臓器不全を起こします。

消化菅出血など症状が一気に悪化する恐れがあるのもこの病気の特徴だそうです。

マダニに刺されたら1~2週間は朝夕の体温を計って
体調の変化に注意し、症状が出たらすぐに医療機関を受診することが大事だといえます。

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■重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の治療は?

患者の多くはむずがゆさや違和感で刺されたことに気づくようです。

もし服などにマダニが付着していたら手で払うか、ワセリンや粘着テープを付けて30分ほど置き
マダニを窒息させてから除去します。

取れなければ無理に引き抜かず、病院で処理してもらってください。

肌に張り付いたマダニを無理に自分で取ると、一部が皮膚に残って 化膿したり、
体液が体に入ったりすることがあるため、
皮膚科など医療機関を受診して除去してもらうのが良いとされています。

そして、しばらくは体調の変化に注意してみましょう。

症状が出たらウイルスに直接作用する特効薬はなく、
対処療法が中心になります。

初期ならば補液や輸血などで全身状態の改善を図ったり、
ステロイドなど炎症を抑える薬の使用も検討されます。

重症化すると治療の選択肢が少なくなるので
早めの診断と対処が大切だということです。

 

■重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の予防は?

マダニは野山ややぶ、草むらに多いので、
草むらや野山では肌の露出を極力避けるようにし、長袖、長ズボンを着用し、首にはタオルを巻き、
手袋をし、シャツの裾はズボンの中に入れ、ズボンの裾は長靴の中に入れるとかなり予防できるようです。

さらに「ディート」「イカリジン」という成分が入った市販の防虫剤が有効だといわれています。

虫除け成分「ディート」「イカリジン」が注目されている理由

蚊が媒介する感染症は現在も大きな脅威です。今も毎年数十万人がマラリアで死亡しています。リオデジャネイロオリンピックを間近に控えているブラジルなどでは、ジカ熱による妊娠・出産への影響が問題となっています。感染症対策として、虫除け剤を使って蚊に刺されないようにすることがきわめて重要です。
厚生労働省は2016年6月15日に、従来販売されている虫除け剤よりも有効成分の「ディート」「イカリジン」を多く含む製品について迅速審査を行うことを通知しました。

濃度がそれぞれ30%、15%のものを選び服の上から拭き付けます。
下記の防虫剤は長時間効力があり、子供にも優しい防虫剤なので、常備しておくといいと思います。

吸血前の成虫は3~4ミリの大きさで入浴時にマダニが付いていないか確認します。
ただ、刺されたからと言って必ず発症するとは限りません

マダニの活動が盛んな春から秋に患者は増えますが
冬にも感染者が出ています。

また、2016年には野良猫にかまれた女性がSFTSで死亡しました。

女性はマダニにかまれておらず、猫にかまれて発症した可能性が高いとみられ
マダニ以外の動物を介した感染が確認された初の事例です。

“西日本に住む50歳代の女性が、発症しているとみられる野良猫にかまれて感染し、死亡した。”

出典:ヨミドクター

そういうことから、マダニは国内全域で1年を通して警戒した方がいいでしょう。
外を散歩するペットの犬や猫から感染するリスクや事例もあるので、
弱った野良犬や猫などにはむやみやたらと触らないような注意が必要です。

マダニは皮膚の柔らかい部分を好んで刺し
関節の内側など見えにくい部位に付くことが多いようです。

まず服に付き、刺す場所を探し回り血を始めるまでには1~2日かかるといわれ
早めに発見できれば発症を防ぐことができますね。

まとめ

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は重症の場合、死に至る病気ともいわれ、
気候が良くなりアウトドアや登山、草むらに入る際には、服装に気をつけなくればいけないですね。
症状が胃腸炎などと間違われることもあるようなので、一応、病院で受診する祭はマダニが原因ではと尋ねてみることも大事だと思います。
予防には「ディート」「イカリジン」という成分が入った市販の防虫剤が有効だということです。

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