誤嚥性肺炎の原因と症状!予防や対策はどうする?


深まる秋
食事中にむせったり、就寝中に咳込んだり痰が気になるようになったら誤嚥しているそうです。亡くなった実父もよくゴホゴホと咳をしたりむせりながらご飯を食べていました。
老人に多い症状だと思いきや40代過ぎると誰でも誤嚥をするようになるのだそうです。

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「誤嚥(ごえん)」とは、飲食物や唾液が気道や肺に入ること

若い人でも、飲食物を早食い(早飲み)すると、
むせったりした経験があると思いますが、これが誤嚥です。

私たちののどは、空気の通り道の“気道”と、
食べ物の通り道の“食道”が交差しています。

食べ物を呑み込む瞬間は“気道”の入り口が閉じて
“食道”に入るようになっているのですが、

“気道”の蓋を閉じるタイミングが遅れたり
蓋がずれたりすることで「誤嚥」になってしまう
のだそうです。

若い頃は誤嚥しても咳をすることで異物を体外に出すこと(咳反射)ができていました。

しかし、加齢によってのどが衰えてくると食べ物を呑み込む力や咳反射が低下して
さらに免疫力も落ちていると、誤嚥性肺炎の発症リスクも高くなるといわれています。

最近、むせる回数が増えているなど、以下のような症状が出て来たら
喉が衰えて呑み込む力が低下してるのかもしれません。

・食事中にむせることがある
・咳祓いが増えた
・就寝中に咳こむことがある
・痰の量が増えた
・声がかすれてきたようだ
・喉に違和感がある
・喉が詰まった感がある
・液体の方が固形より呑み込みにくいと感じることがある
・無意識に口呼吸をしていることがある

 

■誤嚥性肺炎の原因は?

喉が衰えて呑み込む力が低下するとリスクが高くなる「誤嚥性肺炎」ですが、
呑み込む力が弱くなる原因は“ラクナ梗塞”といわれ
60代以上の半分にラクナ梗塞が見つかるそうです。

症状がほとんどない場合が多いラクナ梗塞が、飲む込みにかかわる部分に発症すると
誤嚥に繋がっていくといいます。

じつわ、誤嚥性肺炎を招く多くの原因は、食べ物や飲み物でなく、唾液

約7割は唾液が原因だそうです。

唾液が就寝中に、自分では気が付かないうちに気道や肺に流れ込んでしまうのだそう…。

寝ているので咳反射もうまくできず、唾液が侵入してることさえ気が付きにくいと思われ
細菌が繁殖しやすい就寝中に誤嚥を繰り返すことで肺炎を発症してしまうといわれています。

 

■誤嚥性肺炎の症状は?

一般的に肺炎は発熱、咳、膿のような痰が症状です。

ただし、肺炎の典型的な高熱も
免疫がしっかりしている高齢者の場合は無症状のことも多いので注意が必要です。

発熱、咳、膿のような痰が肺炎の典型的な症状です。しかしこれらの症状がなく、なんとなく元気がない、食欲がない、のどがゴロゴロとなる、などの非特異的な症状のみがみられることが多いのが誤嚥性肺炎の特徴です。

出典:日本呼吸器学会

誤嚥性肺炎は一般的な肺炎と違って高熱が出ないともいわれるように、
毎日軽度の誤嚥で基礎体温が落ちている高齢者などは、37度付近の発熱を継続的に起こす為、
熱を出していないと見過ごされてしまうパターンも有るなど、発見が遅れるケースもかなりあるようです。

また、誤嚥性肺炎に限らず重症感染症では低体温となることもあるみたいなので、
疑わしい場合はすぐにかかりつけの病院へ行かれた方がいいですね。

 

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■誤嚥性肺炎の予防は?

のどが衰え呑み込む力が低下すると誤嚥性肺炎になり、
呑み込む力が弱くなる原因は“ラクナ梗塞”だとわかりました。

ということは、生活習慣を見直し、動脈硬化の予防が必要になってきますよね。

血圧や血糖値、コレステロール値を管理し、
喫煙習慣があるなら禁煙も必要になります。

食事ではビタミンB群の葉酸をとるようにするといいそうです。

ーー ビタミンB群:うなぎ、レバー、ウニ、納豆、蒸大豆など

また、誤嚥性肺炎の約7割が唾液が原因になっているとされているように、
睡眠中の唾液による誤嚥性肺炎の予防には歯磨きがとても大切になります。

加齢によって唾液の量が減り口腔内の細菌も増えやすくなります。
1日3回の歯磨きはもちろん、寝る前も歯磨きをして、口腔内を清潔に保つことが大事といえます。

さらに、異物を吐き出すために呼吸筋も鍛えるようにします。

おしゃべりやカラオケなどはもちろん、呼吸筋を鍛えるトレーニングがおススメです。

 

<呼吸筋ストレッチ>

朝起きた時に行います。

両脚を肩幅に開き、背筋を伸ばして立つ。
両手は頭の後ろで組み、横隔膜を意識しながら鼻からゆっくりと息を吸い込みます。
口から息を吐きだしながら、両腕を引き上げ全身を伸ばします。1セット:10回 1日2セットを目安に行います。

次の動画も同じ効果のあるストレッチですので参考にしてみてください。


出典:https://youtu.be/n4aH-QwifyY

 

<飲み込みトレーニング>

のどを上下に動かすトレーニングです。

顔は正面を向け、口を横に広げ「イー」と長く声を出し10秒キープ。
奥歯を食いしばるようにして、喉仏を引き上げます。口は横に広げたまま親指の腹を当てて顎を引き、
あごを押し戻すように親指に力を入れて5秒キープします。1セット:5~10回 1日1セットから始めてください。

次の動画も同じ効果のあるストレッチですので参考にしてみてください。


出典:https://youtu.be/m6_PUJW1H7U

 

誤嚥が明らかな場合や嚥下機能低下が確認されている患者では胸部エックス線写真で肺炎像を確認したり、
白血球増加や炎症反応の亢進も重要な所見になります。
寝たきりの高齢者など誤嚥性肺炎の高リスク患者で肺炎が発症した場合には、間違いなく誤嚥性肺炎が考えられるそうです。

誤嚥性肺炎は65歳から発症リスクが高まります。
65歳以上になったら肺炎球菌ワクチンの予防接種を受けましょう。

参考:日本呼吸器学会

まとめ

誤嚥性肺炎は、嚥下障害があり食べ物や唾液などを誤嚥する(食道ではなく気管の方に入る)ために起こる肺炎です。むせったり、咳祓いが増えたりと、誤嚥のサインを感じたら、口腔ケアで細菌を減らし、喉の筋肉や呑み込む力を鍛えて誤嚥性肺炎を予防することが大事です。
新聞を読みながらの食事は、食べることに集中できないため誤嚥を招きます。
むせった場合、水を飲もうとしがちですが、これも誤嚥を招きやすいのでやめた方がいいそうです。
誤嚥が心配なら、飲食物にとろみをつけてあげると、呑み込みやすくなりますよ。

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