子供から大人まで人気のさつまいものですが
関西ではサツマイモを「お芋さん」と呼びます。
旬は9月~12月で蒸しても焼いても揚げても、
お菓子につかってもおいしいですね^^。
漢方では胃腸を丈夫にして生命力を養う食べ物とされています。
今回は、さつまいもの栄養効果と美味しいさつまいもの見分け方や選び方についてご紹介します。
長崎の実家では畑でサツマイモを作ってたので、
秋になるとおやつにふかし芋がしょっちゅう出てくるんです(笑)
兄弟で「またかぁ~」なんて…ブツブツ言いながらも、
遊び疲れてお腹がすくと、一つ二つとテーブルに置かれたふかし芋が減っていきました。
やがて結婚してスーパーで売られているさつまいもの値段を見た時、
えらい高いので驚いたことがあります( ̄□ ̄;)!!
漢方では胃腸を丈夫にして生命力を養う食べ物として大事にされていたサツマイモ。
昔から体によい野菜として親しまれてきた、
さつまいもの栄養効果と美味しいさつまいもの見分け方について紹介します。
目次
■さつまいもの栄養効果は?
さつまいもの主な成分は、
炭水化物、カロテン、ビタミンC、ビタミンE、カリウム、カルシウム、マグネシウム、銅、植物繊維 など。
ほとんどの植物に存在する「でん粉」ですが、さつまいもは“かんしょでん粉”です。
さつまいもは芋類の中でも水分が少なく甘みがありますが、でん粉(アミロース)を麦芽糖に分解する糖化酵素(β-アミラーゼ)を多く含むため、蒸したり焼いたりする過程で多量の麦芽糖ができ、甘みが増えるんだそうです。
しかし、甘みがある割には、たんぱく質はジャガイモの1/3、さといもの2/3と少なく脂肪もないので、たくさん食べても太らない食べ物といわれています。
さらに、さつまいもは柑橘類並みにビタミンCが豊富で、
このビタミンCは炭水化物のでんぷんに含まれているため熱に強く、焼き芋にしてもほとんど損なわれません。
また、植物繊維の含有率も芋類の中でトップクラス!
切ったときに出てくる乳白色の汁をヤラピンといい、糖化酵素の作用阻害や徴生物の生育抑制、さらには便をゆるくする作用があることからさつまいもが便秘に効くのは植物繊維はもちろん、ヤラピンの効果もあるといえます。
植物繊維とヤラピンで便秘を改善し、大腸がんの予防効果も期待できますね٩(ˊᗜˋ*)و
そして、さつまいもの皮の部分には肉質部の5倍程度のカルシウム濃度が含まれているので、
さつまいもは皮ごと食べることによってカルシウムも接種することもできます。
果肉が紫色の紫芋には、ポリフェノール(抗酸化作用)の一種アントシアニンが含まれていたりと
植物繊維が多く便秘を予防し、ビタミンCも多く美肌効果もあるさつまいもは女性のウレシイ味方といえるでしょう。
■さつまいもの美味しい見分け方は?
八百屋やスーパーで買う場合もそうですが、さつまいもの美味しい見分け方って難しいと思うんです。
さすがに鳴門金時だと、ほぼ無条件で美味しいんでしょうけど、結構当たり外れがありますよね。
甘みが少なかったり、スジ(繊維質)が多かったり…
水分が程よくあって、甘みも申し分のないさつまいもの見分け方ってないのかな?
そこで、甘いさつまいもの見分け方をご紹介しますね。
・太くて重たいもの(品種による)
・皮にツヤがあり、色が均一のもの
・凹凸がなく肌がなめらかなもの
・切り口に蜜が出ているものは糖度が高い
反対に次のものは避けたほうがいいです。
・毛穴が深いものや、ヒゲ根がかたいものは繊維質が多いので避ける
・黒い斑点や傷の多いものは古くて苦く有害なので避ける
さつもいもといっても品種は多いです。
日本の主要品種である「紅あずま」は、特に東日本で多く出回っていて、
果肉は濃い黄色で繊維質が少なく甘みが強いので、料理だけでなくお菓子にも向いています。
旬は9月~12月ですが、貯蔵されてある程度水分が蒸発した
1月~2月のものが最も甘味が増し美味しい時期だと言われています。
以上!美味しいさつまいもが手に入ったら、
さっそく好みのレシピで秋の味覚を思い存分味わってみてくださいね٩(ˊᗜˋ*)و
まとめ
子供の頃に嫌というほど食べた「ふかし芋」ですがやはり美味しいですよね。さつまいもは、ゆっくり加熱することによってアミラーゼ(デンプン分解酵素)がデンプンをブドウ糖に変えるため甘味が増します。甘みがあるのにたんぱく質や脂肪は少ないので食べても太らないそうですよ。ビタミンも多く、皮にはカルシウムも多いのでサツマイモは皮ごといただきたいですね。甘いさつまいもの見分け方は皮の色が鮮やかでふっくらしてるものを選ぶといいそうです。おいしいサツマイモを手にしたら好みのレシピでいただいてください。