家庭菜園やイモ堀りでたくさんのサツマイモを収穫した場合、
子供たちも大好きなので上手に保存して長いことサツマイモを楽しみたいと思いますよね。
だけど初めての場合、その保存方法がわからないってことありませんか?
泥がついたまま保存するのか洗って保存するのか。
場所はどこで管理すればいいのか等、
サツマイモの保存方法や美味しく食べられる期間について解説します。
さつまいもは、食物繊維の他、ビタミンB1、C、E、カリウムなど豊富な栄養素を含んでいます。特にビタミンCは、さつまいも1本でリンゴの4倍以上もふくまれ、他の野菜に比べて熱に強いのもうれしいポイントです。
さつまいもの栄養効果がスゴイ!美味しいサツマイモの見分け方や選び方
さつまいもは比較的長期に保存できる食材といわれていますが、上手に保存しないと味や鮮度の落ちも早くなります。そういうことで、さつまいもの保存方法や保存期間を常温、冷蔵、冷凍ごとに解説します。
目次
■常温での保存方法と保存期間は?
さつまいもは、寒さに弱いので、なるべく冷蔵庫には入れないほうが理想です。
低温の状態で長く保存すると「低温障害」を起こしてしまいます。低温障害を起こすと、見た目が劣化するだけでなく、栄養価も損なわれてしまうこともあるので、保存する場合は、冷蔵庫・野菜室には入れないほうが長く保存できます。
新聞紙などに包んで、ダンボール箱や麻袋、紙袋などにいれて常温で保存します。保管場所は、風通しがよく湿気がこもりにくく、直射日光に当たらないところが適しています。
水分過多や乾燥を嫌うので、洗わないで土を落とす程度にし新聞紙などに包んで室内の冷暗所に保存します。
※冷暗所とは14度以下で直射日光が当たらず、風通しのいい場所のこと。
呼吸量も多いので、呼吸ができなくなるビニール袋での保存は腐りやすい原因になります。新聞紙で一つ一つ包んで立てて保存してください。保存は約1ヶ月はもちます。
■冷蔵での保存方法と保存期間は?
普段は常温で保存のさつまいもですが、冷蔵庫の野菜室でも保存できます。
さつまいもの最適保存温度は10~13度当たりといわれています。保存するならちょうど5~10度の室温が保たれている冷蔵庫の野菜室か、14度以下の冷暗所での常温保存が適しています。とくに夏場は外気の気温が高めなので、冷蔵庫の野菜室で保存するといいですね。
さつまいもを新聞紙で包み、乾燥しないようにポリ袋やビニール袋に入れて口を軽くしめてから立てて保存するといいです。その場合、呼吸を妨げないように閉め口は緩めに結ぶのがポイントです。
一度に使い切れなかったさつまいもは、切り口から乾燥してくるので、切り口をふさぐようにしっかりラップをして冷蔵庫の野菜室で保存します。
冷蔵庫の野菜室で保存すれば2ヶ月ほど保存できます。
■冷凍での保存方法と保存期間は?
さつまいもは、蒸したり焼き芋にして冷凍保存することも可能です。
まず、さつまいもを洗って蒸し器の中にいれて加熱します。電子レンジや茹でる方法もありますが、甘みが引き立つのはやはり蒸し器でしょう。加熱時間は250gほどのさつまいもなら25分ほどで、竹串を刺してみて中までスッと入ればいいです。
蒸したさつまいもは用途に合わせてカットしたり、崩してマッシュポテトにしたりして、熱を冷ましてから冷凍用保存袋に入れ冷凍保存します。これで1ヵ月は保存ができます。
あと、焼き芋にして冷凍保存もできます。焼き芋の作り方は下の記事を参考に。
オーブンや蒸し器がなくても大丈夫!ふかし芋と石焼き芋の作り方
焼き芋が冷めたら、ラップで包んで冷凍庫で保存します。これで1ヵ月は持ちます。
冷凍したさつまいもを解凍する場合は、前日に冷蔵庫に移して自然解凍するのが一番おいしいです。そのあと、加熱したり、半解凍のままスプーンですくって食べたりも出来、いろんな楽しみ方ができますね♪
まとめ
大量の収穫はウレシイものですが、そのままビニール袋に入れっぱなしの状態で、いつの間にか変色したりふにゃふにゃになったりした経験がありませんか?田舎では、竪穴式の小さな洞窟みたいなのがあって、そこに藁を敷いて、サトイモやさつまいもなどを保存してました。さすがに都会や街中では、そうもいかないので、新聞紙に一つずつくるんで冷暗所に置いたり、夏場は冷蔵庫の野菜室を利用します^^ その他蒸したり焼き芋にしたりして冷凍もできるので長くサツマイモを楽しむことができますね~。