お笑いタレント、前田健(44)さんが24日夜、
東京・新宿の路上で倒れて心肺停止状態で救急搬送され、
集中治療室(ICU)に入っていましたが26日未明、44歳の若さで亡くなられました。
26日事務所より死因は虚血性心不全と発表されました。
前田健さんの人生を振り返ってみたいと思います。
目次
■前田健さんの人生を振り返って
本名:前田健一
生年月日:1971(昭和46)年6月14日生まれ
星座: ふたご座
血液型:O型
身長:174cm
出身地: 東京
松浦亜弥のものまねでブレーク。2005年に「恋のブチアゲ♂天国」で歌手デビュー。
同年、ゲイであることをカミングアウトし、話題になった。近年は俳優としても活躍。
前田さんは、セクシャル・マイノリティーを題材にした自身の小説を基に
脚本を手掛けた映画『それでも花は咲いていく』で監督デビューも果たされていました。
才能ある方だったんですね。
惜しい人を亡くしました。
では、複数の関係者の話から、突然死に至った経緯を探ってみたいと思います。
前田さんは24日朝からTV番組の運動会企画の収録に参加されていました。
朝から夕方までテレビ朝日のバラエティー番組『ロンドンハーツ』の収録で、
“オネエタレント”の仲間たちと50メートル走やリレーに挑んでいました。
以前から不整脈の持病があり心臓は悪いと説明されていた前田さん。
収録中には途中、「胸が苦しい」と訴えられ、医務室で休憩する場面もあったようです。
よりによって運動会企画、50メートル走やリレーですよ、
番組の内容は定かでありませんが、運動会と聞くだけで、心臓に負担がかかる企画ではないかと…
この時点でまずどうにかならなかったのでしょうか。
芸人さんの宿命というか責任感からでしょうね。
迷惑をかけるからと、ついつい頑張ってしまったものと思われます。。
そして、4時過ぎにはどうにか収録も終え、
夜には行きつけのパスタ店で一人で食事をし、パスタとパン、コーラを注文。
自身のツイッターにもパスタの写真を投稿、
「海の幸とトマトソースパスタ」の写真を載せ、「うまし」とツイートされてます。
お店の店員は、「いつも笑顔の前田さんがその日は暗かった」と話されていますし
胸が重苦しかったり動悸や不整脈が出てたのではと思われます。
パスタ店を出て70mの地点で、午後7時15分ごろ、新宿3丁目の繁華街の交差点でおう吐し、
その場に倒れられましたが、心肺停止の状態だったらしいです。
通りがかりの人が自動体外式除細動器(AED)を使って、心臓マッサージを施しましたが
意識不明のまま救急車で運ばれ、そのまま帰らぬ人となってしまいました。
山野医療専門学校(東京都渋谷区)の中原英臣副校長は
当時「状況から推察すると、脳梗塞か心筋梗塞を患った可能性が高い」と指摘されていましたが
4月26日 事務所から正式に虚血性心不全と発表されました。
虚血性心不全といえば、ハイ・ファイ・セットのメンバー山本俊彦さんも
この病気によって67歳でお亡くなりになられています。
虚血性心不全とはいったいどんな病気なのでしょう。
調べてみることにしました。
■虚血性心不全とは
近年増加傾向にあるといわれる狭心症や心筋梗塞は、
合わせて虚血性心疾患と呼ばれます。
最大の原因が急性心筋梗塞である心不全を入れると、
心臓病の死亡原因の8割近くは虚血性心疾患だそうです。
心疾患による死亡のトップは心不全ですが、
心不全は病名ではなく、なんらかの病気の症状として心臓の機能が低下した状態をいうのだそうです。
■虚血性心不全の原因
虚血性心不全の原因は動脈硬化といわれています。
糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病は動脈硬化を進行させ
肥満が加わると心筋梗塞などの虚血性心疾患で亡くなる危険性が高く、「死の四重奏」と言われています。
さらに喫煙が加わると「死の五重奏」ともいわれるそうでタバコて怖いですね。
また、心不全の原因は心筋梗塞のほか、心臓弁膜症、心筋症などの心臓病が圧倒的に多いですが、
甲状腺機能低下症や糖尿病、肝臓病などが原因になることもあり、
どんな病気でも心不全になる可能性があるとされています。
いずれの病気も重症化すると、心臓のポンプ機能が低下する心不全や、
虚血による重症の不整脈を合併して生命への危険が高まるんだそうですよ。
■善玉・悪玉・超悪玉コレステロールとは
コレステロールは細胞膜やホルモンなど材料として生命維持に必要な物です。
血液中ではたんぱく質と結びついたリポ蛋白(LDL・HDL)として存在します。
LDLコレステロールは肝臓から全身の組織にコレステロールを運搬していて
多い状態が続くと血管壁に貯まって動脈硬化の原因となるため悪玉コレステロールと言われています。
一方、HDLコレステロールは余分なコレステロールを肝臓に戻す働きをし、
善玉コレステロールと言われます。
しかし近年LDLコレステロールが正常値であっても動脈硬化から心筋梗塞を発症するケースがあることが分かり
その原因として注目されているのがスモールデンスLDL(sdLDL)です。
sdLDLは通常のLDL粒子と比べ長時間血中に滞在し、粒子が小さいため血管壁に侵入しやすく
また酸化、変性されやすいので本来の機能を果たせなくなり、動脈硬化の直接的な原因となるため
「超悪玉」と言われています。
危険とされてるLDL値の高い人に比べsdLDL値の高い人は、
心筋梗塞の発症率が3倍にもなるといわれています。
■虚血性心不全の予防と対策
sdLDLは中性脂肪が高いなどメタボリックシンドロームで増加します。
予防には内臓脂肪を減らし中性脂肪を減らすことです。
従来のLDLが高値の場合、
まず食事、運動療法の指導が行われますが、超悪玉コレステロールが高い人は
積極的に内服治療を行う必要があるといわれています。
また、心不全は前述の通リ、
どんな病気でも心不全になる可能性があります。
いずれの病気も重症化すると、心臓のポンプ機能が低下する心不全や、
虚血による重症の不整脈を合併して生命への危険が高まります。
過度の飲酒・食事・運動・過労・ストレス・禁煙・睡眠不足などに気を付け、
病院の指示に従って健康管理していく必要があるとされています。
風邪、過労、ストレスが引き金で急性心不全となり、突然死することもある怖い症状だということですね。
参考サイト:国立循環器病研究センター
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まとめ
アイドル歌手、松浦亜弥(29)さんのものまねでブレークした前田建さん。不整脈の持病があったらしいですが
他には大きな病気はなかったとされています。一番大事な心臓ですからね、芸人の宿命といえど、体調は悪く辛かったでしょう。「海の幸とトマトソースパスタ」が最後の晩餐になってしまいました。心よりご冥福をお祈りいたします。