胡蝶蘭は開店祝いや出世祝い、長寿祝いや母の日、敬老の日などのお祝いごとによく選ばれますよね。
なぜお祝いのギフトとして数多くの花の中から胡蝶蘭が選ばれるのでしょうか。その理由とは…
みなさんは胡蝶蘭の鉢がずらっと並んでいる光景を見たことありませんか?
開店祝いや就任祝い、引越祝いなどではお店や会社の入口に
見事な胡蝶蘭が並べられているのを誰もが一度は見たことがあるとおもいます。
TVなどでも、選挙で勝った議員さんの部屋に
胡蝶蘭が続々届けられているのをニュースなどで見ますよね。
しかし、なぜお祝いのシーンで胡蝶蘭がギフトに選ばれているのかという理由は
意外と知らない方もいるのではないかと思います。
胡蝶蘭がお祝いのギフトとして選ばれる理由についてまとめてみました。
目次
1、胡蝶蘭の花言葉と花名の由来から
胡蝶蘭には白の他にピンクや黄色もありますが
全ての色に共通する胡蝶蘭の花言葉は
「幸福が飛んでくる」「純粋な愛」です。
色別にみると、
白… 「清純」
ピンク… 「あなたを愛してます」
黄色…「活発な」、「幸運を呼び寄せる」、「商売繁盛」
紫もありますが、最近流通し始めた品種なので、
花色による花言葉の違いなどは、まだ定まっていないようですね。
胡蝶蘭の花全般に用いられる花言葉、
『幸福が飛んでくる』や、『変わらぬ純粋な愛』を当てはめるのが、妥当でしょう。
そして、お祝いの席にはもちろんのこと、凛とした佇まいはお悔みの供花としても使われます。
ピンクの胡蝶蘭もお贈りいただけます。ピンクの柔らかな色合いはご遺族の心を癒してくれることでしょう
出典:https://hitohana.tokyo/note/1466
胡蝶蘭という花名の由来ですが、蝶という字のごとく、白いチョウチョが飛んでいるように見えることに由来しているといわれています。
学名の「Phalaenopsis aphrodite」は、ギリシア神話の愛と美と豊穣の女神アプロディーテ(Aphrodite)に由来する。
出典:http://hananokotoba.com/kochouran/
胡蝶蘭は1月17日の誕生花。
「幸福が飛んでくる」の花言葉と、その愛らしく気品ある花姿からフォーマルな場面に適しているので、お祝いギフトとして選ばれていると考えられます。
2、胡蝶蘭は華やかで豪華である
胡蝶蘭を眺めてみてください。
あの流れるような茎の曲線、そこに蝶が列をなして規則正しく飛んでいるような豪華な蝶の乱舞。
まさに胡蝶蘭の華やかさと豪華さはギフトにピッタリといえるでしょう。
茎の本数が多ければ多いほど、より華やかで豪華な印象を与えてくれます。
3、胡蝶蘭は長く楽しめる
胡蝶蘭は栽培が難しい分、花持ちがとても良いとされ、
生育環境にもよりますが通常1~2ヶ月程度お花を楽しむことができます。
中には一つの株で3ヶ月も咲いていたということも…
お祝いのギフトに花束や切花を贈った場合、
多くは長くても数日から数週間程度で花が萎れてしまうことを考えると
長い間、咲き続けてくれる胡蝶蘭は、贈る側も頂いた側もうれしいものです。
鉢の土や苔が乾き、湿り気がなくなってきたら水をあげ、
オフィスなど室内で管理する場合は空調の風が直接当たらない場所に
置くことが花を長持ちさせるコツなのだそうです。
4、胡蝶蘭の花は香りが少ない
胡蝶蘭は、ほとんどの品種は香りがしません。
というか、とても薄い匂いなので感じることが難しいとさえいわれています。
そのため、他の花と比べても花粉の量も少ないので、花の香りや花粉が気になり、
生花を飾りづらい病院・医院や飲食店などへのギフトとしてもよく利用されています。
しかし中には、「ビオラセア Phal.violacea (bellina)」など、
胡蝶蘭のほのかな香りがするものもあるようですね。
花の香りが好きな人、花粉が気にならない人には、贈られてもいいのではないでしょうか。
そして胡蝶蘭は、温室や自然の中で一年中生産されているというのも、
ギフトとして選ばれる理由だといえます。
いつでも贈りたい時に贈れる花として
どの花にも負けない豪華さと気品の胡蝶蘭が不動の人気を誇っているのが理解できますね。
まとめ
胡蝶蘭はその花言葉から『気品ある愛に包まれた幸せ』というイメージにピッタリの花で、開店祝いや出世祝い、長寿祝いや母の日、敬老の日などのお祝いごとによく選ばれています。
蝶が飛んでるような愛らしい花姿、匂いや花粉の量も少なく長いあいだ楽しめるので、ギフトとしてとても喜ばれ人気があるということがわかってもらえたでしょうか。