蛍は何故光る?!ゲンジボタルとヘイケボタルの違いは?


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春から初夏にかけて、ほんの一瞬、短い命の光を灯すように暗闇の中で舞うホタル。
日本の初夏の風物詩ともいえるホタル観賞(蛍狩り)。ホタルは何故光るのか?ゲンジボタルとヘイケボタルって?その違いと謎に迫ってみたいと思います。

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■蛍って?

暗闇の中にピカピカと光るホタルの群れ。
見れば見るほど味わいがあり私たちの目と心を虜にしてしまいます。

そんな幽玄な煌めを放つホタル(蛍)について
ウイキぺディアでは以下のように解説されています。

ホタル(蛍、螢)は、コウチュウ目(鞘翅目)・ホタル科 Lampyridae に分類される昆虫の総称。
発光することで知られる昆虫である。
おもに熱帯から温帯の多雨地域に分布し、世界にはおよそ2,000種が生息しているとされる。
幼虫時代を水中ですごす水生ホタルと陸上の湿地ですごす陸生ホタルがいる

 
日本で最もよく知られているの5月から6月にかけて孵化するがゲンジボタルですが、
実際には遥かに多様な種があるようですね。

国内には約40種
熱帯を主な分布域とするだけに、本土より南西諸島により多くの種があるといわれ
台湾では約58種が生息しているそうですよ。

また、日本ではホタルは夏の風物詩ととらえられていますが、
必ずしも夏だけに出現するものではなく、
朝鮮半島、中国、対馬に分布するアキマドボタルなどは秋に発光し飛び交うそうです。

また、西表島で発見されたイリオモテボタルは真冬に発光するのだとか。

成虫の体長は数mm-30mmほどで、甲虫としては小型~中型。
とても小さいです。

体型は前後に細長く、腹背に平たく、色合いは全体的に黒っぽく、前胸だけが赤いです。
その体は甲虫としては柔らかく、オスとメスを比べるとメスのほうが大きいとされています。


出典:ウィキぺディア

成虫期間は約1-2週間

幼虫はやや扁平で細長く頭部は胸部に引っ込めることができます。
胸部に短い三対の歩脚があり、腹部の後端に吸盤があって、シャクトリムシのように移動します。

 

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■ホタルは何故光る?

ホタルの成虫は、腹部の後方の一定の体節に発光器を持っています。

発光物質はルシフェリンと呼ばれ、
ルシフェラーゼという酵素とATPがはたらくことで発光するとされています。

ホタルに限らず、生物の発光は電気による光源と比較すると効率が非常に高く
熱はほとんど出さない「冷光」とよばれています。


出典:ウィキぺディア

ホタルが発光する能力を獲得したのは「敵をおどかすため」という説や
「食べるとまずいことを警告する警戒色である」という説があるようですね。

ホタル科の昆虫は毒をもっているようで、
実際よく似た姿や配色(ベーツ擬態、ミューラー擬態)をした昆虫も存在しています。

卵や幼虫の時代にはほとんどの種類が発光しますが、
成虫が発光する種は夜行性の種が大半を占めるとされています。

夜行性の種類ではおもに配偶行動の交信に発光を用いており、
このため、「交尾のために発光能力を獲得した」と言う説が有力であるといわれています。

ゲンジボタルは、卵から成虫になるまでは約1年

成虫の寿命は約1~2週間ほど…とされ、
子孫を残すために夜ごと求愛の光を灯し続けます。

桜の花と同じように、短くもはかない命を燃やしきる姿に
私たち日本人は魂を揺さぶられ魅了されるのでしょう。

 

■ゲンジボタルとヘイケボタルの違いは?

ゲンジボタルとヘイケボタルの名前の由来は諸説あるといわれてますが、
中でも、源氏と平家の戦いからという言い伝えが有名です。

平家全盛の時代に反乱を起こしたものの負けてしまった源頼政は
旧暦の5月26日に自ら命を絶ってしまいます。

やがて毎年その日になると、激戦地だった京都の宇治橋に
無数のホタルが飛び交うようになりました。

その様はまるで彼の魂がホタルとなって飛び交っているかのごとく
『蛍合戦』という言葉が生まれたといわれています。

さらに、源平合戦で勝利したのが源氏だったため、
姿も発光量も大きい方が「ゲンジボタル」で、
小さい方が「ヘイケボタル」と呼ばれるようになったと伝えられています。

そんな「ゲンジボタル」と「ヘイケボタル」ですが
生息地や光を放つリズム、その際の飛び方などにも若干の違いと特徴があります。

流れの速い水を好み曲線的に飛び交う「ゲンジボタル」。
発光の間隔は2~4秒間隔ほど。

一方、「ヘイケボタル」は水田などに多く、直線的に飛び交います
発光間隔は約1秒ほどといわれています。

ヘイケボタルは中国や韓国、東シベリアにも分布するのに対し
ゲンジボタルは日本だけにしかいない国有種とされ、

また、世界で2000種といわれるホタルの多くは陸生で、発光しないものがほとんどといわれる中、
水生で美しく発光するゲンジボタルとヘイケボタルは世界的に希少なホタルと言えます。

日本の国有種ゲンジボタルをはじめ、
大切に保護していかないといけないですね。

今年も美しく幽玄なホタルの煌めきを見に出かけてみてください。

参考:ウィキぺディア

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まとめ

ホタル鑑賞は日本の美意識にピッタリの夏の風物詩といえますね。
それにしても、蛍の命の短さに驚かされます。交尾するとオスもメスもどちらも死んでしまうというのですから
何ともやり場のない憂いに駆られてしまいます。
この自然界の営みを残酷とみるかロマンチックとみるか…
命をかけて子孫を守る行いにちょっと考えさせられました。

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