脳梗塞の予兆(TIA)を見逃すな!キーワードはFAST


fbbad086a3b0de5e32dc18882d5e2726_s
若い人にも訪れる脳梗塞(若年性脳こうそく)ですが、
必ず予兆があるといわれています。
いかにその予兆を見逃さないかが脳梗塞で倒れないことといえます。
では、その予兆と自分でできるチェック方法などまとめてみました。

スポンサードリンク

■脳梗塞の前兆(TIA)を見逃すな!

脳梗塞には前兆というものがあります。
それが一過性脳虚血発作(TIA)と呼ばれるもので、脳梗塞の前触れとして起きる発作です。

しかし、前兆があっても、少しの時間で症状が治まってしまうので
多くは見落としてしまいがちです。

その前兆に早めに気づけば予防することが出来ます。

「顔のマヒ」「片腕のマヒ」「ろれつ」「早期発見」など
前兆、予兆のキーワードは「FAST」です。
 

■脳梗塞の早期発見法はFAST

脳梗塞はいかに早期に発見し治療するかにかかっています。
早期に発見する方法にFASTがあります。

もし家族や友人に以下のような気になる症状を見つけた場合は
今すぐ病院へかかってください。

<FASTのやり方>

1、FASTのFはFACE(顔)

顔の片方が下がっているような状態があった時には脳卒中の疑いがあります。
顔の片側だけが下がると、下がった方の口から食べ物もこぼしたり、
まぶたが下がったような印象を受けます。
本人に「口角を上げてみて」と言ってお願いしても明らかに両方上がっていない場合には
医療機関の受診が先決です。

2、FASTのAはARM(腕)

脳卒中を起こしてしまうと片腕に力が入らない状態になり、
両腕を上げた状態をキープすることができません。
私たちは腕を動かす動作を無意識的に行っているつもりですが、
体の筋肉を使うためには脳からの指令がないと行えない仕組みになっています。

3、FASTのSはSPEECH(言葉)

脳の中でも左半分に障害が起きてしまった時には、話すことが容易に行えなくなります。
呂律(ろれつ)が回っていないような話し方を確認した場合には、医療機関へ足を運ぶ事が重要です。
診断や治療が遅くなるほど、後遺症は大きく残ってしまいます。

4、FASTのTはTIME(時間)

以上の3つ(FAS)を行って、どれかに該当していたら、
すぐに病院に行かないといけない時(time)です。

そして医療機関では、発作が起きた時間を伝えることが大切です。
脳梗塞の発症時間によって治療方法が大きく異なることがあるからです。
脳梗塞を発症してから4時間半以内だと血液の塊を溶かす方法で助かる確率が高くなります。

 

スポンサードリンク

 

■バレーアームサインで前兆症状をチェック

脳梗塞を調べることが出来るバレーアームサインという、簡単な方法があります。
両腕を肩の高さに上げ、手のひらを上に向けて指を伸ばし、
10秒間やっていて片腕が内側に落ちてくると要注意だそうです。

自分でも毎日の習慣にして調べることが出来ます。
それでは腕に現れるTIAの症状を簡単にチェックしてみましょう。

1.両腕を前に伸ばし方の高さまで上げてキープ
2.手のひらを上に向けた状態で目をつぶる
3.そのままの状態で、どちらかの手が自然と回ってしまう場合は異常のサイン
4.自然に手が落ちる場合も異常のサイン

異常のサインが出た場合は、
たとえ症状がすぐに収まってもすぐに病院へ向かいましょう。

 

■前ぶれのない脳梗塞

脳梗塞の前触れは一過性脳虚血発作(TIA)だと話しましたが、
しかし、一過性脳虚血発作という前兆を経験するのは脳梗塞患者の1/4と言われていて、
残る3/4は前兆がなく、突然脳梗塞を起こしたということになってるようです。

ですから、一過性脳虚血発作がなかったからといって、
自分は大丈夫というのは間違とだということがわかります。

それでも、

一過性脳虚血発作の症状がない人や、突然脳梗塞を起こす人にも、
やはり次のような何かがおかしいゾという症状が見られることがあるそうです。

•頭痛や肩こりが何の前触れもなく起こる。
•常にめまいや耳鳴りがし、手足のしびれや震えが起こる。
•歩いていると、何もないのにつまづいたり足がもつれる。
•階段や段差をまたぐとき、片側の足をいつも引っ掛ける。
•以前に比べ、指先が思うように使えなくなったり、字が下手になった。
•簡単な計算ができなくなってきた。
•時々顔や唇がしびれる。
•記憶が飛んだり、物忘れをするようになった。
•一時的に意識が遠くなることがある。
•突然ろれつが回らなくて喋ることができないことがある。
•早口で話されていると理解できない。
•水や食べ物を飲み込みづらくなったり、むせやすくなり、痰がからみやすくなった。
•視野が欠けたり、物が二重に見えたりする。
•いきなり冷や汗が出たり動悸が起こる。
•いきなり気分が落ち込んだり、うつ状態になることがある。
•声がかすれる。大声を出そうとすると息切れする。
•少しのことで泣き出したり、大声を出して笑いだす。

 

これらの症状にいくつか当てはまっている方は、注意が必要です。
脳梗塞を起こす確率が高いといえます。
一度病院へ行き、検査してもらいましょう。

もし脳梗塞の前兆だとしても、
発作を起こす前に食い止めることができるのですから。。。。

参考サイト:http://www.noukouso9.com/apop/zen.html

まとめ

脳梗塞には一過性脳虚血発作という前兆があるということです。FASTやバレーアームサインで早めに気づく事が大切です。
脳梗塞の前ぶれの段階で気づくと、大きな障害を残さず元の体に近い状態で復帰することが出来ます。
毎日、習慣的に顔の表情やしぐさ、言葉などを家族でチェックしあっていくことが大切ですね
そして大切な家族や友人・知人に気になる症状があった時には、相手に恐怖を与えないように今すぐ病院にいくことを勧めてください。

スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください