京都の夏を代表する風物詩の一つ「五山の送り火」。今年はご家族でカップルでお友達で!と計画を立ててる方も多いと思います。初めていかれる方はどこで見たらいいの?行き方は?などわからないことばかりですよね。
「五山の送り火」の良く見えるお勧めのスポットと最寄り駅や行き方などをまとめてみましたので参考にしてみてください。
五山送り火は、毎年8月16日20時から点火され
「大文字」「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」の順番で5分ごとに点火されていきます。
それぞれの点火時間は30分程度と言われているので、一番最後の鳥居形は20時20分に点火され、
そして、20時50分が終わりとなっています。
→ 京都五山の送り火とは?護摩木の受付はどこでいつから?消し炭のご利益は?
「五山の送り火」は道路も交通整理が行われスポットは大変混みあいます。
車なら駐車所も確保しないといけないので、電車やバス、タクシーを利用された方がいいと思います。
行かれる前に、どこでどの送り火を見たいのか下調べしておいた方がいいですね。
では、五山の送り火のよく見えるオススメスポットを紹介しますね((´∀`))
■「五山の送り火」の見どころスポットは?
京都五山の送り火は各山の五ケ所で行われるのですが、
良く見えるとされるお勧めの主なスポットは以下の通りです。
1、地下鉄「松ヶ崎」駅周辺で【妙法】
2、松ヶ崎浄水場付近 高野川堤防で【妙法】【大文字】
3、鴨川堤防西岸で【大文字】
4、船岡山で【大文字】【船形】【左大文字】
5、嵐山・広沢池で【鳥居形】
6、清凉寺北側で【鳥居形】
賑わいを楽しんだり、送り火をたくさんご覧になりたいのでしたら鴨川のほうをおすすめします。
大文字がキレイに見えるスポットで、最寄りは京阪電車の三条駅から出町柳駅からすぐの
出町大橋周辺にかけてになります。
または地下鉄の北山駅から松ヶ崎駅にかけてもスポットです。
「妙」と「法」の2文字見える場所もあります。
アクセスは地下鉄「松ヶ崎」駅からすぐです。
「妙」の点火を見たら早めに移動して「法」を見に行きましょう。移動は迅速にです^^;
遅いと残り火での鑑賞となってしまいます…。
また船岡山では「大文字」と「船形」と「左大文字」が見れます。
ただし1つの地点からすべての山を観覧するのは不可能なので、移動することが必要になりますが…。
見たい送り火、行きたい場所などがありましたら事前にチェックされることをおすすめします。
1、大文字(東山如意ヶ嶽 20:00点火)
出典:https://www.kyokanko.or.jp/okuribi/torii.html
山麓には銀閣寺、法然院の名刹が連なり、弘法大師(空海)が始めたなど諸説あるとされます。
出町橋から北山橋までの鴨川の堤防西岸では、大文字がよく見えます。
一部で民家が重なる以外、視界はおおむね良好です。北大路橋の東側からは、北西に船形も望めます。
<おすすめスポット>
・荒神橋
・賀茂大橋
・出町橋
・出雲路橋北側の鴨川西岸
・北大路橋西詰め
・船岡山
<アクセス>
【鴨川堤防西岸】京都市営地下鉄「北大路」駅下車、阪急河原町駅、京阪三条駅から市バス37で、「出雲路橋」など加茂街道沿いの市バス各停留所で下車。
2、妙法(妙は万灯籠山・法は大黒天山 20:05点火)
出典:https://www.kyokanko.or.jp/okuribi/torii.html
日蓮宗の僧が「南無妙法蓮華経」から「妙」の字を書き、
それを基に山に点火を始めたのが起こりとされています。
地下鉄「松ヶ崎」駅北側の宝が池公園スポーツ広場の周辺で、 正面に「妙」 、駅東側の北山通の辺りからは「法」 。
松ヶ崎浄水場付近高野川堤防の正面に「妙」 「法」、南東方向に大文字が見れます。
<おすすめスポット>
・北大路通・高野橋東側から【法】
・松ヶ崎浄水場付近、高野川堤防の正面に【妙】【法】、南東方向に【大文字】
・北山通り付近から【法】
・北山通りから【妙】
・駅北側の宝が池公園スポーツ広場の周辺で【妙】
<アクセス>
【地下鉄「松ヶ崎」駅周辺】京都市営地下鉄「松ヶ崎」駅 下車 、JR京都駅から市バス4で「松ヶ崎駅前」下車
【松ヶ崎浄水場付近高野川堤防】JR京都駅、三条京阪から京都バス17などで「高野玉岡町」下車
3、船形(西賀茂船山 20:10点火)
出典:https://www.kyokanko.or.jp/okuribi/torii.html
慈覚大師が唐留学からの帰路、暴風雨にあったが無事帰国できたため、
帰路の船を型どったと伝えられています。
<おすすめスポット>
・御薗橋
・鴨川東岸
・北大路橋東詰
・船岡山
・北山通(北山大橋から北西)
<アクセス>
【船岡山】JR京都駅から市バス206、京阪三条駅から市バス12、河原町三条から市バス205で「船岡山」下車。
4、左大文字(大北山 20:15点火)
出典:https://www.kyokanko.or.jp/okuribi/torii.html
以前はかがり火で字形を形成していたのだとか。
大の字に一画加えて「天」とした時代もあったようです。
<おすすめスポット>
・船岡山
・西大路通(西院~金閣寺)
<アクセス>
【船岡山】JR京都駅から市バス20、京阪三条駅から市バス12、河原町三条から市バス20で「船岡山」下車。
5、鳥居形(嵯峨鳥居本曼荼羅山 20:20点火)
出典:https://www.kyokanko.or.jp/okuribi/torii.html
市内で見られる場所は限定されます。火は松明で一斉に各火床に突き立てられます。
同日、広沢池では19時から灯篭流しが営まれます。
清涼寺北側は鳥居形のお膝元だけに沿道に字形がそそり立ち、臨場感は十分です。
<おすすめスポット>
・双岡
・広沢池
・清凉寺
・桂川西岸、嵐山東公園付近
・松尾橋
・嵐山、中之島公園
<アクセス>
【嵐山・広沢池】JR京都駅から市バス26で「山越」下車、徒歩7分。
【清凉寺北側】京福嵐山線で「嵐山」駅下車。JR京都駅から市バス28、 四条烏丸 (阪急烏丸駅)から市バス91で「嵯峨釈迦堂前」下車。
若いカップルだと屋台とかも気になるところですね。
調べてみると鴨川の河川敷の方には出てるようですが、あまり期待しない方がいいでしょう。
そもそも、五山の送り火は祭ではなく、お盆に迎えた精霊を送る宗教的行事です。
1ヶ所で行われるイベントでもないので屋台は期待しない方がいいです。
また、雨でも「五山送り火」はほぼ決行されます。
過去には集中豪雨の中でも行ったことがあるそうですから、
多少の雨くらいでは中止とかはないと考えられます 笑
せっかく京都へ来たのだからとどうしても沢山見たいという思いはわかりますが、
五山の送り火は文字の場所が離れているので、基本は1箇所だけの鑑賞にしておくのが、無難じゃないかなって思います。
確かにたくさん見れるスポットもありますが、1つ1つが小さくなってしまいます。
それでもいいなら別ですが、間近での鑑賞がキレイに見えるしぜひおすすめします。
なお、遠方から行かれる方は、宿の手配も必要かと思います
→ 京都の観光スポットや周辺の宿をコチラから探すことができます♪
以上、五山の送り火のおすすめスポットとアクセス情報でした♪
参考サイト:http://www.kyoto-np.co.jp/kp/koto/gozan/index.html
まとめ
京都五山の送り火は夏の終わりを感じさせる伝統行事です。五つの山が京都の夜空を照らすさまは厳かで神々しいです。
ご先祖の御霊をあの世へ送る行事ですからお祭りではありません。心静かに手を合わせお精霊さんに思いを馳せて祈りましょう。
毎年1ヶ所づつ廻ってみるのも京都観光の楽しみではないかと思います。