野菜 肉 魚 加工品など素材食品別ホームフリージング(冷凍保存)方法


14439708e51985b1dbd9c69c4f87268b_s
食品が傷みやすい季節になりました。
主婦の間では、食品は今や「フリージング」が当たり前のようになってきましたが
ちょっとした工夫や知恵で、もっと多くの食材が冷凍できます。
家庭でのホームフリージング法を探ってみました。

スポンサードリンク

肉や魚は冷凍から回答すると味が落ちることが多いですが、
その原因はというと、

食品中の水分が凍結して体積が膨張して細胞が破壊されるためなんだそうです。

市販のパックのまま冷凍すると、
パックが断熱材となり、なかなか凍らず
隙間が多いため長時間保存すると霜付きや酸化を早め
ますます、味が落ちてしまうことになります。

 

■冷凍の際は必ずパックから出す

冷凍する場合は、必ずパックから出しましょう。

出した食材は少量ずつラップでくるみます。
新鮮なうちに冷凍するのが大切で、
鮮度が落ちているものは、いくら上手に冷凍してもダメだということです。

保存の目安は、ドアの開閉の頻度にもよりますが
1ヶ月を目安に食べきるとおいしくいただけますよ♪

 

■素材別フリージング

ホームフリージングは、今やほとんどの主婦の方が実践されています。
特にカレーは鉄板。

我が家も、休みの日のお昼は
フリージングしたカレーがよく出てきます。

1、野菜の冷凍

難しい野菜の冷凍ですが、
唯一 生しいたけがあります。

ただ、洗うと風味・味わいが無くなってしまうので
石づきを取ってそのまま冷凍します。

そして、凍ったままで調理に使います。

他の野菜の大半は残念ですが冷凍は無理です(泣)

タケノコやゴボウなど線維が多い野菜は冷凍すると筋っぽさが残り、
キューリやなすび、白菜など水分が多いものは歯ごたえが無くなってしまいます。

しかし、そこにひと手間を加えることで冷凍出来ます

それではご紹介しますね。

・トマト
   生のままつぶして冷凍
・玉ねぎ
   炒めてから冷凍
・レンコン
   皮をむき、酢を少々加えた水で一度茹で、水でよく冷まして水気を切って、小分けにラップして冷凍
・ジャガイモ
   マッシュポテトにしてから冷凍
・ナス
   しんなり炒めてから冷凍
・人参
   固めにゆでてから冷凍
・オクラ
   板ずりし、ゆでてから冷凍
・カボチャ
   固めに加熱して冷凍
・里芋
   加熱して皮付きのまま冷凍
・さつまいも
   固めに加熱して冷凍
・山芋
   すりおろして冷凍
・長ネギ
   加熱なしで冷凍
・ピーマン
   さっと湯通ししてから冷凍
・ブロッコリー
   固めにゆでて冷凍
・ホウレンソウ
   8割ほどゆでて小分けにして冷凍
・キャベツ
   葉を1枚ずつはがして固めにゆでて冷凍
・大根おろし
   自然に水気を切って冷凍
・柚子
   皮をそぎ、ラップ又は小型容器に入れて冷凍
・パセリ・バジル
   キレイに洗って、キッチンペーパーで水気をふき取り乾かしてから冷凍

 
2、肉の冷凍

お肉は基本、そのまま冷凍できます。

ひき肉 → 薄切り肉 → 塊肉 と傷みやすいので
ひき肉はできるだけ早めに使うようにします。

使いやすいように1人前、(約100g)ずつ小分けにラップで包み、冷凍ジッパーに入れて保存します。

・ひき肉
   フリージングバッグに入れ平らにして、ブロック状に型を付けておくと分割しやすい
・塊肉
   空気を抜きながら1マイずつラップに包む
・薄切り肉
   小分けにラップで包み、冷凍ジッパーに入れて保存します。

 
ひき肉を多く買いすぎた場合は、
そぼろにすると、ひき肉を生のまま冷凍するより日持ちします。

ひき肉以外のお肉も下味やゆでたり炒めたりしておくと便利ですよ

スポンサードリンク

 

3、魚貝類の冷凍

魚の冷凍保存のコツは、頭や内臓など臭みや苦味が出る部分を
下処理してから冷凍する
のがおすすめです。

冷蔵や冷凍時、特に再冷凍する場合には、
魚からドリップと呼ばれる水分(うまみ)が出てきますので、ペーパータオル等で水分を取ります。

このうまみを逃がしたくない場合は、
加熱や味付けなどの処理をしてから保存するようにするといいですよ。

下処理をおろそかにすると、解凍した時に
生臭くなるので少し面倒ですが、
下処理は面倒がらずに丁寧にしましょう。

また、貝類は解凍してから加熱すると、うまく口が開かないことがありますので、
凍ったままの状態で沸騰したお湯に入れてください。

急速冷凍した食材は、凍ってからジッパー付き保存袋に入れ密封して保存します。

・魚丸ごと1匹
   1匹づつラップで包み急速冷凍。
・シャケ切り身
   1切れずつ空気を抜きながらラップに包む
・干しもの
   1枚ずつラップで空気が入らないように包み、さらにアルミホイルに包んで冷凍。
・たらこ、明太子
   一腹ごと小分けにしたものをラップに包み、保存袋やタッパに入れ冷凍。
・あさり、ハマグリ
   塩水で砂抜きした後、水気を切り、殻つきのままジッパー付の保存袋で冷凍。
・シジミ
   真水で水抜きした後、水気を切り、殻つきのままジッパー付の保存袋で冷凍
・エビ
   殻つきのまま水でよく洗って、水気をふき取り、殻付きで冷凍。
   むきエビは、ゆでて冷凍。
・イカ
   ワタを取り軟骨をはがして、墨袋やくちばし軟骨を取り除き、よく洗って水気を取ります。
   トレイにラップを敷き、くっつかないように並べてラップで包んで冷凍。
・ホタテ
   殻付ではないなら、身とヒモを切り分けて薄い塩水で洗い水気をふき取り
   ジッパー付の保存袋で冷凍。

 

果物、その他の冷凍

果物で冷凍といえば、冷凍ミカンですね。

家でも美味しい冷凍ミカンを作るポイントは、
2回凍らせること!

まず、みかんを洗って水けをふいて、ラップを敷いた冷凍庫に並べて凍らせます。
一度凍らせたミカンを冷蔵庫で冷やしておいた水に瞬間的にくぐらせ、
凍ったミカンに薄い氷の幕を作ってあげます。
それをまた、元のようにラップを敷いた冷凍庫に並べて戻して凍らせます。

一度試してみてください、美味しいですよ♪

・スイカ、ぶどう いちご
   砂糖をまぶして。室温で半解凍すればシャーベットに
・バナナ
   レモン汁をかけて冷凍。室温で半解凍すればシャーベットに
・油揚げ
   油抜きをしてラップにくるむ
・納豆
   パックをフリージングバッグに入れて。中身をラップに包んで冷凍でさらに長持ち
・てんぷら、フライ
   ラップに包んで。解凍後はうどん屋どんぶりの具に
・卵白
   密閉容器に入れて。流水にあてて半解凍すれば泡立て可能
・生卵
   生卵は割り、1コずつ小さいタッパーに入れて、冷凍保存。
・薄焼き玉ご
   1枚ずつラップに包む。室温解凍でもとの状態に
・シラス干し
   釜揚げシラスは平らにしてラップに包む。水分が少ないシラスはフリージングバッグに入れて
・わかめ
   戻したわかめは茎を取り、水切りして平たくラップに包む
・チーズ
   ラップに包む。ラップを取りそのまますりおろせば粗目の粉チーズに
・食パン
 そのまま冷凍保存。解凍せずにオーブンで焼けます。
   あらかじめピザ・トーストの味付けをしてラップでくるみ冷凍もできます

 

■工夫次第でもっとおいしく

市販の冷凍食品のように家庭でも急速冷凍ができるといいですが
何か方法はないのか調べてみました。

アルミトレイ」を活用します!

アルミは熱伝導がいいため、素材の熱を急速に奪い
冷却時間を短くしてくれます。

また、少量ずつラップにくるんで冷凍すると、
解凍する際、使いやすいうえに、
素材が空気に触れる部分が少ないので酸化が防げます。

各家庭の冷蔵庫には、今は急速冷凍機能が付いていますよね。
これらは、そのまま冷凍するよりも冷却時間が大幅に短縮できるため、
鮮度や風味の低下が抑えられます。

ホームフリージングに向いているものは、
肉や魚といった素材そのものよりも手間はかかりますが、
加熱調理したものや調味液につけるなど、食品中の水分が比較的少ない物や
スープやマッシュした野菜など、すでに組織がこわれているものが好ましいといされています。

忙しい主婦やフルタイムで勤められてる人は、まとめ買いをして
ホームフリージングを大いに活用しましょう。

今まで買いすぎて腐らせたり、捨ててた食材も
長く味わうことが出来、何より節約にもなります♪

カレーに入ってるジャガイモは、小さく切りなおすか、取り除いてから冷凍(フリージング)すると
より美味しくいただけますよ。

 

まとめ

いかがでしたか?フルで働いている忙しいママは時短になり、一人暮らしの方は、休みの日にはホームフリージングをすると食材の節約になりますね。これは、たぶん無理だろうなと思う食材でも、ひと手間加えると冷凍可能な食材がかなり多くあることが分かります。
親戚や知人から食材を頂いたり、安いからと買いすぎたりしたら冷凍保存で頑張ってみましょう。

スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください