時津風親方(元幕内時津海)が8日、都内の時津風部屋で記者会見され、元小結の十両・時天空が悪性リンパ腫と闘病中であることがわかりました。時天空さんといえば、まだ36歳の若さ。いったい悪性リンパ腫とはどんな病気なのでしょうか、調べてみました。
時津風親方さんによると、時天空さんは、昨年9月場所後に病院で検査を受けた結果、
悪性リンパ腫という病気が判明したということです。
現時点では、発見が早かったし、ステージも低かったので、経過は順調らしいですね。
治療は4月までかかる見込みで、今場所は休場すると話されていました。
若い時天空さんを襲った悪性リンパ腫とは…
目次
■悪性リンパ腫の原因
この病気の原因は、今だにハッキリわかっていませんが、
マウスのリンパ腫の多くはウイルスによることが明らかにされています。
よって、人のリンパ腫もウイルスによって起こると考えられています。
特殊なリンパ節種として注目を集めている、アフリカに発生するバーキットリンパ腫は、
現在、人の悪性腫瘍の内、ウイルスが原因と考えられていますが、
わが国で最近注目を浴びている成人T細胞リンパ腫(白血病)にも
地域集積性が認められ、その中にはウイルス粒子が発見されています。
やはり ウイルスが関係してるのでしょうかね。
最近では、EB(エプスタイン・バー)ウイルス・ヘリコバクター・ピロリなどの
ウイルスや細菌への感染が原因と言われたり、
遺伝性の病気が原因ではないかとも考えられています。
■悪性リンパ腫の症状は?
初期症状はリンパ節の腫れで、70%以上の人に現れます。
その他、発熱や局所のズキズキとした痛みを主な症状とする人もいます。
特にホジキン病では、リンパ節の腫れ以外に発熱を訴えます。
1か所のリンパ節がまず腫れ、次にそれが広がっていくことがありますが、
全身の数多くのリンパ節が同時に腫れることもあります。
病気が進むと貧血や前進倦怠が起こってきます。
■悪性リンパ腫の診断方法は?
組織診や細胞診を行い診断します。
多くは腫れたリンパ腫の一個を手術して取り、
顕微鏡で検査する組織診や
最近は、リンパ節に注射針を刺し、
穿刺液(せんしえき)をとって、検査できる細胞診で判断します。
悪性リンパ腫と診断された場合、
臨床病期は1期から4期に分けられます。
2期:病気が横隔膜の同側で2つ以上のリンパ節領域に及ぶ
3期:病気が横隔膜の両側にわたるリンパ節領域に及ぶ
4期:1つ以上のリンパ組織以外の臓器、または組織へ、びまん性に広がっている
■悪性リンパ腫の治療法は?
初診時のリンパ節の広がりによる臨床病期によって違います。
2期:放射線治療と化学療法で70%治癒
3期と4期:化学療法により治療。現在の制癌剤の進歩により、
ホジキン病では80%、
非ホジキン病でも70%の患者が5年生存される人が増えています。
治療のため、2ヶ月くらいの入院が必要になります。
この病気は最終的には、リンパ節が侵される疾患ですので
手術はできません。
ガンの一種ですから、予防法はないようですが
この病気は、放射線と化学療法が、非常に効果がありますから、
たいていの場合はリンパ節種は消えるといわれています。
悪性リンパ腫は、原因が不明確なため、生活習慣を改めたり、原因物質から遠ざかるのは難しいですが、
その分、日常の健康管理や定期的ながん検診が重要になってくるのです。
腫瘍が無くなった後も、主治医の管理のもと
2週間に1回は医師の診察を受けて再発予防のための治療を受けていく必要があります。
まとめ
悪性リンパ腫は治療で高い確率で完治する病気ですから、キチンと治療すると健康体になれると思いますね。しかし、長い治療の間は、稽古ができません。いづれは引退に追い込まれることと思います。日本国籍取得で親方資格をもつ時天空ですから、親方としてこれから頑張れるんじゃないでしょうか、頑張ってほしいですね。