松方弘樹(73)さんは2月中旬、体調の悪さを訴え検査入院されていましたが
2日に脳リンパ腫(脳悪性リンパ腫)だったと発表されました。
松方弘樹さんを襲った脳リンパ腫(脳悪性リンパ腫)とはどんな病気なのでしょう。
目次
■脳リンパ腫とは
脳リンパ腫(脳悪性リンパ腫)とは、脳のどこにでもできる腫瘍で
前頭葉や後頭葉など、できた場所によって症状が異なります。
脳腫瘍自体が少ない病気で
その中の3%が脳リンパ腫(脳悪性リンパ腫)といわれています。
なので、
脳リンパ腫は非常に患者が少ない病気のようですね。
比較的、大脳の前頭葉に病変が出来る事が多く、
前頭葉は性格を司る部位のため、
穏やかだった人が突然怒りっぽくなったりと
性格の変化が初発症状のこともあります。
その他、認知症や尿失禁、失語症など、
後頭葉では、視野障害、脳幹の場合は運動麻痺、眼球運動障害などが起こります。
また、脳悪性リンパ腫は週単位で進行が早く、
症状が出始めてからどんどん悪化していくことが多いといわれています。
■脳リンパ腫の主な症状は?
初期症状は、頭痛がする、特に朝に強い頭痛がします。
それから、吐き気 嘔吐。
松方弘樹さんは、
当初風邪のような症状からインフルエンザだと思っていたらしいです。
「2、3日前から寒気がしてさ、たぶんインフルエンザだと思うんだよ」って
千昌夫さんも松方さんから聞いたと話されていました。
寒気がして、右手右足に力が入らない、吐き気がする。
突然ふらっと来たもんで救急車を呼んだらしいです。
70代の松方さんですが、
免疫も歳をとると低くなってきます。
悪性腫瘍は発熱を伴うことが多いですから
寒気もあり、インフルエンザかも?と思われたのでしょう。
また、手足に力が入らないなどマヒが起こって来たのは
脳の中の腫瘍がある程度大きくなってきたと考えられます。
検査入院されてましたが今回脳リンパ腫とわかりました。
患者は中高年に多く、かかりやすい年代は50代~80代の男性、
特に60歳代に多く患者数も上昇の傾向にあるといわれています。
原因は今のところよくわかってないようですね。
他の脳腫瘍と比較して痙攣(けいれん)は少ない(10%程度)といわれています。
■脳リンパ腫の治療法は?
脳悪性腫瘍(脳リンパ腫)の場合、周囲組織との境目が明確でなく、
大きく切除すると脳機能に多大な影響を与えかねないため、
完全切除は難しいといわれています。
なので、基本的に脳リンパ腫は手術しないとされています。
手術というのは、全て取り切らなければ完治したとはいえません。
脳リンパ腫は、脳とか脊髄、周りの髄膜に飛び散ってる可能性が高く
場所によっては手術も非常に難しいといわれ、
そこだけとってもガンの全部を取り切れたといえないので
手術はあまり有効ではないようです。
正常な脳に影響を及ぼさないように、
まずは抗がん剤を使って治療します。
抗がん剤で治療しても残ってる可能性があるので
次に全脳に放射線をあてるという治療をします。
ガンは目に見える部分だけではないため、
それは、どこに転移しているのかわからないため、
全脳に放射線をあてて治療します!
見えてる場所だけでなく、
見えない場所にも放射線をあててたたいて行くわけです。
慎重に治療効果と体の状態をみて治療していきます。
効いてるけれども、副作用が大きく
ガンは無くなったけど、他の臓器がやられたりということもあり、
全身的な状態を考慮しながら抗がん剤治療が行われます。
そういうことで、脳リンパ腫の治療は
基本的に手術はしない。
まずは抗がん剤を使って治療し、
うまくいったら、放射線は使わない。
治療の効果と全身的な状態を考慮しながら
休み休みやっていかなければいけないということのようです。
入院先の病院にはこれまで同じ症例がいくつかあるそうで
「パターンを踏めば完治する」とも言われており
松方さん、頑張って回復されて欲しいですね。
悪性腫瘍では、最初は“風邪のような症状”というのは良く聞きます。
微熱や咳、長引く風邪の症状には気を付けましょう。
■まとめ
マヒが残ると舞台に出れないなどの後遺症が残ってしまうことも考えられます。
17年前、不倫関係が報じられた元女優の山本万里子さんは、
「入籍しなくても妻としてずっと松方を支えていくつもりです」とけなげに語られていました。
秋までの完治を目指し、治療と療養に専念するということです。
一日も早く病を乗り越え復帰して欲しいですね。