秋の七草のひとつとして知られる萩(ハギ)の花。
涼しくなりかける初秋の頃に咲き乱れ、
その愛らしい小さな花は
いっけん地味で主張しない小花ですが
だからこそ
暑さに疲れた私たちの心と体に
癒しと秋の訪れを感じさせてくれます。
秋の七草のひとつ、萩の花の咲く名所をご紹介します。
萩(ハギ)は七草のひとつで日当たりの良い山地の草原や
林の中に自生する植物です。
万葉集の和歌でも一番多く詠まれている植物で
春に伸びた新しい芽先に七月頃艶やかで控えめな小花が重なって咲きます。
米やアワ、ヒエなどの収穫時期と重なって咲くため
古来より五穀豊穣、豊作の象徴、縁起物とされていたそうです。
白や赤紫の小花に秘められた萩の花言葉は
「想い」「前向きな恋」「内気」「思案」「柔軟な心」
控えめだけど芯の強い
日本女性を連想させてくれる花言葉ですね (*´∀`)
それでは萩(ハギ)の花の名所を見てみましょう。
目次
■東光院萩の寺(とうこういんはぎのてら)
西暦735年、高層行基が開創した日本最古の民衆火葬の聖地。
多くの御霊を供養するため薬師如来を彫り供花としてハギを植えたと伝えられています。
北大路魯山人が命名した萩の庭「萩露園」も見ごたえあります。
本数:3000株
品種:ミヤギノハギ、ヤマハギ、シラハギ、ナツハギなど10種
見頃時期:9月中旬~10月初旬
開園時間:9:00~17:00
料金:大人200円(イベント時は500円)
駐車場:数台(イベント時は曽根駅付近の駐車場などをご利用)
アクセス:【電車】阪急宝塚線曽根駅から徒歩5分
【車】中国自動車道豊中ICからR176経由で約5km または下記URLより
➡ http://www.haginotera.or.jp/access.php
TEL:06-6852-3002
■梨木神社(なしのきじんじゃ)
京都御所の東に位置する神社。
9月の初秋の頃、参道には上品な白や赤紫の可憐な萩の花が楽しめます。
本数:500株
品種:ミヤギノハギ、ヤマハギ、シロバナハギなど
見頃時期:9月中旬~9月下旬
開園時間:6:00~17:00(授与所は9:00~)
料金:無料
駐車場:なし
アクセス:【電車】京都市営地下鉄烏丸線丸太町駅から徒歩約15分
【車】名神高速京都南ICからR1、R367経由で約13km または下記URLより
➡ https://nashinoki.jp/
TEL:075-211-0885
■姫路城西御屋敷跡庭園好古園(ひめじじょうにしおやしきあとていえんこうこえん)
市制100周年を記念して作られた日本庭園です。約1万坪の敷地には樹林帯や御屋敷の庭、
流れの平庭、花の庭、武者だまりなどで萩の花を愛でることが出来ます。
歴史と自然が調和した趣ある庭で四季を通じて色んな花を鑑賞できます。
本数:30株
品種:ミヤギノハギ、ヤマハギ、シロバナハギ、ヤクシマハギなど
見頃時期:9月下旬~10月上旬
開園時間:9:00~17:00(最終入園~16;30、4月27日~8月末まで1時間延長)
料金:大人300円
駐車場:約600台 有料
アクセス:【電車】JR神戸線姫路駅北口から姫路バス姫路城西方面行きで3分、「姫路城大手門前」下車 徒歩5分
【車】山陽自動車道姫路東ICからR372経由で約5km または下記URLより
➡ http://himeji-machishin.jp/ryokka/kokoen/traffic/index.html
TEL:079-289-4120
■高照寺(こうしょうじ)
高照寺は関西花の寺に数えられる名所です。西暦720年に行基菩薩が開いたとされ
空海やその弟子とも深いかかわりがある由緒ある古刹。
豊臣秀吉八木城攻めの古戦場だそうで、供養とともにハギを楽しんでみてはいかがでしょうか。
本数:300株
品種:シロバナハギ、など11種
見頃時期:9月初旬~9月下旬
開園時間:8:00~17:00
料金:大人300円
駐車場:有り
アクセス:【電車】JR山陰本線八鹿駅から全但バス鉢伏・村岡・湯村方面行き15分「高柳」下車、徒歩10分
【車】北近畿豊岡自動車道八鹿氷の山ICからR9経由約1km または下記URLより
➡ http://koosyoji.sakura.ne.jp/infometion.html
TEL:079-662-2865
以上、関西の萩の名所をご紹介しました。
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まとめ
萩はかなり昔から日本にあった植物のようですね。
万葉集の和歌で詠まれ、平安時代中期には「萩」の字がつかわれていたんだそうです。
日本画の図柄や花札にも描かれているというハギはマサに日本の花。
しなる長茎が秋風に揺れるさまは風情がありますよね。