京都にはたくさんの椿の花の名所があり、古都の風情と相まって椿がとても良く似合います。
春を告げる椿の花は梅の花と一緒に鑑賞できる時期もあり、早春の京都の花めぐりが楽しめます。
目次
舞鶴自然文化園(まいずるしぜんぶんかえん)
1500種3万本、5haのツバキ園があり、開花に合わせてツバキ展が開催されます。
赤、白、ピンクなど色とりどりの椿や珍しい金花茶やここだけの品種もあり、これだけの椿は日本一ではないでしょうか。
あじさい5万本の名所でもあります。
本数:1500種3万本
見頃時期:3月下旬~4月中旬
開園時間:9:00~16:30
料金:無料
駐車場:200台 無料
アクセス:東舞鶴駅からバス小橋行き30分「自然文化園前」下車/「舞鶴東IC」から15km20分
地図:https://goo.gl/maps/rx2ZRACVaK82
TEL:0773-68-1187(舞鶴市花と緑の公社)
平岡八幡宮(ひらおかてんまんぐう)
花の天上で有名な平岡天満宮。
樹齢200年を超える紅椿、樹齢150年の白玉椿、1本の木に4種の色の花をつける椿の木などもあり、
その他本殿前に樹齢600年以上という最大級のツブラシイの木も。
本数:200種300本
見頃時期:3月下旬~4月上旬
開園時間:自由(拝観は10:00~16:00)
料金:無料
駐車場:20台 無料
アクセス:市バス・JRバス「平岡八幡宮」下車徒歩3分
地図:https://goo.gl/maps/AMofxfwXw9m
TEL:075-871-2084(平岡八幡宮)
京都府立植物園(きょうとふりつしょくぶつえん)
季節の花々はもちろん、温室もありゆっくりと見て回れる植物園。
子供が遊べる遊具もあり、ピクニック気分でお弁当持参でいくのもいいですね。
本数:約250種600本
見頃時期:11月上旬~4月中旬
開園時間:9:00~17:000
料金:大人200円 高校生150円 小中学生80円 60歳以上無料
駐車場:有 800円
アクセス:地下鉄「北山駅」出口すぐ
地図:https://goo.gl/maps/cRGdzwLvmH82
TEL:075-701-0141(京都府立植物園)
法然院(ほうねんいん)
銀閣寺の近く、哲学の道を少し東に入ったばしょにある古刹で
風情のあるゆるやかな参道を登れば山門です。
毎年春と秋に特別公開が行われ、春の開催時には三名椿(花笠椿、貴椿、五色散り椿)が観賞でき
院内の水鉢の中には、朱や白、ピンクの椿が散らされて訪れる観光客を楽しませてくれます。
本数:三名椿(五色八重散り椿・花笠椿・貴椿〔あてつばき〕)が毎年4月1日から7日迄公開される
見頃時期:3月中旬~4月中旬
開園時間:9:30~16:00
料金:500円
駐車場:無料
アクセス:市バス「錦林車庫前」下車徒歩10分、「南田町」下車徒歩5分
地図:https://goo.gl/maps/kazsq9L6J7u
TEL:075-771-2420(法然院)
月真院(げっしんいん)
月真院の周辺は、昔は萩と椿の名所だったそうで、
織田信長の弟・有楽斎の屋敷から移植されたという有楽椿(樹齢約600年)が、山門内に現存しています。
織田信長の弟織田有楽斉がこよなく愛した椿として有名です。
本数:樹齢380年高さ8mの有楽椿
見頃時期:1月中旬~4月上旬
開園時間:500円
料金:通常非公開
駐車場:あり
アクセス:市バス「祇園」又は「清水道」から約500m 高台寺の境内の一角にある
地図:https://goo.gl/maps/LAsdB61MNNp
TEL:075-561-9966(月真院)
霊鑑寺(れいかんじ)
京都市左京区鹿ケ谷、哲学の道のすぐ近くにある「霊鑑寺」は、1654年に後水尾天皇が皇女を開基として創建された寺院。
椿寺とも呼ばれ普段は非公開のお寺ですが、例年秋の紅葉の時期と椿の花咲く春の時期に特別公開され、
格式高いお庭や数々の珍しい椿の名木を鑑賞することができます。
本数:京都市指定天然記念物「日光椿」他35種
見頃時期:4月上旬~下旬
開園時間:10:00~16:00
料金:500円
駐車場:なし、近隣の有料駐車場を利用
アクセス:市バス「錦林車庫前」下車徒歩5分、「上宮ノ前町」バス停下車、徒歩5分
地図:https://goo.gl/maps/drkzMrtwyuw
TEL:075-771-4040(霊鑑寺)
元離宮二条城(もとりきゅう にじょうじょう)
京都市中京区にある元離宮二条城は世界遺産の1つ。
広い城内には早春の椿や梅に始まり、桜、秋には紅葉が楽しめます。
二条城の椿は宝鏡寺などから譲り受けて植えられてきたそうな。
本数:90品種400本
見頃時期:3月中旬~4月中旬品種により12月から咲き始める
開園時間:8:45~16:00 火曜日休み(祝日の場合は翌日)2月~6月は無休
料金: 大人600円 中高生350円
駐車場:216台 2時間800円
アクセス:市バス「二条城前」下車
地図:https://goo.gl/maps/EdyPBsZtR6m
TEL:075-841-0096(元離宮二条城事務所)
地蔵院(じぞういん)
正しくは昆陽山地蔵院といい、浄土宗の寺です。
ここは樹齢100年の「五色八重散椿」が有名で椿寺の愛称で呼ばれています。
ひな祭りも盛大におこなわれます。
本数:五色八重散椿/樹齢100年
見頃時期:3月下旬~4月中旬
開園時間:9:00~16:0
料金:無料
駐車場:なし
アクセス:市バス「北野白梅町」下車スグ
地図:https://goo.gl/maps/U9PQXtjRwZP2
TEL:075-461-1263(地蔵院)
宝鏡寺(ほうきょうじ)
中世京洛に栄えた尼五山の一つであった景愛寺の法灯を受け継ぐ宝鏡寺は、
東庭は桜、椿、柿、花梨など華やかな花木の庭。
「村娘」「熊谷」「月光」などのツバキの名品があるお寺としても有名。
人形の寺とも呼ばれ、二条城の椿はここから譲り受けて植えられてきたそうです。
本数:「村娘」「熊谷」「月光」などのツバキの名品
見頃時期:3月中旬~4月中旬品種により12月から咲き始める
開園時間:10:00~16:00
料金:無料(特別拝観料 大人600円 小人300円)
駐車場:2台 無料
アクセス:地下鉄「今出川」「鞍馬口」徒歩15分 / 地下鉄烏丸寺の内から徒歩10分、バス停「堀川寺の内」からスグ
地図:https://goo.gl/maps/J5HAz2aENPP2
TEL:075-451-1550(宝鏡寺)
等持院(とうじいん)
足利氏の菩提寺であり、足利尊氏の墓所としても知られています。
ここにある有楽椿(うらくつばき)は、1606年、豊臣秀頼が寺を再興した際に植えられたと伝えられ、
高さ15m、根回りが1mで樹齢は400余年。薄紅の高貴な色で、緑の苔の上に落ちた姿が美しく風情があります。
江戸時代から茶席で重宝されてきたとかで、織田信長の弟で茶人の織田有楽斉が好んだ事から「有楽椿」の名で親しまれるようになったそうです。
本数:樹高10余m幹周1m樹齢400年の有楽椿
見頃時期:1月~3月
開園時間:8:00~17:00
料金:大人500円 小中学生300円
駐車場:10台 無料
アクセス:京福電鉄「等持院駅」から徒歩5分
地図:https://goo.gl/maps/Z2TptaM3hzA2
TEL:075-461-5786(等持院)
城南宮(じょうなんぐう)
城南宮は平安遷都の時、都の南の守護神として創建され
現在、京都市で最も南に位置する花の名所です。
2月下旬に150本の枝垂れ梅と椿が同時に楽しめ、四季を通じて色々な花が楽しめます。
本数:300本
見頃時期:1月中旬~3月中旬
開園時間:9:00~16:00
料金:拝観料500円
駐車場:200台
アクセス:地下鉄・近鉄「竹田駅」より南西へ徒歩20分 /京都南IC 南出口スグ
地図:https://goo.gl/maps/8DrMxsUrVL22
TEL:075-623-0846(城南宮)
銀閣寺椿垣(ぎんんかくじつばきがき)
垣になってる銀閣寺の藪ツバキが見事です。
毎年3月下旬から4月上旬に見頃を迎え、境内に入ると赤い花と緑の葉が作り出すコントラストが楽しめます。
樹高もあり枝張りもいいので花もたくさん付きサクラの見頃と近いので両方楽しめることも…
本数:椿の垣になっている
見頃時期:3月~4月上旬
開園時間:8:30~17:00(冬季は30分づつ短い)
料金:高校生以上500円 中学生以下300円
駐車場:市営駐車場2時間800円
アクセス:市バス「銀閣寺道」から徒歩10分
地図:https://goo.gl/maps/RRZEJgPb7Lu
TEL:075-71-5725(慈照寺 事務局)
金閣寺(きんかくじ)
金閣寺は昭和25年の放火で焼失し、昭和30年に再建されました。
方丈庭園に植えられている、胡蝶侘助(こちょうわびすけ)は椿の一種で
後水尾天皇が植えられたとされています。
本数:幹周り135cmの胡蝶侘助
見頃時期:3月中旬~4月上旬
開園時間:9:00~17:00
料金:大人400円 中学生以下300円
駐車場:あり
アクセス:京都駅から市バス 101、205系統「金閣寺道」徒歩5分
地図:https://goo.gl/maps/KF1edoGevw52
TEL:075-461-0013(鹿苑寺 事務局)
龍安寺(りゅうあんじ)
加藤清正が朝鮮から持って帰て秀吉が賞賛したという胡蝶侘助があるという
方丈の東側、竜安寺垣の横にあり、ピンク地に白斑が入り綺麗です。
枯山水の方丈庭園は「龍安寺の石庭」としてあまりにも有名、1994年世界遺産に登録されています。
本数:樹齢400年以上の日本最古の胡蝶侘助
見頃時期:2月上旬~3月末
開園時間:8:00~17:00
料金:大人500円 中学生以下300円
駐車場:あり(ただし台数が少ない)
アクセス:バス「龍安寺前」下車すぐ、京福電鉄「龍安寺前」下車徒歩10分
地図:https://goo.gl/maps/dEVtDxxH8292
TEL:075-63-2216(龍安寺)
大原 花尻の森(おおはら はなじりのもり)
ヤブツバキの群生地として京都市屈指の名所です。
大原への入り口付近に当たるこの場所は、うっかりすると見落としそうなところ…
お漬け物で有名な土井志ば漬本舗さんの本社工場が目印で、花尻橋を渡ってすぐの場所にあります。
大きな木の根元が大輪の落ち椿の花で覆われているさまはとても美しい。
本数:ヤブツバキの群生
見頃時期:3月(下旬ころには落ち椿が見られる)
開園時間:自由
料金:無料
駐車場:あり
アクセス:バス大原ゆき「花尻橋」下車
地図:https://goo.gl/maps/RXNafBSKgPw
TEL:075-744-2148(大原観光保勝会)
浄安寺(じょうあんじ)
境内の椿は挿し木で増やされ珍しい椿、見たことがない椿など、
稀少品も含めて約230種類の椿が次々に咲きます。
浄安寺にはこのお寺にしか無い浄安寺椿がありますが
花をあげても種をあげてもいけないと門外不出で守り伝えられた椿だそうです。
本数:233種の椿が咲く
見頃時期:2月下旬~4月中旬
開園時間:自由
料金:無料
駐車場:無料
アクセス:近鉄「大久保駅」からバス「佐山」下車スグ
地図:https://goo.gl/maps/idZC54fbRAS2
TEL:0774-41-6036(浄安寺)
雙栗神社(さぐりじんじゃ)
雙栗神社は佐山双栗に鎮座し、『延喜式神名帳』に記載されている神社で、
『三代実録』貞観元年(859)正月27日の条に見える雙栗神と考えられています。
樹齢400年以上、樹高30幹周り5m以上のクスノキが見もの。
クスノキの語源は「奇(くす)しき」という言葉の語義といわれ、古代から霊木として尊ばれてきました。
本殿裏に数百本の山つばきが自生し、寒椿の隠れた名所とされる古社。
なかでも黒つばきは愛好者の間で「幻の樹の精」と呼ばれ、濃紫色の神秘的な花を咲かせるといわれています。
本数:数百本の山椿、めずらしい黒椿もある
見頃時期:3月中旬
開園時間:自由
料金:無料
駐車場:あり
アクセス:近鉄「大久保駅」から徒歩15分、JR「新田駅」から徒歩15分
地図:https://goo.gl/maps/7tk8pz93M1Q2
TEL:075-631-9964(久御山町産業課)
滝の千年ツバキ公園(たきのせんねんつばきこうえん)
日本最古ともいわれる推定樹齢1200年の大椿を中心とした公園で、
全国に分布する各種のツバキが一同に植栽されています。
滝の千年ツバキ公園を含むエリアは平成19年8月、丹後天橋立大江山国定公園に新規指定されています。
本数:樹齢1200年日本最古の黒椿 樹高9.7m幹周3.26m枝張り10m他50本
見頃時期:3月下旬~4月下旬
開園時間:自由
料金:無料
駐車場:無料
アクセス:丹鉄与謝野駅からタクシーで20分
地図:https://goo.gl/maps/zXsQsyjK1X42
TEL:0772-43-2161(椿文化資料館)
松花堂庭園(しょうかどうていえん)
松花堂庭園には、国指定史跡や京都府指定有形文化財の茶室などがあります。
庭園の一角にある椿の森ではあちこちに小川や池ががあり椿と一緒に和の風情が味わえます。
庭園内にある美術館別館では、多彩な椿の切り花が展示されています。
本数:庭植え椿200種、切花や盆栽、鉢植えなど約800種(椿展開催時)
見頃時期:3月下旬~4月下旬
開園時間:9:00~17:00
料金:大人400円(椿展開催時は600円)高大生300円 小中生200円
駐車場:50台 無料
アクセス:京阪「くずは駅」から東へ徒歩約30分、又はバス「大芝松花堂前」下車スグ
地図:https://goo.gl/maps/ZhNQKAeqxQ32
TEL:075-981-0010
顕龍山興雲寺(けんりゅうざんこううんじ)
1791年に悲運に没した福知山藩主の菩提を供養するため創建された寺。天田郡霊場西国33番札所で、本尊は聖観世音菩薩。
境内の200種類の椿が、秋から春先まで季節ごとに楽しませてくれます。春のしゃくなげもどうぞ。
本数:200種の椿
見頃時期:10月上旬~4月下旬
開園時間:自由
料金:無料
駐車場:20台
アクセス:JR山陰本線「福知山」駅からJRバス(園福線)で「細見千束」下車、市営バスに乗り換え「興雲寺前」下車、徒歩5分
地図:https://goo.gl/maps/9QNSTY2Gg1t
TEL:0773-58-2273
楞厳寺(りょうごんじ)
天平4年(732年)、林聖上人により創建されたと伝わる高野山真言宗の古刹。
四季のカラスを描いた襖絵があり「カラス寺」として親しまれています。
境内にある樹齢約400年の椿の古木は、あざやかに赤、白、ピンクの三色に咲き分け訪れた人の目を楽しませてくれます。
本数:樹齢約400年の椿の古木
見頃時期:2月中旬~3月上旬
開園時間:自由
料金:無料
駐車場:有り
アクセス:山陰本線「綾部駅」から志賀南北線のあやバス「舘」~東へ徒歩15分
地図:https://goo.gl/maps/MFzRafG9D7S2
TEL:0773-47-0043
以上、京都のツバキの名所をご紹介しました。
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まとめ
京都は椿の名所が本当に多いですよね~確かに華美な花でないのが古都の街に良く似合います。
椿の時期には梅や水仙、サクラとも一緒に鑑賞できる楽しみもあり、早春の花の旅にピッタリ!京都へ椿を見にでかけてみてください。