歴史を育んできた古都、京都や奈良は神社仏閣や史跡、国宝、文化財も多く歴史的建造物に溶け込んだ梅の花とのコラボはとても美しいです。
今回は京都と奈良で楽しめる梅の花の名所をご紹介します。
目次
■青谷梅林(あおだにばいりん)
早春には約1万本の白梅の花が咲き、青谷が甘酸っぱい香りに包まれます。
昭和59年(1984)より続いている梅まつりですが、梅製品や特産品、軽飲食の売店も並び、
期間中は餅つき大会、コンサート、紙芝居、舞踊などさまざまな行事も予定されています。
本数:約1万本
見頃時期:2月下旬~3月中旬
開園時間:自由散策 10~15時※梅まつり期間中のみ(雨天時は閉園時間繰上げの場合あり)
料金:無料
駐車場:140台 500円(梅まつりの期間中のみ)
アクセス:【電車】JR山城青谷駅→徒歩20分
【車】京滋バイパス巨椋ICから国道24号経由15km20分 または下記URLより
➡ https://www.kyoto-kankou.or.jp/info_search/?id=372&r=1575854611.3978
TEL:0774-56-4019(城陽市市役所商工観光課)
■北野天満宮(きたのてんまんぐう)
学問の神様・菅原道真公をお祀りした全国に一万社以上ある天満宮・天神社の宗祀(総本社)の神社。
北野の天神さまと親しまれ、特に受験シーズンは合格祈願の人で賑わいます。
祥月命日に当る2月25日は、御遺徳を偲び「梅花祭(ばいかさい)」が執り行われ
「野点大茶湯」と称して境内で上七軒の芸舞妓による抹茶の接待があります。
年末の新春御祝「大福梅」など梅にまつわるイベントが多いですね。
本数:約1500本
見頃時期:2月初旬~3月下旬
開園時間:10月~3月 5:30~17:30(梅苑 10:00~16:00)
料金:無料(梅苑700円 茶菓子付き)
駐車場:300台 無料 毎月25日は閉鎖(梅まつりの期間中のみ)
アクセス:【電車】JR京都~市バス50・101系統バスで30分「北野天満宮駅」下車
【車】名神高速京都東または南ICから12km または下記URLより
➡ http://www.kitanotenmangu.or.jp/access.php
TEL:075-461-0005(北野天満宮社務所)
■京都御苑(きょうとぎょえん)
市街のほぼ中心に位置する京都御苑は京都御所などを囲む周囲約4kmの広大な国民公園。
”禁門の変”の激戦地であった蛤御門(はまぐりごもん)の南方、三条天皇の里内裏で、
清少納言や紫式部が仕えた”枇杷殿跡”辺りに位置する梅林では、
1月中旬~3月中旬に約200本の梅の花が咲き誇ります。
本数:約200本
見頃時期:1月中旬~3月中旬
開園時間:自由
料金:無料
駐車場:330台 3時間まで500円 以降1時間/100円
アクセス:【電車】京都市営地下鉄丸太町駅1番出口・今出川駅3番出口~徒歩すぐ
【車】名神高速京都南ICから国道1号経由30分 または下記URLより
➡ http://www.env.go.jp/garden/kyotogyoen/2_guide/access.html
TEL:075-211-6348(京都御苑管理事務所)
■城南宮(じょうなんぐう)
方位除けの大社で春と秋に行われる「曲水の宴」は、平安の雅を今に伝える行事として有名ですね。
毎年2月下旬ごろには神苑楽水苑内にある「春の山」に紅・白のしだれ梅が約150本咲きはじめ、
春を楽しむ多くの観梅人たちで賑わいます。
本数:約150本
見頃時期:2月下旬~3月上旬
開園時間:9:00~16:30
料金:無料(神苑大人600円 小中学生400円)
駐車場:200台 無料
アクセス:【電車】JR京都駅八条口~R’EXバス15分、バス停:油小路城南宮(平日)、城南宮前(土・日曜、祝日)下車、徒歩すぐ
【車】名神高速京都南ICから国道1号経由0.1km2分 または下記URLより
➡ http://www.jonangu.com/access_surrounding.html
TEL:075-623-0846
■長岡天満宮(ながおかてんまんぐう)
学問の神様・菅原道真公をお祀りしている神社。
道真公が太宰府に左遷される際、名残を惜しんだ地といわれています。
春には本殿前や境内に点在する梅、社殿の奥に広がる長岡公園梅林の梅が咲き誇り
多くの人々が春を満喫します。
本数:約300本
見頃時期:2月下旬~3月中旬
開園時間:自由
料金:無料
駐車場:60台 30分/100円
アクセス:【電車】阪急京都線 長岡天神駅(すべての特急停車)西口より徒歩10分
【車】京都縦貫道長岡京ICから府道10号経由3km5分 または下記URLより
➡ https://nagaokatenmangu.or.jp/?page_id=39
TEL:075-951-1025
■元離宮二条城(もとりきゅうにじょうじょう)
慶長8年(1603)、徳川家康が京都御所の守護と、上洛時の宿泊所として造営。
城内全体で約130本の梅があり、そのほとんどが城内南西部の梅林に植えられています。
品種は紅梅、白梅、桃色梅、シダレ梅、また1本の木に紅白の花を咲き分ける
源平咲き分けなどがあり、さまざまな梅の花を楽しむことができます。
本数:約130本
見頃時期:2月下旬~3月上旬
開園時間:8:45~17:00
料金:大人600円、中・高生350円、小学生200円
駐車場:216台 2時間まで800円 以降1時間/200円
アクセス:【電車】京都市営地下鉄二条城前駅→徒歩5分
【車】名神高速京都東ICから国道1号経由30分 または下記URLより
➡ http://nijo-jocastle.city.kyoto.lg.jp/access/
TEL:075-841-0096(元離宮二条城事務所)
■随心院・小野梅園(ずいしんいん・おのばいえん)
遅咲きの八重紅梅が3月上旬ころに開花し、中旬に見ごろを迎えます。
隨心院の梅は“はねず”(薄紅色)の梅と呼ばれ、小野小町の「花の色は~」の歌を
彷彿とさせる紅梅が咲き乱れることで有名。
また3月の最終日曜には小野小町と深草少将との恋物語(百夜通い)を題材にした「はねず踊り」が公演されます。
本数:約200本
見頃時期:3月中旬
開園時間:9:30~16:30
料金:観梅入園料 大人400円 中学生300円 小学生以下無料
駐車場:40台 無料
アクセス:【電車】京都市営地下鉄小野駅1番出口→徒歩5分
【車】名神高速京都東ICから国道1号経由5km15分 または下記URLより
➡ http://www.zuishinin.or.jp/accessmap.html
TEL:075-571-0025
■梅宮大社(うめのみやたいしゃ)
子授けと安産の守護神として有名です。檀林皇后が皇子を授かった「またげ石」があります。
本殿に酒解(さかとけ)神、酒解子神などを祭り、酒造の神として信仰され
神花として梅が約450本植えられています。
本数:約450本
見頃時期:2月中旬~3月中旬
開園時間:9:00~17:00
料金:観梅入園料 大人500円 小人300円
駐車場:20台 無料
アクセス:【電車】JR京都駅~市バス28系統で40分、バス停:梅宮大社前下車、徒歩3分
【車】名神高速京都南ICから国道1・162・171号経由10km30分 または下記URLより
➡ http://www.umenomiya.or.jp/access.html
TEL:075-861-2730
■月ヶ瀬梅溪(つきがせばいけい)
五月川(名張川)の両岸に咲き誇る景観は関西随一といわれ
川の北側の丘の上にある帆浦梅林、天神梅林、大瀬梅林、梅品種園など多数の見所があります。
中でも、巨木のしだれ梅が見事な鷲谷梅林は必見の価値あり。
この周辺一帯をいつからか「月ヶ瀬梅渓」と言うようになったそうです。
山手の遊歩道や展望台から望む景色はたとえようのない美しさ。
本数:約1万本
見頃時期:2月下旬~3月下旬
開園時間:自由
料金:無料
駐車場:各所に無料駐車場あり
アクセス:【電車】JR関西本線月ヶ瀬口駅~奈良交通直通臨時バス(奈良から68分)が花の時期のみ運行
【車】名阪国道「五月橋IC」から約7km、JR「月ヶ瀬口」からタクシー20分 または下記URLより
➡ https://narashikanko.or.jp/spot/nature/meisho-tsukigasebairin/
TEL:0743-92-0300(月ヶ瀬梅野資料館)
■広橋梅林(ひろはしばいりん)
広橋梅林は2月下旬から咲き初め、3月下旬までが見頃になります。
白梅、紅梅、そして淡桃色、一重咲き、八重咲きなど色とりどりに咲匂う梅と景色を楽しむことができます。
また、金剛葛城両山や大和平野を見渡せる眺望も素晴らしく、青梅が実る初夏もおすすめ。
整備された散策道では気軽にハイキングを楽しめ、さまざまな草花や人と触れ合うこともできます。
本数:約5000本
見頃時期:2月下旬~3月下旬
開園時間:自由
料金:無料
駐車場:梅林観光駐車場 無料 10台前後 R309沿い峠手前
アクセス:【電車】近鉄下市口駅~奈良交通バス洞川行きで20分、広橋峠下車、徒歩すぐ
【車】京奈和自動車道御所南ICからR309軽油15km または下記URLより
➡ http://yamatoji.nara-kankou.or.jp/02nature/01mountain/04south_area/hirohashibairin/access/
TEL:0747-52-0001(下市町地域づくり推進課)
■賀名生梅林(あのうばいりん)
西吉野町北曽木の丘陵をおおう賀名生梅林は、月ケ瀬村と並ぶ奈良の梅どころ。
2月下旬から3月下旬にかけて、純白や薄紅色の花で埋め尽くされ、ほのかな香りが山里に漂います。
南北朝時代に都を追われた公家も歌に詠んでおり、古くから梅の名所だったらしいですね。
約2万本という梅林はひと回りするには約2~3時間かかるため、歩きやすい服装と運動靴でお出かけください。
本数:約2万本
見頃時期:2月下旬~3月下旬
開園時間:散策自由
料金:無料
駐車場:100台 300円、バス1000円(梅の期間のみ利用可)
アクセス:【電車】JR五条駅~奈良交通バス十津川方面行きで25分、バス停:賀名生和田北口下車、徒歩3分
【車】南阪奈道路葛城ICから国道24号経由40分 または下記URLより
➡ http://guide.jr-odekake.net/spot/3886
TEL:0747-33-0301(五條市西吉野支所地域振興課)
■奈良公園(片岡梅林)(ならこうえん かたおかばいりん)
東大寺、興福寺、春日大社などの古寺寺や奈良国立博物館などが隣接する502haの広大な都市公園です。
公園内の大部分は芝生におおわれ、1200頭の野生の鹿が生息しています。
公園の南側、重要文化財の円窓亭周辺に「片岡梅林」があり、
約250本の梅が例年2月中旬頃から咲き始めます。
本数:約250本
見頃時期:2月下旬~3月下旬
開園時間:散策自由
料金:無料
駐車場:なし
アクセス:【電車】JR奈良駅→奈良交通バス10分、バス停:春日大社表参道下車、徒歩すぐ
【車】第二阪奈道路宝来ICから国道369号経由6km15分 または下記URLより
➡ http://www.nara-access-navi.com/access-pbr/car/
TEL:0742-22-0375
以上、関西の梅の名所をご紹介しました。
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まとめ
梅の名所は、世界中の人々が訪れる有名な観光地だったり近くに世界遺産があったりと梅以外にも楽しむことができます。
寒い中にも日差しや風に春の気配を感じる季節に、梅の花と一緒に春を楽しんでみてください。