実年齢より若く見える人、老けて見える人の第一印象は“見た目”にあるという結果が明らかにされました。
そして若く見える人ほど長寿であるなど次々と研究によって明らかになっているようです。
女性としてはとても興味がありますね。ではその理由と対策とは…
目次
■見た目と若さはリンクする
同じ年齢でも若く見える人と老けてみえるひとがいますよね。
同窓会などで、何年かぶりに合った同級生が
昔とまったく変わってなかったり、
かと思うと「苦労したんだろうなぁ…」と思わせるように一気に老け込んでしまってる人もいます。
年齢による見た目の変化は、その人の今まで歩んできた人生の証みたいなものなので
『苦労=老化』とひとくくりにすることには、私は少し違和感も感じていましたが
そんな中、米国科学アカデミー8月13日号に掲載されたノースウェスタン大学からの論文です。
タイトルは「Self-control forecasts better psychosocial outcome but faster epigenetic aging in low SES youth (社会的貧困層の若者では、自己統制は心理的社会的状況の改善をもたらすがエピジェネティックな老化を早める)」。
また、近畿大学アンチエイジングセンター副センター長の山田秀和氏によると、
医学において見た目は非常に重要!
研究結果によっても、若く見える人は長寿であるということが実証されていると話されています。
では、その研究結果を見てみましょう。
研究結果その1、若く見えるほど長生きする
南デンマーク大学が70歳以上の双子913組の顔写真を約40人に見せ
「双子のうち、どちらが老けて見えるか」を調査しました。
すると、若く見える方が7年後の生存率が高く
長生きの傾向にあることが実証されました。
まったく同じ遺伝子をもつ一卵性双生児でも、
環境の影響によるエビジェネティックな変化によってまったく同じ大人には育たないということがわかります。
研究結果その2、細胞が老けると見た目も老けこむ
老化の元凶のひとつといわれるのが「糖化」といわれています。
この糖化については、こちらの記事で詳しく書いていますので読んでみてください
見た目年齢と皮膚の糖化(AGEs値)の関係を調査したところ
見た目年齢が高いほど皮膚の糖化が進んでいることがわかりました。
どうやら、見た目と体の若さはリンクするということのようで
見た目が老けてる人は細胞も老化していると医学の世界でも明らかになっているようですね。
若い年代では見た目年齢に個人差が少ないものの、
40代以降になると、見た目年齢の差はドンドン開いてくるのだそう…
■見た目の若さを左右する3大要素
見た目年齢の若さに大きく影響を与えるのが
次の3つ。といわれています。
1、ホルモン
内臓や筋肉から分泌され、体のあらゆる機能を維持してくれるのがホルモン。
中でも、見た目に大きく関わるのが成長ホルモンや女性ホルモンです。
多い方がもちろん見た目が若くなります。
40代以降になると、ホルモンの分泌量が低下してきますので
増やすように、ちょこちょこ体を動かし血行を促すのが有効とされています。
2、コゲ・サビ
体の細胞は活性酸素と結びつくと参加してサビが発生します。
また体内のタンパク質は糖質が結びつくと「糖化」という現象を起こしコゲ付きます。
サビやコゲが多くなると老化が加速します。
食事で抗酸化物質をとったり、血糖値を上げ過ぎない食べ方が大切です。
身体にサビやコゲを作らないようにすると、見た目が若くなります。
3、筋肉
筋肉が衰えて凝り固まると老け見えの元凶「たるみ」が発生します。
代謝も下がるため老化が進行し、顔も体もたるんできます。
歩いたり身体を伸ばしたりして積極的に筋肉を使うことを心がけるようにすると、
成長ホルモンの分泌が促され、身体や脳の若さを保つ効果もあります。
良く歩き、良く動き、ストレッチなどを取り入れ、
筋肉をしなやかにすることが若さにつながるようですね。
■若さキープの対策とテクニック
若さをキープするために、誰でもできるちょっとしたプチテクをご紹介します。
毎日実践すれば、どんどん若見え効果がアップしますよ♪
「立つ」生活を心がける
ホルモンと筋肉のケアには運動は不可欠です。
運動嫌いな人や、わざわざ行うのが面倒くさいなら
「立つ」という生活を意識してしてみるのも手です。
なるべく座らずTVやPCも立ってするなどすることで
運動量はかなり違ってきます。
立つ時間を増やすと寿命が延びる(老化が遅くなる)ということになります。
→ 1時間以上座ると寿命が減る!座りっぱなしが体に悪いこれだけの理由と対策!!
トキメキを見つける
女性ホルモンを活性化するためには、「ときめき」が有効です。
心ときめくドキドキ、ワクワク感は脳にも身体にも寿命にもいいんです。
愛する人とのスキンシップはもちろん、ペットの触れ合いや
楽器の演奏とか絵をかいたり、登山やサーフィン、写真を撮るなど、趣味のガーデニングなどもトキメキ効果があります。
花を育てたり緑を愛でながら、若見えパワーを上げることができます。
色とりどりの野菜を積極的に摂る
細胞の酸化であるサビを防ぐには、「抗酸化物質」が多く含まれる
色の濃い野菜をとることがいいのだそうです。
色が違う野菜は、それぞれ違う働きの抗酸化物質が含まれていますから
食卓にはなるべく色とりどりの野菜を使った料理を並べ
抗酸化作用のある野菜や果物を積極的に摂るようにすると若さにつながります。
なるべく多くの種類の野菜や果物をと思っていても
なかなか現実では無理ですよね。
そこで、私がおススメするのは沙棘(サジー)です。
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サジーにはビタミンやミネラル、アミノ酸など、
私たちが健康で美しくいるために必要な栄養素がたっぷり入っています。
サジーには、冷え性から始まる重い生理痛、貧血。
腸内環境トラブルから始まる便秘、肌荒れなど、
「女性特有のカラダのトラブル」を解消する栄養素の含有量ががトップクラスということがわかっています。
食後の散歩がコゲを防止する
糖化を抑えてコゲを防ぐには、食後の血糖値を上げないのがポイントです。
有効なのは、食後すぐに15分のウオーキング。
腸に溜まるはずの血液が全身を巡ることで消化・吸収が遅れるため
血糖値の上昇が緩やかになり、脂肪のため込みも防ぐことができます。
ヨガやストレッチでしなやかな体をつくる
筋肉は柔軟な方が若く見えます。
筋肉をいい状態に整えるにはヨガやストレッチが効果的で
脳トレ効果も高いといわれています。
いつも好奇心を持ってヨガとストレッチでしなやかな体を作っていくことが
若見えのカギのようですね。
以上!見た目が若い人は体も若い!?その驚くべき理由と対策とは!!でした。
まとめ
見た目は大事で、特に女性は少しでも若く見られたらうれしいものですね。研究結果では、見た目が若いと体も若く長寿の人が多いとされています。見た目で寿命も左右されるのなら体のケアや習慣には気をつけていかないといけないなと思いました。
見た目の若さを左右する3大要素の、ホルモン、サビやコゲ、筋肉を意識して積極的に体を動かし、抗酸化作用がすぐれている食品を摂っていくようにしたいものです。