愛情たっぷりで育てた野菜が、
いつの間にかアブラムシの大群に襲われる( ノД`)。
思わず身震いするくらい
葉っぱの裏の憎きアブラムシどもに遭遇した人は多いと思います。
アブラムシは一体どこからやってくるのか!
そして、アブラムシの被害に遭わないための対策とは…
ベランダ菜園の野菜に、アブラムシを見つけました。
この前まで全く目にしなかったのに、
葉っぱの裏や茎にびっしり付いてるアブラムシ。
いったい彼らはどこからやってきたのか? (-_-;)
とにかく虫が嫌いなので
アブラムシの大群を見ただけで卒倒しそうになります ((((;゚д゚)))アワワワワ
アブラムシは何故発生するのか、
そしてアブラムシの被害に遭うのを防ぐための方法を探っていきたいと思います。
目次
アブラムシは何故発生する?
アブラムシが気になってウイキぺディアなどで調べてみたら、
恐るべき生態があることがわかりました。
アブラムシは春から秋にかけて雌が受精もしないで子を産む「単為生殖(たんいせいしょく)」を行い、
仲間をドンドン殖やしていきます。
この時期に生まれる子はすべて雌で、卵の時期がなく始めから母親と同じ姿をしているそうです。
母親と姿は同じでも、子供はさすがに母親よりちっちゃい。
しかし、子供はじきに母親と同じ大きさに成長し、さらに子供を産むので
短期間で爆発的にその数を増やし、宿主である植物上に大きなコロニーを形成していくのだそうです。
どうりで、瞬く間に野菜や花がアブラムシでいっぱいになるハズだ。
そして、秋から冬にかけては母親は雄と雌を生み、今度は卵生有性生殖を行い
これらの雌雄が交尾して生んだ卵は寒い冬を越し、暖かくなってから全て雌として孵化するのだそうです。
ということは土の中にいてた卵が暖かくなるころ一斉に孵化するため
土の中から湧いてくるということ?
だとしたら、
ベランダの鉢の土の中に虫の卵がわんさかいるということになります。
想像しただけであー寒気がしてくる (。>ω<。)
また、ある文献では、アブラムシには翅(ハネ)があるものもいてるということもわかりました。
アブラムシたちは数が増えて“びっしり状態”になると、突然羽を持った個体が出現して新しい場所に旅立つのだという。。
ということは、翅のあるアブラムシがどっかから飛んできて我が家の野菜に住み着いたということだろうか。
その他、アブラムシは、植物の株と株の間隔がくっついていて風通しがよくないと発生しやすいとか、
肥料によって窒素が多いとアミノ酸が作られ、それが原因でアブラムシが発生してしまうという節など
いろいろな説があるようなのです。
いずれにしても、アブラムシは1年のライフサイクルの中で、環境条件に合わせて巧みに形質を変化させることができる、恐るべし生態を持ち合わせているといえるでしょう。
アブラムシの体長は2~4mm、ゴマ粒くらいでぷくっと太っていて
色も緑や黒、黄色、赤っぽいのまで、いろんな種類のアブラムシの仲間がいてるみたい…
アブラムシは、おもに植物の新芽やつぼみに群生して植物などの汁を吸って生き延びるため、
植物にダメージを与え、大量のアブラムシに侵された植物はやがて枯れてしまうことになります。
植物や、野菜などに集まって瞬く間に増えるので
見つけたらすぐに対処していかないと植物を枯らしてしまうやっかいな虫だといえますね。
アブラムシを駆除(退治)する方法は?
葉っぱの裏や茎についたアブラムシを退治するには
どうすればいいのか調べてみると以下のような方法がありました。
1、歯ブラシで落とす
アブラムシは歯ブラシやティッシュ等で落としたり、水で流してしまうというやり方があります。
葉から落とされたアブラムシはやがて死んでしまいます。
時間と根気がいる手仕事になりますが
早めに気が付き、アブラムシが少ない時期ならできる方法ですね。
2、エアーで振り落とす
ストローで息を吹きかけアブラムシを飛ばします。
ストローの大きさにもよるでしょうが、しかしかなり大変な作業になり、息切れしそう…
「エアーダスター」を使えばラクだという意見もあるようです。
「エアーダスター」は、無害のガスを噴射して事務機器等のほこり等を飛ばしたりするもの、
ホームセンターなどで350ml入り300円程度で販売されています。
ただし噴射されるガスが気化熱を失うため低温で噴射されます。
そのため、使い方を間違うと植物を凍らせてしまうという危険があります。
しつこくやらないで、「シュッ・シュッ」と途切れるように噴射をするのがポイントなんだそうです。
しかし、これも吹き飛ばされたアブラムシが次の獲物である野菜の方に行く可能性も出てきますよね。
大きな袋で覆ってやるなど、なにかと準備が必要で、ややこしい (-“”-;)
3、テープを使う
手で直接はたいたり、ティッシュでとったりはよくすると思いますが
アブラムシをテープでペタペタとくっつけてとっていく方法です。
直接、手で触らないでいいし、粘着部分にくっついてくるのが快感だという人も。
セロハンテープで、気長にぺタぺタとっていく方法ですが、
アブラムシが少ない時期にはいいかもしれません。
4、テントウ虫を使う
アブラムシの天敵であるテントウ虫に食べてもらう方法があります。
テントウムシは1匹あたり10匹以上のアブラムシを捕食するそうなので
アブラムシの成虫1匹で1日5匹ほど産む。ということを考えたら、早い段階でテントウムシが1匹いるだけでアブラムシを防ぐことができます
テントウムシは天敵剤として販売されているそうで、
このやり方だと、植物を傷めず他力本願でできるので楽ちんですね♪
5、光るものを置く
アブラムシ等の虫は、翅を光が当たる方向に向けて飛ぶ(アブラムシは黄色に集まる習性がある)といわれています。
この習性を利用して、定植後にシルバーマルチやアルミ箔などを近くに敷き、
光を反射させることで、下から光が当たるためアブラムシ等は上下の感覚が分からなくなるという性質を利用して防ぎます。
ただしこの方法は、アブラムシが飛んでくる前に対処しなければならないので、興味のある方は試してみてください^^;
6、膜を張って窒息させる
アブラムシに膜を張って呼吸できないようにしてやっつけます。
いずれも散布が終わったら、水を吹きかけてよく洗い流す必要があります。
<牛 乳>
牛乳を薄めないで、午前中の葉っぱが乾いている時に葉の面に散布します。
牛乳が乾く時、縮む力でアブラムシが圧縮され窒息します。
<食用油と洗剤>
水1L、食用油30ml、台所用洗剤を10ml入れて、よくふり混ぜたものを用意します。
スプレーボトルに入れて、午前中の葉っぱが乾いている時に葉の面に散布します。
液体が乾燥するとアブラムシが呼吸できなくなり窒息します。
7、殺虫剤を使う
せっかくの無農薬野菜なので、殺虫剤はあまり使いたくないですよね。
なるべく上記の方法でアブラムシを退治できたらいいのですが、残念なことにそうもいかない場合もあります。
あまりにも沢山付いている時は「カダンセーフ」というスプレーを使ってみましょう。
殺虫剤でも「カダンセーフ」は食品や食品由来で毒性はなく、食品成分由来の膜が病害虫を包んで退治してくれます。
害虫は呼吸ができずに窒息死し、病原菌も栄養を得られず死滅します。
そういった殺虫剤は何種類かあるので調べて使ってみてはどうでしょうか。
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なお、窒息して死滅させる殺虫剤は幼虫には効いても卵には効果をあまり期待できません。
一度だけでなく間隔をあけて定期的に散布し、卵からかえった幼虫もやっつけていくようにするといいみたいです。
そういうことで、大事に育てたベランダ菜園の野菜たちを
アブラムシやダニなどの害虫に侵略されないように、自分にあった早めの対策が必要ですね。
おいしいお野菜がアブラムシの被害に遭わずたくさんとれますように ٩(ˊᗜˋ*)و
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まとめ
アブラムシは脅威の生態能力をもっていて、世代交代が早いので一度発生させると大変な状態になりやすいです。
なるべく無農薬で育てたい人のために上記の方法を参考にアブラムシを退治してみてください。
アブラムシは何年かに1度程度、大量に発生するともいわれています。大事に育てた野菜や花がアブラムシに侵略されないためにも見つけたら早めの対処が必要ですね。