ジューンベリーの木が今年もたくさんの実をつけてくれました。今年は6月に入るまでに熟してしまいそうです。ジューンベリーはアンチエイジングにもピッタリの果実とされ、さっそく実を摘んでジャムにしたり冷凍にして旬の味を楽しみたいと思います。
5年前に我が家にシンボルツリーとしてやってきたジューンベリーですが、
毎年白い花と赤い実をつけて楽しませてくれます。
今年もわんさか実をつけてくれましたよ。
今回はジューンベリーの育て方と豊富な栄養素について書いてみました。
美味しいジャムの作り方もいっしょにどうぞ~
目次
ジューンベリーとは
ジューンべリーは学名をAmelanchier 和名をジューンベリーといいバラ科 / ザイフリボク属の花木です。
名前の由来は、毎年6月(June)頃に赤い果実が収穫期を迎えることから名付けられました。
春になると桜のはなに似た白くかわいらしい花を咲かせます。
桜の花より涼し気でシュッとしてますよね。
葉っぱがなく、枝に白い花だけのジューンベリーも
とてもシンプルですが好きです。
初夏には、赤い実をつけて、季節外れのクリスマスツリーみたいになります…♡
今年は剪定もせずほったらかし状態だったためか、
枝がしなるほど実をつけてくれました。
すずらんの花に似たまん丸い形をした紅い実は、そのまま食べたりジャムにしたり、
冷凍してスムージーにしたり…
夏の暑い日には凍ったジューンベリーを
そのままシャーベットのようにポリポリかじることもあります。
赤い実よりも、暗褐色になったほうが甘みが増しおいしいので、
鳥に食べられないように、赤黒くなるまで採らないでいたら、
さすがにこの暑さで一気に暗褐色になり、先日あわてて収穫しました。
また、秋になると葉っぱが真っ赤に色づき
とても美しい紅葉になります。
落葉樹なので、冬は枝だけになりますが、
我が家では、玄関前のジューンベリーの木にイルミネーションを飾り付けるので、
クリスマスシーズンからお正月まで、大活躍してくれます。
とにかく、花も実も葉っぱもかわいく一年中楽しませてくれるので
最近はシンボルツリーとして、とても人気のようですねw
ジューンベリーの育て方は?
日当たりと排水がよければ、土壌は植える際によく腐葉土・堆肥をすき混めばいいといわれています。
ただし強い西日とや乾燥が苦手で、乾燥すると、実付きや成長が悪くなるようです。
花を咲かせて果実を楽しむためには、
少なくとも午前中に日が当たるような場所を選ぶようにするといいみたい…。
私は、春から初夏にかけては水やりをシッカリやっています。
ジューンベリーは大きく育つので、どちらかというと庭植え向きですね。
我が家は玄関先のシンボルツリーとして植えているので
高くならないように木の上を剪定しています。
実を採って食べられるようにするには、
手が届く約2メートルくらいの位置で毎年剪定するといいですよ♪
肥料ですが、12月から2月に、寒肥として緩効性化成肥料(チッ素N-リン酸P-カリK=10-10-10など)や、
固形の油かすを施すといいといわれますが、我が家は根付いたら後はほったらかし状態です^^;
それでも毎年たくさんの実をつけてくれます。
病気もほとんどなく、害虫もほとんどつかないのですが
たまに葉っぱの裏に枝葉が伸び始める4月中旬以降に、アブラムシが発生することがあります。
さいごに
果実が熟すと鳥に食べられるので、早めに収穫するようにしましょう。
ジューンベリーの栄養素は?
ジューンベリーは見てくれがいいだけではなく、
とても栄養価が高いのが魅力です。
ジューンべりーの果肉には、ポリフェノールの1つであるアントシアニンが豊富で、
食物繊維やマンガンも多く、ビタミンC・A・鉄分・マグネシウムなども含まれています。
アントシアニンといえば、目に良いとされる成分ですが、
ブルーベリーより栄養価が高くブルーベリーの3~4倍もあるのだとか…
アントシアニンは、苦味や渋み、色素の成分になったり、
紫外線やウイルスから身を守る抗酸化物質として、生活習慣病や白内障、シミなどの老化現象を予防したりしてくれます。
他にも、食物繊維やビタミン、ミネラル、マンガンやカルシウムといった骨や歯の健康に欠かせない栄養も多く含み、いつまでも健康で若々しくいたい方にはピッタリですね。
ジューンベリージャムの作り方は?
5月~6月にかけて、赤い実をつけるジューンベリー。
さっそく収穫しておいしいジャムを作ってみましょう~
ジューンベリージャムの作り方
・ジューンベリー・・・500グラム、
・砂糖・・・果実量の35%
・レモン汁・・・1個半~2個分
1、鍋にジューンベリーと砂糖を入れてひと煮立ちさせる。
2、冷めたらミキサーにかけて裏ごしする。
3、2を鍋に戻し、とろみがつくまで煮て、最後にレモン汁を入れて
消毒した瓶に入れて保存する。
ジューンベリーがたくさん採れた時は、
採ったその日にきれいに洗って水切りし、冷凍してもいいです。
もちろん冷凍したジューンベリーでもジャムはできますよ♪
冷凍ジューンベリーでつくるジャム
・冷凍ジューンベリー 700g
・グラニュー糖 210g
・レモン汁 小さじ1~2
1、ジューンべリーを鍋に入れ、グラニュー糖をかけてしばらく放置し解凍する。
2、水気が出てきたら鍋を火にかけて、沸騰したら5分ほど煮る。
3、ブレンダーで実を崩し、ざるでこして種を取り除く。
4、3を鍋に戻して再び火にかけ、中火~弱火で灰汁を取り除きながら焦げないようにかきまぜて煮詰める。
5、冷めた少し硬くなるので、緩いかなという程度で火を止め、レモン汁を入れてひと混ぜする。
ジューンベリーが生の時は種をあまり感じませんが、
火を通すと種が固く口当たりが悪くなるので、裏ごしをしたほうが滑らかになります。
赤黒い果実が多い場合、
食べたときに種が砕けやすくなり風味や香りが良くなります。
ただ、赤黒い果実ばかりだとジャムにした場合は少し甘すぎるようになるので
さっぱり味に仕上げたい時は、赤い実を多くするといいでしょう。
以上!ジューンベリーの育て方と栄養素は?美味しいジャムの作り方も知りたい!でした~(^^♪
まとめ
ジューンベリーは花も実も紅葉もステキな花木。ジューンベリーは、ほったらかすとかなり大きく育つので上の方は採ることができません。
熟すと木からポロポロ落ちて、落ちたところはタイルが紫になりますが水で洗い流すときれいに取れます。
見てよし食べてよしの初夏の花木、ジューンベリーって素敵ですね。