12月31日は大晦日(おおみそか)で年越しそばを食べますよね。普段何気なく使っている言葉や風習って意外と本当の意味とか知らないで使ってたり、なんとなくわかってるけど、説明して!と言われると上手く説明できないみたいな(笑)調べてみると色々と面白いことがわかりました。
目次
■大晦日と小晦日
一年の最後の日の31日を「大晦日(おおみそか)」と呼びます。
「大つごもり」とも呼ばれています。
「大晦日」や「大つごもり」など、大があるので小もあるんじゃないかと思っていたらやはりありました。
30日ですね、漢字で書くと「三十日」です。「三十日」を訓読みすると「みそか」と読みます。
もうひとつの表し方に「晦日」で、「つごもり」と読みます。
大陰暦では、月の最後の日は新月の頃となり、月が隠れて見えなくなることから「月ごもり」と言われていて、
それが、転じて「晦日(つごもり)」となったとされています。
一年の最後の日の31日を「大晦日(おおみそか又はおおつごもり))」と呼び、その前日の30日が「小晦日(こつごもり)」になります。
「小晦日(こみそか)」でなく「小晦日(こつごもり)」と呼びます。
いっそのこと、「おおつごもり」「こつごもり」や
「おおみそか」「こみそか」など同じ様な呼び名にするといいように思えてしまうんですが、
世間一般ではやはり一年の終わりの日を「大晦日(おおみそか)」と呼んでいますよね。
たった1日違うだけなのに読み方はずいぶん変わるんですね^^
■大晦日に年越しそばの訳
日本では、古くから大晦日の日は、年越しそばを食べる風習があります。
何故大晦日に年越しそばをたべるようになったのでしょう。ウィキペディアで調べてみました。
歳末の日本の風物詩ともなっている、日本の文化であり風習である。
地域による特色があり、呼び方も晦日蕎麦、大年そば、つごもり蕎麦、運蕎麦、また、大晦日蕎麦、年取り蕎麦、年切り蕎麦、縁切り蕎麦、寿命蕎麦、福蕎麦、思案蕎麦と多くある。
どうやら年越しそばは縁起を担いで食べる蕎麦で、
日本各地に見られる文化のようです。
呼び方もたくさんあり、地域の特色の現れたさまざまな形式のそばが存在するようですね。
江戸時代にはすでに定着した日本の風習といわれています。
定番の「細く長く」説は有名ですが、関西ではそばではなく、
運を呼ぶ「うんどん(うどん)」を食べて「太く長く」を願うところもあるといわれています。
また、そばは他の麺類よりも切れやすいことから「今年一年の災厄を断ち切る」という意味で食べるという説や、
そばは風雨でたれても日に当たるとすぐに立ち直る植物なのでそれにあやかってという説もあります。
昔の人たちが色んな願いを込めて 食を楽しんでいたことが伺われて面白いですね。
現在も大晦日に年越しそばを食べる人は57.6パーセントにのぼり、
日本の文化として深く定着していることが窺われます。
■年越しそばは「ザル蕎麦」?「掛け蕎麦」?
ザル蕎麦でも掛け蕎麦でもどちらでもよく、
食べ方の決まり等はありません。キツネでも天ぷらでもお好きな具で召し上がってください。
夕食を普通に食べて、夜食として10~11時頃に食べてもいいし、
夕食代わりに年越しそばを食べてもいいです。
ただ、年を越してから食べるのは縁起が悪いとされています。
大晦日の日、年を越さないように、朝、昼、夜いつでもいいそうですから
12時までに食べ終わるようにするといいです。
夜中に初詣に行くなら、食べてから出かけるといいですね。
まとめ
大晦日にはおおみそかとおおつごもりの呼び名があり、前日は小晦日(こつごもり)と呼びます。そばを大晦日に食べる風習は江戸時代に定着したといわれて、大晦日には一年を無事に過ごせたことに感謝しながら家族で年越しそばを食べます。食べる時間は年を越す前なら朝、昼、夜いつでもいいそうですよ。