七草粥の由来は?何故食べるの?食べる日はいつ?作り方は?


nanakusa

 

お正月も過ぎ一段落してくる頃、スーパーにはセットになった七草がずらりと並び始めます。それを見て、あ!もうすぐ七草粥だってわかりますよね。
普段毎年縁起物として食べてる七草粥ですが、謂れなどまとめてみました。

スポンサードリンク

七草粥の由来と食べる意味は?

1月7日に食べる縁起物としての「七草がゆ」ですが
早速、ウィキぺディアで調べてみました (゚д゚)?

春の七草や餅などを具材とする塩味の粥で、その一年の無病息災を願って食べられる。祝膳や祝酒で弱った胃を休める為とも言われる。
この行事は、平安時代には行われていたが、室町時代の汁物が原型ともされている。

なるほど、これを食べると無病息災、邪気を取り除き元気に一年いられるということですから、
どこの食卓でも「七草がゆ」が並ぶ訳ですね。

中国から伝わったもののようで、日本では平安時代から行われていたとされていますね。
本来は6日の夜から7日の朝にかけて、まな板の上で歌を歌いながら包丁でたたき刻んだのだそうです。

日本では、15日に小正月といって女性のお正月があり「小豆粥」を食べる習慣がありますが
「七草粥」を食べて「小豆粥」を食べないと縁起が悪いとされたそうで、
それと合わさった形ともいわれていますね。

   大正月と小正月!女正月には餅花を飾り小豆粥を食べて豊作祈願を!

濃いめの味付けのおせちと比べ、あっさりと仕上げたお粥はとても新鮮な味わいで、
おせちや正月料理で疲れが出はじめた胃腸の回復にはちょうどよい食べものです。

七種類の若菜の生命力を吸収するとともに、
この時期の青菜の不足を補える昔からの優れた知恵
だといえます。
昔からの縁起を担ぐ行事には、きちんと理由があったんですね (´∀`*)

 

七草粥に入れる「七草」の薬効と意味は?

春の七草と薬効は次の通リです。

・セリ
田んぼのあぜ道に生えています。
鉄分が多く含まれているので増血作用が期待できます。

・スズナ(ペンペン草)
田んぼや野原など、そこかしこに生えています。
熱を下げる、尿の出をよくするなどの作用があります。

・ゴギョウ(母子草)
田んぼや河川敷、野原などに生えています。
花の色は黄色で昔は草もちに用いました。
吐き気や痰、解熱に効果があります。

・ハコベラ
庭や田んぼ、河川敷き、野原などに生えています。
タンパク質が比較的多く含まれ、ミネラルそのほかの栄養に富んでいるため、
民間では古くから薬草として親しまれています。

・ホトケノザ(タビラコ)
田んぼ、河川敷、野原で探してください。
黄色い花が咲きます。
アトピー性皮膚炎によいといわれています。

・スズナ
かぶのことです。
畑や、スーパー、八百屋で手に入ります。
ジアスターゼが消化を促進します。

・スズシロ
大根のことです。
畑や、スーパー、八百屋で手に入ります。
ジアスターゼが消化を促進します。

関連記事
・秋の七草の由来と薬効 花言葉を調べてみた。

<七草粥 の「春の七草」の意味>

せり → 競り勝つ
なずな → 撫でて汚れを除く
ごぎょう → 仏体
はこべら → 繁栄がはびこる
ほとけのざ → 仏の安座
すずな → 神を呼ぶ鈴
すずしろ → 汚れのない清白
 

スポンサードリンク

 

七草粥は地方で入れるものが違う

七草粥は七草すべてが使用されるわけではなく、
また地方によっても食材が異なる場合があるとされています。

以下ウイキぺディアより引用

気候や降雪の関係で七草が摘めない東北地方では、七草を使わない粥を炊く。
山形県の村山市周辺ではゴボウ、ニンジン、こんにゃく、ずいき、油揚げなどを入れた納豆汁、七草汁を1月7日の朝食として食べる。
最上川流域では1月7日に新米の握り飯を12個作り、箕の上に乗せて柳の箸を刺して「おみ玉」として飾る。
その後で握り飯を崩して煮込み、野菜、昆布、干し柿、栗を入れたものを「七草粥」と呼ぶ。また、青森県や秋田県では1月7日に行事を行う地域は少数である。
そのかわり、1月16日の小正月には、けの汁という根菜を大量に炊き込んだ精進料理を味わって祝う。気候的に七草が入手できる地帯でも七草ではなく、ありあわせの青菜、
さらに根菜や油揚げなど大豆製品をも含めて「7種」取りそろえる場合や、九州南部のように鶏肉を加える地方もある。

調理法も白粥のみではなく、鰹節で出汁を取り醤油や味噌で味付けして「雑炊」にする地方や、
四国の瀬戸内海沿岸のように「和え物」「お浸し」で七草を食べる地方、九州北部のように汁物に加工するなど、
全国でバリエーションは豊富である。

そうですか~お雑煮と一緒みたいなものですかね・・・
我が家も、七草すべて入れないで、お餅を入れたり、最後に卵をくるりと回し入れておじや風にして食べたりしています ( ̄▽ ̄;)

クックパッドとか見ると、みなさん、現代風に色々アレンジされていらっしゃるようですね *。(・∀・)゚*。
それぞれ、先祖代々から伝わる家庭のやり方や自分のやり方で季節を楽しんでみらたいいと思います。

 

七草粥のレシピ

『<材料 一人分>
ご飯  軽く茶碗一杯(140g)
七草  50~100g(手に入るもの)
水   400cc
塩   小さじ1と1/2』

<作り方>
1.七草は細かく刻みます。苦みが気になる方はさっと下ゆでします。
2.水を鍋に入れ、沸騰させます。
3.ご飯と七草を鍋にいれ、かき混ぜながら5分ぐらい煮ます。

このままでもおいしいのですが、七味唐辛子を振ったり、
かつおぶしをトッピングしてもおいしくいただけます。
また、塩を入れる代わりにしょう油や味噌を入れてみてもいいでしょう。

クックパッドには、七草粥のレシピがたくさんあります。
是非覗いてみてください。

クックパッド 炊飯器で作る 七草粥 ⇒ http://cookpad.com/recipe/1004430 

まとめ

七草粥は早春にいち早く芽吹く生命力あふれた七つの食材を入れて1月7日に食べます。七種類の若菜の生命力を吸収するとともに一年の無病息災を願って食べる縁起物です。お正月の暴飲暴食で疲れた胃と体に優しく、この時期の青菜の不足を補える昔からの優れた知恵だといえます♪

スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください