冬物セーター(ウール アンゴラ カシミアなど)を家庭で洗う方法を調べてみたよ



普通はドライクリーニングに出すような縮みやすい動物繊維のニットも、お手入れのコツを知れば家庭でお洗濯可能です٩(ˊᗜˋ*)و
今回はウールやアンゴラ、カシミアなどの風合いを守りながらもふっくら洗い上げるニットの洗い方をご紹介します。

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ウール100%のセーターって普通はドライクリーニングなんですよね。

お気に入りのセーターだし、毎年気持ちよく着たいしね~
今年もクリーニング出さなきゃね なんて、

でも、着るたびにクリーニングに出していたら、
とんでもない金額がかかっちゃいます (ー’`ー;) 

でも、そんな方にも、大丈夫ですよ~

ダウンにひき続き洗濯のプロ直伝の裏技を使うと
家庭でうまくお手入れができます。

  冬物衣類のダウンコート(ジャケット)を家で洗う方法を調べてみたよ

では早速プロの裏技でふんわり気持ちよく洗ってみましょう。٩(ˊᗜˋ*)و 

 

■ニットの洗い方

まずは洗った後に復元できるように、下準備として採寸しておきます。

わきの位置での左右幅、
襟の後ろから裾までの丈、
袖の長さ

の3か所を計っておきます。

そして、洗剤は中性洗剤を用意します。
アルカリ性に弱いたんぱく質でできているウールやカシミヤなど、毛の繊維は
「中性」のおしゃれ着用洗剤が向いているのです。

次はお洗濯の実践です。

 

1、襟や袖口は先にたたき洗いをする

襟や首回り、袖口の黒ずみはオシャレ着用原液を
手やブラシなどにつけて軽くたたき汚れを押し出します。

洗顔せっけんでもいいです。

シミの部分は時間が経つと取れにくいので、
なるべくすぐに揉み洗をしましょう。

ただし揉み洗は縮みやすいので
数秒ほどにすることがポイントです。

 

2、押し洗いで汚れをお湯に出す

30度以下のお湯に中性洗剤を溶かしてニットを入れ
30~40回ほど押し洗いをして汚れを押し出します。

押し洗いなら、かなり上物でも、レースふりふり物でも
ほとんど型くずれしません。

大事なオシャレ着は押し洗いが一番確実ですね ٩(ˊᗜˋ*)و

型くずれしやすいカシミヤ素材や毛羽が抜けやすいモヘヤ素材などは、
手洗いでも洗濯から脱水まで洗濯ネットに入れて行うと、扱いやすくなりますよ。

 

3、中間脱水をしてすすぐ

すすぎの前に中間脱水をしましょう。
セーターを洗濯桶の中で手前から丸めて軽く押し絞り、洗剤分をあらかじめ取っておきます。

きれいな水に取り替えて、洗うときと同じように
セーターを30~40回程度やさしく押して洗剤分を取ります。
これを2度行います。

 

4、柔軟剤液に浸してすすがない

次は柔軟剤を水に溶かし5~10分つけ込みます。
浸け終わったらそのまますすがないでくださいね。

柔軟剤がなかったらヘアコンディショナーでも代用できるそうです。
ぬるま湯にニット1枚につき2プッシュを溶かして浸してください。

 

5、脱水は30秒程度にする

柔軟剤に浸していたニットをぎゅっとまとめて水分を切り、脱水機へいれます。
30秒ほどかけて脱水です。

 

6、平置きして採寸。サイズを整え陰干しにする

平らなところに広げて、洗濯前に計った部分を採寸してみましょう。

サイズが違っていたら、元のサイズになるように手で伸ばします。
毛足の長いものは、ブラシを使って毛並みを整え、
薄手のニットは叩いてシワを伸ばし形を整えてから陰干しします。

伸びを防ぐために、ピンチハンガーの上で平干しするのがおすすめですよ。

 

7、完全に乾いたら乾燥機にいれてふわふわにする

完全に乾かしたら、さらに乾燥機に20分かけます。
毛足の長いモヘアやアンゴラはブラッシングしてから乾燥機へ入れてください。

 

8、アイロンの蒸気でシワをとる

しわが残ったら仕上げにニットの裏側からアイロンの蒸気を当てます。
アイロンはニットにあてず、蒸気だけを当てるのがコツなんだそうですよ。

最後に、アイテム別お手入れのコツを簡単にご紹介しますね。

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■アイテム別お手入れのコツ

1、ニット

ポリエステルを選べば縮みの心配なし

ポリエステルは水洗いしても縮みません。だから汚れる機会が多い衣類なら
ポリエステル100%を選ぶといいですね。

ただし、繊維が長いので毛玉になりやすいという難点があります。

ニットは10回に1回洗う程度でいい

ドライクリーニングと比べると、水洗いはどうしても生地を傷めるリスクがあります。
特に汚れてなかったり、汗をかいたりしてなければ
10回着たら1回洗う程度でもOKです。

汗はドライより水洗いがいい

ドライクリーニングでとれるのは、表面の埃や簡単な油汚れだけです。
汗は変色の原因になりますし、早めに水洗いをすることです。
クリーニングに出すなら汗処理をしてくれるところへ出すようにするといいですよ。

また、ウエット&ドライ(または汗抜きクリーニング)という両方の洗いを洗濯物に施すやり方があり、
それを店頭ですすめるお店も多いです。
特に油性、水性両方の汚れを落としたい場合などに有効だとされています。

毛玉とりはブラシか硬いスポンジが安全

大きな毛玉は毛先が丸く生地を傷めない毛玉とりブラシで。
硬めのキッチンスポンジで軽くぬぐってもOk.
小さな毛玉は電動シェーバーでもとれます。

 

2、スカート・パンツ

裏地付きのボトムスはアイロンがけで復元

裏地付きのスカートやパンツは、表裏で違う素材を使っているので
自宅では洗えません。

もし洗って型崩れしたら、裏返しにしてスチームをかけながらアイロンをすると
形がもとに戻ります。

しわ伸ばしはスチームより霧吹き

アイロンで熱を加えてシワを伸ばしたり縮みを治す場合は、
必ず生地に水分を与えてからにします。
スチーム機能よりも、霧吹きの方がきれいに伸びます。

綿98% スパンデックス2%は縮むけど履けば直る

コットンにスパンデックスなど化繊を少し加えた素材は、
ボトムスによく使われていますが
水洗いで縮みやすいという弱点があります。

しかし、履けばまたもとに戻りますし、
アイロンで、元のサイズに戻すことができます。
 

3、フェイクファー

フェイクファーは柔軟剤に30分~40分つけると風合いが復活します。
つけ置きした後はすすがずに脱水して陰干しします。
 

4、コート

コートは生地と生地の間に芯地が入っているのでずれやすく
家で洗えません。

普段の手入れは帰宅したらブラッシングで表面のほこりを取り
汚れが目立ってきたらドライクリーニングに出しましょう。

参考書籍:からだにいいこと

まとめ

夏物と違って冬物は10回着て1回洗うくらいでよいといわれています。
家で洗うとしてどうしても不安がある場合は、失敗しても大丈夫な服で一度試してみるといいでしょう。
そして、高級なアイテムはドライクリーニングに出すように割り切ることも必要で
製品の原価、着用年数、大切度なども加味して判断するといいと思いますね。

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