紫陽花(アジサイ)の花色のメカニズム!青系ピンク系への変え方 育て方!


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2年前、子供たちから母の日に貰ったアジサイの鉢植えがあまりにきれいだったので、花が終わるころに庭に植え替えました。
昨年は小さな紫色の花が3輪ほど咲きましたが、今年は葉っぱも花も倍ほどの大きさになっています。
とても楽しみなのですが、最近、花色をピンクに変えてみたいなって思うようになりました。

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アジサイは花の色が変わることから、「七変化」「八仙花」とも呼ばれ、
花言葉は「移り気」という言葉が有名ですよね。

紫陽花の花色が変わるのは知っていましたが、
紫陽花ってそんなものでしょ!という感覚で、
何故変わってゆくのかも詳しくわかっていませんでした。^^;

ご近所の庭の紫陽花を観察してみると、
同じ場所に植えて同じ枝なのに花の色が微妙に違っていたりしますよね。

アジサイの花色は何故変わるのか!
その謎とメカニズム、アジサイをキレイに咲かせる方法について調べてみました。

 

■アジサイの花の色が変わるのは?

花ごころ(http://www.hanagokoro.co.jp/)さんのサイトでその方法が見つかりました。

アジサイの花色の変化は大きく分けて二つあります。

1、品種によって変わる

アジサイの花の色は品種によって変わるようです。

秋色アジサイと呼ばれる『フェアリーアイ』や『西安』などは、
秋までの長い期間、開花していくうちに、鮮やかな花色からくすんだ緑色や赤色へと変わっていきます。

また、アメリカアジサイの白いまん丸い「アナベル」も白から緑へ。

日本アジサイ(ヤマアジサイ)とされる『紅』も
白色から深紅へと変化するのも同じ現象なんだそうですよ。

2、土壌によって変わる

紫陽花が植えられてる土の酸度(pH)によっても、
色がかわるようです。

変わる場合、リトマス試験紙と反対の反応になります。

リトマス試験紙は酸性で赤色、アルカリ性で青色に変色しますが、
アジサイの場合だと酸性で青色、アルカリ性でピンク色に変化します。


出典:http://www.hanagokoro.co.jp/

「同じ場所で育てているのに年々色が変わっている」

「同じ品種なのに場所によって色が違う」

まさに、ご近所の庭の紫陽花を観察してみて
不思議に思った現象そのもの。

一つの株にある沢山の根が、
それぞれの根の生えている土壌の成分を吸収する事により、
花の色に反映されていたということになるようです。

土の酸度の影響で花の色が変わっていたのですね。

 

■アジサイの花の色を変えるには?

そういうことで、土壌の酸性、アルカリ性で
紫陽花の花の色が変わるということがわかりましたね。

そして、この方法によってアジサイ生産農家さん達は、
土の酸度を調節して、キレイに発色させたり違う花色に仕立てているんだそうです。

中には土壌に関係なく両方の色にきれいに発色する品種もありますが、
ほとんどは青花系品種を中性~弱アルカリ性に近い土に植えてしまうと、
赤みを帯びた紫色になるそうな。

また、ピンク花系品種は、酸性土壌に植えてしまうと、青みを帯びた紫色になるんだとか。

土の酸度によって花の色が変えられるということは
青系が好きな人は、土壌を酸性にすればいいし、
ピンク系が好きな人はアルカリ性に変えることで可能になるってこと!

日本の土壌は雨が多いのでアルカリ性物質が流亡して、
何もしないと酸性になっていくそうですが、
自分が好きな美しい花色に挑戦してみることだってできますよね♪

青にしたいときは酸度調整していないピートモスと肥料を、
ピンクにしたいときはアルカリ性になるくん炭や有機石灰、
苦土石灰と肥料
を混ぜると良いそうですよ♪

私は、青系からピンク系に持っていきたいので、
アルカリ性になるくん炭や有機石灰、苦土石灰と肥料を混ぜて挑戦したいと思います(*`艸´)

ちなみに、白花系は色素を持たない品種なので、
酸性・アルカリ性どちらの土でも構わないそうです。

みなさんも、自分が好きな花色に変えることができるので
是非、挑戦してみてください。

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■アジサイの花をたくさん咲かせるには?

梅雨の季節、初夏の街に彩りを添えてくれるアジサイですが、
ほとんど葉っぱばかりで花が少なかったら寂しいものです。

紫陽花の花をたくさん咲かせるポイントをご紹介します。

1、剪定をする

剪定の仕方が悪いと多くの花が咲かないとされ、
適度に剪定して枝を少なくしなければいけないようですね。

新しく伸びた先端に花が咲くので、
今年の花が終わったらすぐに、花の付いている枝を剪定します。

剪定したアジサイはドライフラワーにしたり、
花瓶にさして楽しむといいですね。

剪定方法は、緑色の枝の下の方2~3節を残すように切ってください。


出典:http://www.hanagokoro.co.jp/

葉の付け根の節に新芽が見えているので、元気な新芽を5~6個残すようにします。

新枝咲きは茶色枝の位置で切っても、春に元気な新芽が出てきます。

花の後すぐに剪定して、秋に向けてしっかりと枝葉を生長させ
脇から新しく伸びる新芽を多くすれば、来年沢山の花が咲いてくれますよ((´∀`))

又、切り取った花の枝は、花を切り取り葉っぱも2~3枚残して切り口を斜めにし、
栄養の少ない水はけの良い土に挿し木すればすぐに根を出してくれるそうです。

当然同じ花が咲きますが、与える栄養によって花の色が違ってくるので
是非挑戦してみてはいかがでしょうか。

2、肥料をやる

剪定と同時にお礼肥料も与えてください。

油カスでいいです。

鉢の大きさですが、6号鉢(口径が18cmほどの鉢。直径が18cm)でしたら、大さじ3ほど。

上のほうの土をチョイチョイと指で掘って油カスと混ぜ
肥料は別途でしっかり与え、枝葉を充実させましょう。

花後のお礼肥と、新芽が動き出す前の2月頃が適期です。

肥料は何がいい?

花ちゃん培養土
地力を高めるabコンポ配合した汎用用土。アジサイを丈夫に育て、花付きをUP!

ブルーベリーのピートモス
未調整のピートモスを使用。土を酸性にするために青花系アジサイの植え替え時に混ぜて使用するのもオススメ。

果樹・花木の肥料
リン酸成分を多く配合した有機肥料。アジサイの花付きを良くします。

ふりふり石灰
ピンク花系アジサイの植え替え時にオススメ。土に混ぜて中性~弱アルカリ性土壌に調整します。

3、置き場所も大事

アジサイって、日陰のイメージが強いですが、
結構お日様に当ててやらないと花をつけなくなります。

ただ夏の直射日光はおすすめできません。
夏の暑い季節はなるべく日陰で育ててくださいね。

置き場所は落葉期の冬から春、そして秋はしっかり日光に当たる場所がベスト。

また、日本のアジサイ(ヤマアジサイ)と北米原産のアメリカアジサイ以外は、
冬の寒さで花芽が傷んでしまうこともあるそうですから、寒冷地では防寒が必要だそうですよ。

 

4、植替えをする

プレゼントで頂いたアジサイは、小さな鉢に植えられてると思いますが
アジサイは大きく成長します。

そのため、鉢植えは2年に1回を目安に植え替えをしましょう。

この時、青花系であれば、未調整のピートモスを混ぜて酸性の土に、
ピンク花系であれば、苦土石灰を混ぜて中性~弱アルカリ性の土にします。

植え替えの時期は、花後すぐか、落葉期の冬です。

何回もくどいようですが、ギフト用に頂いたアジサイの花鉢は小さいので、
大きな鉢に植え替えることでより大きな花木に成長し、花もたくさんつけることができます。

花後すぐに大きな鉢に植え替え、その際には、根鉢は崩さずに優しく扱ってください。

来年はもっと大きなアジサイを楽しむことができますよ。
楽しみですね♪

まとめ

紫陽花って本当にきれいですよね。大きな手毬のようなピンクや青の花色は
雨の風情によく似合います。
紫陽花を長く楽しむために大きな鉢に植え替えたり地植えをしたり、色を替えたりして楽しんでください♪

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