梨は8月がはしりで和梨は9月。
産地は鳥取や長野県が有名ですね。
ほどよく冷やした梨を口に頬張り噛んだ時の、
あのシャリシャリ感とみずみずしさは梨好きな人にはたまりません。
梨は美味しいだけではなく、
女性にウレシイ美容と健康効果がたくさんあります。
今回は、梨の主な栄養成分や効果について紹介します。
私たちが口にする食べ物には、いろんな健康効果がありますが、
今回は秋の味覚「梨」の栄養成分や効果についてご紹介します。
目次
■梨の栄養成分と健康効果
1、解熱作用
梨には様々な薬効があることが知られていますが、なかでも特筆なのが解熱作用です。
百果の宗と呼ばれる梨は、熱を下げ、痰や咳を鎮める作用があります。
風邪で熱がありのどがかわくときにも梨を食べるといいでしょう。
熱を和らげ、のどの渇きや痛みも粘った痰も止めてくれ、水分補給にも役立ちます。
ただし、体を冷やすので冷え性に人や妊産婦の方は食べ過ぎないように注意してください。
2、消化を助ける
梨に含まれるタンニンは肝臓を保護し食物の消化を助けるといわれており、
風邪・二日酔いケアに働きかけてくれます。
二日酔いでなくても、日ごろからお酒を飲む機会が多い方にピッタリです。
3、疲労回復効果
梨にはビタミン類は少ないのですが
かわりにリンゴ酸やクエン酸、アスパラギン酸が含まれているので疲労回復に良い果物です。
アスパラギン酸は肌を保湿をする効果、肌の新陳代謝を促進し、夏バテにもいいです。
4、便秘解消や予防効果
梨は植物繊維が豊富で、100g中0.9gも含まれています。
果肉のシャリシャリとした歯ざわりの果肉(石細胞)によるもので、
腸を刺激して便通を良くする効果があります。
5、利尿作用
梨に含まれるアスパラギン酸は、利尿作用などの効果があるため、
アンモニアを体外に排出して、むくみの緩和や予防になります。
6、高血圧の予防
梨に含まれるカリウムは生きていくためには欠かすことができない栄養素で
余分なナトリウムの排出を促進し、血圧を下げてくれます。
■美味しい梨の見分け方と食べ方
店頭での選び方は手にしてみてずっしりと重みがあり、
皮が張ってみずみずしいものを選ぶといいですよ♪
傷がついてるもの、ぶよぶよしているものは避けましょう。
また、栄養価の高い部分は実と皮の間に多いので、
皮をむいて食べるより、丸ごとかじった方がいいそうです。
ただし、皮には農薬がついている場合もありますので、
念のため洗ってから食べるようにしてください。
梨に塩がざらつく位の量をかけ 、表面をこするようにしてぬめりを出したあと、
水で塩とぬめりを洗い落とし、食べてみてくださいね~
もちろん、スポンジや野菜専用の洗剤で洗う方法でもOKです。
食べる直前に氷水に浸けて冷やしたり、1時間ほど前に冷蔵庫に移して冷やすなどで
さらに美味しく食べることができます。
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まとめ
梨にはリンゴ酸やクエン酸、アスパラギン酸、タンニン、カリウムなど豊富な栄養素があります。アスパラギン酸は疲労回復に良いということで猛暑に疲れた体を健康に導いてくれます。その他、便秘、消化を促進したり利尿効果でむくみを取ってくれるなどパワーフードといえるでしょう。皮と実の間に栄養素がぎゅっと濃縮されてますから、ぜひ皮まで食べてみてくださいね。