端午の節句(子供の日)は、男の子の健やかな成長を祈って、鯉のぼりを揚げて五月人形や兜を飾ります。
最近はマンションや団地が多くなり、大きな鯉のぼりはめっきり少なくなってしまいましたが、少しばかりコンパクトになった鯉のぼりがベランダなどで風に揺れてる様は本当に可愛いと思います。
ところで、鯉のぼりや五月人形はいつ飾って、いつしまったらよいのでしょうか。
端午の節句のこの季節、男の子の居る家庭では
鯉のぼりや兜を飾ってお祝いされると思います。
私も小さいうちは、弟が生まれ家の庭に大きな鯉のぼりが何匹も風に揺られて
泳いでいたのが思い出されます。
でも、いつの頃からか、鯉のぼりも兜飾りもまったく目にしなくなりました。
相変わらず、粽は毎年作ってもらえたんですが
たぶん納戸にしまわれていたであろう鯉のぼりや吹き流し、兜など
中学生になったあたりから、もう見たこともなく
あの鯉のぼりはどこへ行ってしまったのか・・・謎です !!(;゚ロ゚ノ)ノ
どうやら、設置するのが面倒。
子供が大きくなったから、そろそろいいかーとかの親の考えで
次第に飾らなくなっていくようですね^^
世間ではだいたい、子供が小学校を卒業する頃
遅くても中学卒業くらいまでには、全く飾らなくなっていくようです。
それでは、
鯉のぼりや五月人形を飾る理由や時期などをご紹介します。
目次
■兜や鯉のぼりを飾る意味は?
端午の節句は「菖蒲の節句」ともいわれ、菖蒲は「尚武」に通じることや
葉の形が刀に似ていることから
鎧飾りや兜飾りなどの五月人形を飾って祝うようになったといわれています。
また、鯉のぼりですが、
鯉は、きれいな水の中でも、泥水の中でも生息し、
流れに逆らって泳ぎ、非常に勇敢な生き物と見なされています。
したがって、鯉は男の子が難関を乗り越え、肉体的にも精神的にも強く成長し、
自分の行動に完全に責任がとれるようになって欲しいという願いが込められています。
「黄河上流の竜門を登ることが出来た鯉は竜になって点を飛翔する」
という中国の言い伝えもあり、立身出世の象徴として立てるようになったそうです。
■鯉のぼりや兜はいつ飾る?
初節句の場合、五月人形はお彼岸(春分の日)過ぎあたりから飾っていいとされていますから、
早めに飾って長く楽しみましょう ٩(ˊᗜˋ*)و
飾りつけは地方によっても違い、
「四月八日のお釈迦様の誕生日の直後が良い」
というところもあれば、
「4月1日の早朝から」
「1ヶ月前から」というところもあり、
目安としては、
こいのぼり、五月人形とも、
端午の節句の20日から30日前の大安の日に飾るのが一般的のようです。
遅くても、節句の1、2週間前までに済ませる方がいいでしょう。
鯉のぼりなどは、周りのお家があげるのを見て、
合わせてあげられるといいと思います。
■飾る場所と方角は?
もともとは武具を戸外に飾っていたようですし、
特に決まりはないと思われます。
ただ、「神様を招くため」と書かれているところもあるくらいに、
子供の災厄よけ魔除け健康祈願に飾るものですからそれなりの場所が良いかと思います。
家の中で一番格式の高いと言われる「床の間」が良いとされていますが、
最近は、床の間のない家庭も多くなりました。
床の間がない家庭の場合は
リビングに飾ってもいいようです。
方角も北以外だと、どこでも良いとわれています。
■いつまで飾るの?
これも、地方によって違うようです。
「5月5日まで」
「1週間以内に片づける」
「5月中旬まで」
「月遅れの地域は6月上旬まで」
「5月5日を過ぎた週末まで」
「ゴールデンウィークまで」
など、様々です^^
尚、鯉のぼりは夜や雨の時は取り込み、
湿気が大敵なんで、
カラッと晴天の日に片付ける方がいいとされています。
鯉のぼりは、天候にも左右されるようですし、
過ぎたらスグお片付け!とはいかないようですね ( ̄□ ̄;)
女の子の雛飾りは3月3日を過ぎたらすぐ片付けるのが良いとされてますが
男の子の飾りは、あまり聞きません。
こどもの日が過ぎても、しばらく飾ってある家もありますし、
その家の都合や天気の都合でいいのではないでしょうか。
遅くても5月一杯に片づけると良いのかなって思います。 (ˊᗜˋ*)و
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まとめ
鯉のぼりや鎧兜は男の子の成長を願って飾りますが、
飾る時期は初節句の場合はお彼岸過ぎから飾って長く楽しまれるといいと思います。
一般的に、節句の1ヶ月前に飾って5月中旬まで、遅くても5月中にしまわれたら良いでしょう。
すこやかな成長を家族全員で祝って、この日を忘れられない節句にしてあげましょう。