奈良 三重 和歌山で除夜の鐘を撞(つ)けるお寺はどこ?鐘打ち料金 時間 人数は?


瑞泉寺の鐘楼大晦日といえば「年越しそば」「紅白歌合戦」「除夜の鐘」が日本の三大行事すが、ここ何年かは格闘技もなかなか人気のようですね^^。
そして大晦日の締めといえば「ゆく年くる年」の除夜の鐘!今年はどこから中継されるのでしょうかw

では奈良・三重・和歌山で除夜の鐘を撞けるお寺を紹介します。

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108の煩悩を鎮める除夜の鐘ですが、
苦情が相次ぎ、時間を前倒しにしてる寺も増えてきてるとか…

あの独特のゴーンという厳かな響きに私はとても癒されるんですけど、
これから時代とともに除夜の鐘も変わっていくのでしょうね゚。(p>∧中島みゆき「百九番目の除夜の鐘」

♪百九番目の除夜の鐘 鳴り始めたならどうなろうか
百九番目の除夜の鐘 鳴り止まなければどうなろうか
このまま明日になりもせず このまま来生(らいしょう)になりもせず
百と八つの悲しみが いつまでたってもやみもせず♪

中原中也「除夜の鐘」 
※1936年『四季』1月号にて発表

<一部抜粋>
除夜の鐘は暗い遠いい空で鳴る。
千万年も、古びた夜の空気を顫(ふるわし)
除夜の鐘は暗い遠いい空で鳴る。

その時子供は父母の膝下(ひざもと)で蕎麦(そば)を食うべ、
その時銀座はいっぱいの人出、浅草もいっぱいの人出、
その時囚人は、どんな心持ちだろう、どんな心持だろう、

出典:https://mukei-r.net/

除夜の鐘の想いは、人それぞれ。
育った環境や生きてる環境、年齢やその時々の気持ちでも変わっていきますね~。

 

■奈良県で除夜の鐘を撞ける寺

興福寺(こうふくじ)

京都山科の藤原鎌足の私邸・山階寺が飛鳥を経て平城遷都に伴い現在地に移り興福寺に。鐘楼は南円堂と菩提院大御堂にあり、除夜の鐘は23時30分からつくことができる。23時より整理券を配布(先着各100名)。

開催日:2019年12月31日(火)
時間:23:30~
参加条件:一般参加可/整理券配布
鐘つき料:無料
鐘をつける人の数:各100人(計200人)

住所:奈良県奈良市登大路町48
TEL:0742-22-7755
URL:http://www.kohfukuji.com/

 

薬師寺(やくしじ)

天武天皇9年(680)に天武天皇が皇后(後の持統天皇)の病気平癒を祈願し、建立を発願された寺院で、法相宗[ほっそうしゅう]の大本山です。12月31日23時~、お写経者には20時頃から優先的に整理券が配布されます。除夜の鐘は23時30分頃から整理券を持っている人のみ参加可。鐘をついた後には餅が配られる(個数に限りあり)。

開催日:2019年12月31日(火)
時間:23:30頃~
参加条件:一般参加可/整理券を持っている人のみ
鐘つき料:無料

住所:奈良県奈良市西ノ京町457
TEL:0742-33-6001
URL:http://www.nara-yakushiji.com/

 

東大寺鐘楼(とうだいじしょうろう)

東大寺にある「東大寺鐘楼」。別名、奈良太郎とも呼ばれています。京都の知恩院、方広寺の鐘とともに「日本三大名鐘」のひとつ。鐘の高さは4m、重量は26トンにもなるそうです。
12月31日の23時ごろに可能な人数分の整理券が配布されます。配布時間は人の集まり具合により前後。
1月1日0時から東大寺の除夜の鐘は始まりますが鐘が大きいので、先着順に8名1組になって綱をひくことになります。108回つくため、約800人ほどの人が参加できます。整理券は12月31日の22時30分頃から配布開始。大晦日は公共交通機関が平常と異なるため要確認です。

開催日:2020年1月1日(水・祝)
時間:0:00~
参加条件:一般参加可/12月31日23時頃~整理券配布
鐘つき料:無料
鐘をつける人の数:約800人

住所:奈良県奈良市雑司町407
TEL:0742-22-5511
URL:http://www.todaiji.or.jp/

 

飛鳥寺(あすかでら)

蘇我馬子の発願で推古4年(596)に完成した、日本初の本格的寺院。1塔を3つの金堂が囲む大寺でしたが、鎌倉時代に伽藍の大半を焼失します。鐘楼は境内にあり、除夜の鐘は23時30分からつくことができ事前の予約も不要。しょうが湯の振舞いあり。先着300名に干支の絵馬を授与。1月1日0時より、本尊開帳勤行(参詣者自由参拝)。

開催日:2019年12月31日(火)
時間:23:30~
参加条件:一般参加可
鐘つき料:無料
鐘をつける人の数:人数制限なし

住所:奈良県高市郡明日香村飛鳥682
TEL:0744-54-2126
URL:https://www.asuka-tobira.com/asukakyo/asukadera.htm

 

聖林寺(しょうりんじ)

高台にある境内はろうそくの灯りで静かにライトアップされ、幻想的な雰囲気の中、国宝十一面観音や安産・子授けの子安延命地蔵が拝観できます。鐘楼は境内にあり、除夜の鐘は23時からつくことができ事前の予約も不要です。

開催日:2019年12月31日(火)~2020年1月1日(水 祝)
時間:23:00~翌1:00
参加条件:一般参加可
鐘つき料:無料
鐘をつける人の数:人数制限なし

住所:奈良県桜井市下692
TEL:0744-43-0005
URL:http://www.shorinji-temple.jp/

 

長岳寺(ちょうがくじ)

天長元年(824)、淳和天皇の勅願で空海が開いたと伝わる古刹。かつては大寺だったが、兵火と廃仏毀釈で衰えます。平安時代の端正な鐘楼門(重要文化財)は唯一の創建当初の遺構。除夜の鐘は23時より整理券が配布され、23時30分からつくことができます。

開催日:2019年12月31日(火)
時間:23:30~
参加条件:一般参加可/23時~整理券配布
鐘つき料:無料
鐘をつける人の数:約106人

住所:奈良県天理市柳本町508
TEL:0743-66-1051
URL:http://www.chogakuji.or.jp

 

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唐招提寺(とうしょうだいじ)

聖武天皇の招きに応じ、苦難の末、日本にやってきた唐の高僧、鑑真(がんじん)和上が天平宝字3年(759)に戒壇を設け、私立学問所を開いたのが起こりとされています。成り立ちはつましいが、最も天平の香りを残す寺として名高い。1年間の厄を祓い、来る新年の幸福を祈るべく鐘をつく。整理券は南大門で123時15分から配布され、108名がつくことができる。

開催日:2019年12月31日(火)
時間:23:40~
参加条件:一般参加可/整理券を持っている人のみ
鐘つき料:無料
鐘をつける人の数:108人

住所:奈良県奈良市五条町13-46
TEL:0742-33-7900
URL:http://www.toshodaiji.jp/

 

金剛寺(こんごうじ)

平重盛(たいらのしげもり)によって平安末期に創建されたと伝わる古刹。本堂に藤原時代作の本尊薬師三尊像を安置しています。鐘楼は山門にあり、除夜の鐘は23時40分からつくことができ事前の予約も不要です。

開催日:2019年12月31日(火)
時間:23:40~
参加条件:一般参加可
鐘つき料:無料
鐘をつける人の数:約150人

住所:奈良県五條市野原西3-2-14
TEL:0747-23-2185
URL:http://www.e-kongouji.com/

 

安倍文殊院(あべもんじゅいん)

大化元年(645年)に安倍倉梯麻呂(くらはしまろ)が創建した、安倍寺の後身といわれています。天橋立切戸、山形県亀岡と並ぶ日本三文殊の一つだが、文殊様と直接対面がかなうのは安倍文殊院のみ。鐘楼は本堂東横にあり、除夜の鐘は23時45分の読経の後、全員つくことができる。事前の予約は不要です。

開催日:2019年12月31日(火)
時間:23:45頃~
参加条件:一般参加可
鐘つき料:境内無料、本堂拝観料大人700円、小人500円(菓子・抹茶付)
鐘をつける人の数:人数制限なし

住所:奈良県桜井市阿部645
TEL:0744-43-0002
URL:http://www.abemonjuin.or.jp/

 

西大寺(さいだいじ)

天平神護元年(765年)に称徳天皇の発願で東大寺に対する西の大寺として創建されました。堂宇100以上の大伽藍を誇ったが、平安遷都や度重なる火災で衰退し鎌倉時代に叡尊が復興したとされています。鐘楼は境内の本堂西南にあり、除夜の鐘は23時40分ごろからつくことができる。事前の予約は不要。

開催日:2019年12月31日(火)
時間:23:40頃~
参加条件:一般参加可
鐘つき料:無料
鐘をつける人の数:2時頃で終了

住所:奈良県奈良市西大寺芝町1-1-5
TEL:0742-45-4700
URL:http://www.saidaiji.or.jp/

 

岡寺(おかでら)

西国三十三カ所観音霊場第7番札所。奈良時代作の本尊如意輪観音坐像(重要文化財)は高さ4.6m、わが国最大の塑像で、厄除け観音として信仰を集める。除夜の鐘は23時50分からつくことができる。事前の予約は不要。

開催日:2019年12月31日(火)
時間:23:50~
参加条件:一般参加可
鐘つき料:無料
鐘をつける人の数:全員

住所:奈良県高市郡明日香村岡806
TEL:0744-54-2007
URL:http://www.okadera3307.com/yakuyoke/

 

室生寺(むろうじ)

奈良時代末、興福寺の高僧が東宮(のちの桓武帝)の病気平癒の祈祷の行場としたのが始まり。高野山金剛峯寺が女人禁制だったのに対し、室生寺は女人の参詣を許可、女人高野と呼ばれた。鐘楼は境内にあり、除夜の鐘は1月1日0時からつくことができます。事前の予約は不要。鐘をついた人にはカレンダーを進呈。奥の院に初詣した人に干支土鈴か絵馬を先着100名に、根付も100名に進呈予定。

開催日:2020年1月1日(水・祝)
時間:0~2:00過ぎ
参加条件:一般参加可
鐘つき料:無料
鐘をつける人の数:108人

住所:奈良県宇陀市室生78
TEL:0745-93-2003
URL:http://www.murouji.or.jp

 

■三重県で除夜の鐘が撞ける寺

東光山 神宮寺(とうこうざん じんぐうじ)

奈良時代に開創された古刹で天平時代に造られた本尊は、かの織田信長も平伏したと伝えられています。本堂は大正6年(1917)に再建され、内部大間の天井は156枚の絵をはめ込んだ珍しい絵天井の造りとなっています。鐘つきに人数制限はありませんが0時に終了し、その後本堂にて新年祈祷が行われます。参詣者先着20名に守矢が、全員に記念品が授与される。

開催日:2019年12月31日(火)
時間:23:00~翌0:00
参加条件:一般参加可
鐘つき料:志納
鐘をつける人の数:人数制限なし

住所:三重県松阪市嬉野森本町750
TEL:0598-43-2228
URL:http://www.ztv.ne.jp/jing/
 

■和歌山県で除夜の鐘が撞ける寺

紀三井寺(きみいでら)

正式には金剛宝寺護国院といい、紀州の3つの井戸のある寺なので紀三井寺の名が広まったのだとか。階段を上り詰めると、山腹の平坦な境内には六角堂、鐘楼(重要文化財)、大師堂が一列に並び、一番奥に唐破風の大屋根を戴く本堂がどっしりと構えている。除夜の鐘は23時40分からつくことができる。先着108名には証明書授与、以降も鐘をつくことはできますが、証明書はもらえないので、早めに行くのがおすすめ。

開催日:2019年12月31日(火)
時間:23:40~翌2:00頃
参加条件:一般参加可
鐘つき料:志納
鐘をつける人の数:人数制限なし

住所:和歌山県和歌山市紀三井寺1201
TEL:073-444-1002
URL:http://www.kimiidera.com/

 

・大阪・兵庫・滋賀で除夜の鐘を撞けるお寺
・京都で除夜の鐘を撞けるお寺

まとめ

ユネスコ世界遺産で日本最多の奈良県は、さすがに寺院が多いですね。除夜の鐘はやはり年越しの風物詩として残していって欲しいものです。寒いですが令和元年の終わりに大きな鐘を鳴らして、新しい年の幕開けを迎えてください。では良いお年を~♪

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