初めて神棚を買った場合、神棚の扱いに詳しくないのでわからないこと多いですよね。
神棚のお札はどこで買えるのか、買ったらどう祀るのか、古いお札はどうすればいいのかをまとめてみました
目次
■御札の買い方
もうすぐお正月です。
初詣の際には、お札やお守り、絵馬などを買い求める人も多いと思います。
授与所があって、巫女さんがいつもいるなら「御札をください」と言えば頂けます。
お札を授かるときはその神社のものと、「天照皇大神宮(てんしょうこうたいじんぐう)」
と書かれた伊勢神宮のお札である神宮大麻(じんぐうたいま)を両方もらうようにしてください。
どうしてもわからない時は、
社務所で「神宮大麻はありますか?」と聞いてみてください。
なお、喪中の場合ですが、少なくとも50日祭(仏教でいうところの四十九日)が過ぎるまで
は、鳥居をくぐったり、神社の行事への参加は慎むことです。
50日忌が終わり、お正月の行事がひと段落してから神社に伺い、新しいお札を頂いてください。
※神宮大麻とは
皇室の祖神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祭る伊勢神宮のお札。
「天照皇大神宮」の神号に神璽(しんじ)と呼ばれる印が押されたものです。
神社本庁が各地の神社を通じて毎年頒布しています。
平安時代末に伊勢神宮に仕える神職が全国を回って祈祷を行ったしるしとして、
檀家(だんか)に配ったものが起源とされ
明治以降に「皇大神宮御璽(ぎょじ)」という印が押された現在の形になりました。
■御札の祀り方
それでは、もらった御札を神棚に祀ります。
神棚に向かって右(向かい合って右)から
中央…伊勢神宮のお札(神宮大麻)
左…好き(崇敬)な神社のお札、(旅行やお土産で授かった御札など)
中央と右側は固定で、
左側は旅行に行った先で授かったり、祈祷や厄除け、
お土産でもらった御札になりますので1年で増減があります。
ご祈祷や厄除けの大きい御札ですが、お社に収まりきれない場合、
その外に立てかけるか、神棚の左側に立てかけるようにするといいですよ。
■古い御札の返し方
お守りやお札は基本的にいただいた日から1年間が寿命です。
それを過ぎたお守りやお札からは運気を得ることはできません。
前年やそれ以前のお札は、
1年間お世話になった感謝の気持ちをもって
正月を区切りとして、古いものは返しましょう。
神社でいただいたものは神社へ、
お寺でいただいたものはお寺へお返しするのが一番いいですが
しかし、戴いた神社やお寺でなくとも問題はありません。
初詣に神社へ行った時、「古神紙符納札所」があります。
そこへ納めますと、
神社が 炊き上げしてくれます。
また、喪中の場合のお札・お守りの返し方ですが、
忌中の期間(最長で五十日)が明けていれば問題ありません。
くれぐれも神仏に関するものは、
絶対そのままゴミ箱に捨てたりしないでくださいね。
■神棚がなくてもこうすればOK
多くの方が初詣に行き、生かされてる事を神様に感謝し、
一年の祈願をされることと思います。
初詣や旅行先では、おみくじをひき、御札や絵馬などを買い求める人は多いです。
また、家族や友人からお土産に頂く場合もありますよね。
しかしもらった人の中には神棚がない家もあるかと思います。
ご利益の有る御札です、大切に祀りたいですよね。
大丈夫です!
そんな方のための、祀り方をご紹介しますね。
神棚がない人は、タンスや本棚などの高い所に白い紙か白い布(ハンカチや白布)を敷いて
清浄な空間をつくり、お神札を置く場所を確保するといいです。
天井の上を人が通るなら、天井に「雲」と書いた紙を貼ります。
真ん中に伊勢神宮のお札「天照皇大神宮(てんしょうこうたいじんぐう)」、
右に氏神様のお札、左に好きな神社のお札を置きます。
又は、
奥に好きな神社のお札、
その上(真ん中)に氏神様のお札、
一番上(手前)に伊勢神宮のお札、「天照皇大神宮(てんしょうこうたいじんぐう)」と、重ねてもOK。
明るく家族がいつも集まるような場所を選び、
南側か東側を向くようにお祀りしてくださいね。
いつかは神棚を…とお考えの方は通販でも買うことができます。
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設置する場合は吉日を選んで行いましょう。
こちらの記事も参考にしてみてください。
・神棚の御札の買い方 祀り方 古札の返し方 神棚がない場合の飾り方は? ← 今ここ
・お守り お符(おふだ)のお焚き上げ(処分)が出来なかった場合はどうする?
・神棚を購入する時期と場所は?飾り方/位置/方角/向き/高さなどは?
・神棚のお供物の配置 交換時期 神饌(しんせん)や榊の処分の仕方は?
・門松飾り 注連飾り 玉飾り 輪飾りの意味と正しい飾り方
・神棚の榊は枯れたらすぐに交換しないとダメ?造花はあり?なし?
まとめ
頂き物はいったん、神棚にお供えしてからいただきましょう。また、喜び事があった場合は、よりたくさんの供物を捧げて感謝します。年末年始は、奇麗に掃除し、お神酒、年越しそばを捧げ、お正月にはお神酒とお雑煮を捧げて、見守ってくれてる神様に感謝しましょう♪