早速ですが
年賀状を出してない人からもらった経験ありますよね。
出し忘れや間に合わなかったりした場合、
今更気が引けるけどどうしよう…と悩んでいませんか?
でも大丈夫ですよ。
そんな方のためには寒中見舞いというハガキの出し方があります。
まとめてみましたので参考になれば幸いです。
目次
■寒中見舞いとは
寒中見舞いは、寒さ厳しい折に相手の健康を気遣い、
こちらの近況を報告する季節の挨拶状です。
また、以下のような事情でも代わりとして使われています。
・こちらが喪中のため年賀状が出せなかった場合
・相手が喪中だったのに、年賀状を出してしまった場合
・こちらが喪中だったのに、年賀状をもらった場合
・年賀状を出してない人からもらった場合
・年賀状が間に合わなかった場合
なお、12月に入ってから身内に不幸があり、喪中欠礼の挨拶状送付が間に合わなかった場合にも
松の内(1月7日頃)があけてから、節分あたりまで寒中見舞いとして出せます。
また立春を過ぎてもなお寒さが続く時に出す「余寒御見舞い」というのもあります。
だいたい寒さが続く2月下旬頃まで出せます。
■寒中見舞いのハガキは?
寒中見舞いは暑中見舞いと同じ季節の挨拶ですから、厳密な決まりごとはありません。
そうは言っても、使われる言葉や文例はある程度決まっていますから
友人・知人でもフォーマルな文体でまとめたほうが無難です。
デザインも派手にならないように落ち着いた色に仕上げた方がいいですね。
「冬」や「早春」を連想する花、草木、風景、などを入れたり、
また愛犬や愛猫、子供の写真などを入れることも大丈夫です。
寒中見舞いは、一般の私製ハガキに書いて出します。
「拝啓」などの頭語や「敬具」などの結語は不要です。
■寒中見舞い、余寒見舞いを出す時期は?
寒中見舞いを出す時期は、
1月8日の松の内過ぎ ~ 2月4日の立春頃まで。
余寒見舞いを出す時期は
2月4日の立春頃 ~ 寒さの続く頃まで。
では次の文例を参考に、ご自分の近況をアレンジしてもよし、
参考になさってください。
■寒中お見舞いの書き方
1、喪中に年賀状が届いた場合
文例1
寒中お見舞い申し上げます
暦の上では春とはいえ、ここ数日は気温も低く寒中並みの寒さです。
皆様にはいかがお過ごしのことでしょうか。
私たちは寒さに負けず元気に暮らしております。
吐く息が白いのを見ると春はまだまだ先かと感じます。
桜の季節が待ち遠しいですね。
当方、昨年○月 父○○(享年○歳)が他界いたしましたため、年頭のご挨拶を失礼させていただきました。
季節の変わり目、どうかお体をご自愛下さいますようお祈りいたします。
平成○年○月
文例2
寒中お見舞い申し上げます
ご丁寧に年頭のご挨拶をいただきまして、誠にありがとうございました。
厳しい寒さ続きの毎日ではございますが、皆様ご健勝でお過ごしとのご様子、なによりとお喜び申し上げます。
当方、昨年○月 父○○(享年○歳)が他界いたしましたため、年頭のご挨拶を差し控えさせていただきました。
旧年中にお知らせ申し上げるべきところ、年を越してしまいましたご無礼の段、何卒ご容赦願います。
本年も皆様にとりまして良いお年でありますよう、心よりお祈りいたしております。
平成○○年 一月
文例3
寒中お見舞申し上げます
大寒に入り、益々寒さ厳しい毎日ですがお元気でお過ごしでしょうか。
年頭には賀状をいただき、ありがとうございました。
実は○○の喪中であったため、
年頭のご挨拶を欠礼させていただきました。
旧年中にお知らせしなければなりませんところ
遅くなって申しわけございませんでした。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
まだまだ暖かくなるまでには時間がかかりそうです。
どうぞお身体お大切になさってくださいませ。
平成○○年○月 大寒
2、喪中と知らず年賀状を出してしまった場合
文例1
寒中お見舞い申し上げます
この度は、ご服喪中とは存じ上げず、
始状を差し上げてしまいましたことを深くお詫び申し上げます。
ご尊父様のご冥福を謹んでお祈り申し上げます。
厳寒の折から、何卒お身体を大切になさいますよう。
取り急ぎお詫び申し上げます。
平成○○年 一月
文例2
寒中お見舞い申し上げます
この度はご尊父様ご逝去とのこと、ご服喪中をわきまえず年頭のご挨拶を申し上げてしまい、大変な無礼をいたしました。
お悔やみが遅れましたことをお詫び申し上げますとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
ご家族の皆様におかれましてはさぞかしご傷心のことと存じますが、厳寒の折から、何卒お体を大切にお過ごしください。
平成○○年 一月
3、年賀状を出していない人から届いた場合
文例1
寒中お見舞い申し上げます
早々にご丁寧なお年賀をありがとうございました。
厳しい寒さの日々が続いておりますが、皆様ご健勝のご様子、何よりとお喜び申し上げます。
私どももおかげ様で大過なく過ごしております。
本年も例年と変わらぬお付き合いをお願い申し上げますとともに、幸福に満ちた一年となりますよう心よりお祈りいたしております。
二○○○年 一月吉日
文例2
寒中お見舞い申し上げます
新年のご挨拶を頂きながらもご挨拶が遅れ、誠に申し訳ございません。
ご家族の皆様おそろいで、お健やかに新年をお迎えとのこと、心温まるお年賀を楽しく拝見いたしました。
私も昨年末より帰郷し、家族そろって賑やかに暖を囲む正月となりました。
松の内の賑わいも過ぎ、寒さもひとしお身にしむ毎日ではございますが、どうぞお体を大切になさってください。
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りいたしております。
二○○○年 一月吉日
上記の文例は一部手紙の書き方大辞典より引用させていただきました。
年賀状をもらってない方にも、自分で気が付いたら「寒中お見舞い」という形で出してもOKです。
季節のお便りですから、自分の近況と相手の健康を願って
「ご無沙汰しておりますがお変わりございませんか?
こちらも、毎日元気に暮らしております。
季節柄まだまだ寒い日が続きますので、お風邪を召されませぬようご自愛下さいませ。」
など、簡単な文で結構だと思います♪
いかがでしかた?
あまりに遅くなって「今さら…」なんて悩んでる方は、
出さない方がもっと非礼に当たります。
寒中見舞いに間に合わなかったら、
「余寒御見舞い」でも行けますので必ず返礼しましょう。
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まとめ
年賀状はついうっかり出し忘れる場合がありますね。出し忘れたら1月7日過ぎて「寒中お見舞い」または、「余寒御見舞い」でだしましょう。今年もどうぞよろしくお願いします。