老化の要因は『糖化』だと分かりましたが、糖質は人間の体には必要な栄養素ですよね。
必要量だけ食べていれば消費され、体内には残らないハズなんですが、
現代人はどうしても炭水化物や糖質を食べすぎる傾向にあるようです。
そうはいっても糖化に神経質になるあまり、ストレスになったら元も子もありません。
なので、糖質や脂質の多い食事を摂るときには、なるべく抗糖化作用のあるお茶を選んで飲むことが大切と思われます。
糖質や脂質の多い食事を摂るときには、抗糖化作用のあるお茶を飲むことで
少しは安心できるのではないでしょうか。
今回は抗糖化作用の高いお茶について、調べてみました。
また、抗糖化に特化したスキンケアも一緒にご紹介します。
目次
■抗糖化のあるお茶は?
それでは、抗糖化に高い効果があるとされるお茶をみてみましょう。
●甜茶
中国南部で飲まれているお茶の一種“甜茶”には、鼻アレルギー治療薬並の抗アレルギー作用があるとされる
タンニンやポリフェノールという成分が多く含まれていることがわかっています。
なので、くしゃみ、鼻水などに苦しむ通年性の鼻のアレルギーに効果があります。
また甜茶に含まれるルプソシド(甘味物質)は、砂糖の7.5倍ともいわれ、
ほとんどノンカロリーとみなすことが出来るので、甘くても肥満にならず、
糖尿病などの糖分摂取が制限される方にもおすすめの代替甘味料で、糖化を防ぐことにもなります。
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●ドクダミ茶
昔から日本でも解毒効果のあるお茶として愛飲されてきたお茶です。
漢方では十薬(ジュウヤク)という名前でもお馴染みです。
どくだみの葉、茎、にはクエルチトリン、イソクエルチトリン、カリウム、
デカノイル・アセトアルデヒドなどの成分が含まれていて、
利尿作用や高血圧改善、糖尿病予防、蓄膿症予防などあらゆる効果が期待できる薬草です。
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●柿の葉茶
柿の葉っぱを使っているお茶です。
ビタミンCが豊富に含まれており、レモンの約20倍だとも言われています。
そのため抗糖化だけでなく抗酸化、コラーゲンの生成、皮脂のコントロールなどにも関わっているため
特にカモミール同様、女性にはとてもオススメなお茶とされています。
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●緑茶
緑茶に含まれるカテキンには、食事で摂った糖や炭水化物を体内でブドウ糖に分解する
消化酵素α‐アミラーゼやスクラーゼなどの作用を阻害する働きがあります。
さらに、糖化の過程で発生するAGEを阻害する作用やAGEの化学反応が進むうちにより悪性化するのを
カテキンが初期の段階でストップをかけてくれるので、糖化の入り口でシャットアウトできます。
●羅漢果茶
中国広西桂林でしか生育しないウリ科の果実の羅漢果の甘味成分は、一般的なブドウ糖ではなく、
砂糖の約300倍の甘さを持つという「テルペングリコシド配糖体」と呼ばれるものです。
ほとんどノンカロリーで、腸から吸収されることなく排泄される糖分のため、糖化を防ぐということにもなります。
糖尿病などの糖分摂取が制限される方にもおすすめの代替甘味料です。
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●グアバ
ごはんやパンなどの糖質は、小腸において消化酵素の働きでブドウ糖に分解され、血液中に吸収されます。
グアバの特有成分である「グアバ葉ポリフェノール」には、この消化酵素の作用を阻害し、
糖質がブドウ糖に分解されるのを抑える働きがあります。
ブドウ糖の形にならなければ糖質は血液内に吸収されないので、結果的に血糖値の上昇が抑えられるのです。
グアバは、お茶として食事中や食後に摂るといいでしょう。
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●ヨモギ茶
草餅やもぐさの原料として日本人に馴染み深いヨモギに抗糖化作用が確認されています。
ヨモギの抗糖化作用は、糖化反応の抑制でなく、糖化反応によって生成したAGEs(糖化最終産物)を
分解する作用を持つということが、化粧品のPOLAの研究でわかっています。
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●ゴボウ茶
一時期流行ったゴボウ茶は、ゴボウから作られたお茶なので食物繊維を含んでいます。
なので女性の便秘の改善にも良いといわれています。
またゴボウ茶に含まれるポリフェノールのサポニンには血液をサラサラにする効果もあります。
更にムコ多糖類であるイヌリンと呼ばれる物質によってむくみも改善されるとあって
女性にはうれしいお茶です。
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●カモミールティー
夜寝る前に飲むとリラックスできてよいとされるカモミールティー。
カモミールに含まれる「カマメロサイド」という成分に、糖とたんぱく質が結びつくのを防ぐ働きがあり、
糖化抑制効果があります。
カモミールには、ローマカミツレとジャーマンカミツレの2種類がありますが、
なかでもローマンカモミールには、この成分が多く含まれているそうです。
抗糖化作用目的に飲むなら、ローマカミツレを選んだ方がいいでしょう。
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●うなはたけ茶
佐伯チズさん監修の「うなはたけ茶」は、
野草茶である「どくだみ」をベースにしたブレンド茶です。
美容面からも注目したい生姜を効かせた、「うなはたけ茶(ジンジャー)」と、
多くの女性に愛されるローズの芳醇な香りを楽しめる「うなはたけ茶(ローズ)」があります。
抗糖化と抗酸化の両方の効果が期待できるお茶として、通販でも人気の健康茶です。
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■糖化による黄ぐすみを消す化粧品は?
前述でも書いたように、ヨモギ抽出物はAGEsを分解する作用を持っていることが
化粧品のポーラ研究所の発表でわかっています。
AGEsを生成させたコラーゲンにヨモギ抽出物を添加すると、
コラーゲン中のAGEs量が減少するそうです。
よって、ヨモギ抽出物を配合した化粧品を肌に塗布することで、
肌の弾力・柔軟性・黄色化の改善が見られることが、国際化粧品技術者連盟世界大会(IFSCC)でポーラ研究所から発表されています。
このヨモギ抽出物は「YACエキス」としてポーラの「B.A ザ クリーム」 に配合され、
2009年のVoCEベストコスメ(クリーム部門)で1位 を受賞しています。
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その他、ランコムやSK-2の美白美容液。
あと、エピステームの化粧水と美容液、
三省製薬のデルメッドなども糖化に着目したスキンケアだといわれています。
私は使ったことがありませんが、POLAは高いですが、きっと効果も高いんでしょうね。
ランコム、SK2、デルメッドなど、お手頃価格のメーカーで探してみてください。
お肌にハリがでて顔色が、明るくなるそうです。
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まとめ
日頃から日本人に馴染みの日本茶は、「抗糖化」「抗酸化」のどちらの効果もあるので、緑茶はアンチエイジング効果が高い飲み物と言えます。
お茶は、毎日の生活に一番取り入れやすい抗糖化作用のある飲み物です。ご自分の好きなお茶から選んで生活の中に取り入れてみてくださいね。