京都祇園祭の由来や起源は?今年の日程とスケジュールも知りたい!



1ヶ月にわたって繰り広げられる京都祇園祭。祇園祭の起源や様々な行事のスケジュールを知っておくと楽しさも倍増!
祇園祭の起源や時期と期間、今年のスケジュールを調べてみました。

スポンサードリンク

■祇園祭の由来は?

祇園祭とは疫病退散を願って行われる八坂神社の祭礼です。
日本3大祭りのひとつとして知られています。

平安時代から約1100年の歴史があり
毎年7月1日~31日の1か月にわたって様々な神事が行われます。

絢爛豪華な山鉾が市内中心部を巡行する山鉾巡行。

14年より150年ぶりに休み鉾だった大船鉾が復興したのに伴って
49年ぶりに神様を迎えにいく前祭と、お見送りに行く後祭が
17日と24日とそれぞれに行われ楽しみ方も2倍になりました。

祭行事は八坂神社が主催するものと、山鉾町が主催するものに大別されます。

一般的には山鉾町が主催する行事が「祇園祭」と認識されることが多く、
その中の山鉾行事だけが重要無形民俗文化財に指定されています。

09年にはユネスコ無形文化財にも登録され
巡行を見ようと海外からも多くの観客が詰めかけます。

ユネスコ無形文化財に登録された絢爛豪華な『山鉾行事』を
是非その目で確かめに行きましょう~

 

■祇園祭の起源は?

6月も10日を過ぎるころ、京都は梅雨に入り湿度も高く鬱陶しい気候になります。

京都は盆地のため、
この気候風土は千数百年前の平安京が築かれた時から変わっていません。

平安京の造営の計画では、
上賀茂付近から斜めに堤防を築いて川を東側へと迂回させ
比叡山のふもとから流れる高野川と出町で合流させて鴨川とする大工事が行われたそうです。

毎日のように雨が降り続く梅雨のころ、大量の土砂が鴨川へ流れ込み、
人工的に作った堤防は決壊することもあったようです。

街には泥流があふれ、高温多湿な気候は様々な疫病を引き起こし
人々を苦しめました。

人々はこうした災害がなくなることを願い
66本の高い柱に榊の枝をつけた標柱(しめばしら)を立てた神輿をかついで
神泉苑(しんせんえん)に詣でたのが始まりだといわれています。

やがて、東山山麓にあった祇園社(八坂神社)が
インドの仏教の聖地である祇園精舎の守護神・牛頭天王がここに降臨してきて、
素戔嗚尊(スサノオノミコト)の化身となり、疫病を鎮める神としてあがめられるようになってから
この神興が祇園社(八坂神社)へと変わっていったといわれています。

始めは疫病流行の時だけ不定期に行われていましたが、
のちに疫病が流行しないことを祈願して毎年行われるようになりました。

以来1100年以上の伝統を誇り、日本を代表するお祭りになっています。

 

■2017年 祇園際のおもなスケジュール

7月1日~18日

●吉符入り(きっぷいり)

祭神を祀り祭りの無事を祈願する神事。
長刀鉾では稚児らの名前を書いた吉符を神前に納める

時間と会場は山鉾により異なる

7月2日

●くじ取り式

山鉾巡業の順番を決めるため各山鉾町の代表者が集まり
京都市長立ち合いの元、くじを引く

時間:10:00~
会場:京都市役所

7月10日

●お迎提灯

神興洗式の神興を迎えるための神事。
武者姿など趣向を凝らした行列が祇園周辺を巡行する

時間:16:30~21:00 
会場:八坂神社 → 京都市役所

●神輿洗式(みこしあらいしき)

神輿渡御に出る中御座神輿を鴨川の水で清め
神輿渡御に備えて飾りつけを行う

時間:神輿洗 19:30~  
会場:八坂神社 → 四条大橋

 

スポンサードリンク

 

7月10日~14日

●前祭 山鉾建て

時間と会場は山鉾により異なる

7月12日~13日

●前祭 曳き初め

参加可
時間と会場は山鉾により異なる

7月14日~16日

●前祭 宵山 屏風祭

時間と会場は山鉾により異なる

7月17日

●前祭 山鉾巡行

時間:9:00~ 
会場:四条烏丸 → 河原町他

●神幸祭 神輿渡御出発式

時間:神事 16:00~ 神輿出発 18:00~

7月18日~21日

●後祭 山鉾建て

時間と会場は山鉾により異なる

7月20日

●後祭 曳き初め

参加可
時間と会場は山鉾により異なる

7月21日~23日

●後祭 宵山 屏風祭

時間と会場は山鉾により異なる

7月23日

●あばれ観音

時間:深夜
会場:南観音山 

7月24日

●後祭 山鉾巡行

時間:9:30~
会場:烏丸御池 → 河原町他

●花笠巡行

時間:10:00~
会場:八坂神社他

●還幸祭(かんこうさい)

3基の神輿が四条寺町の御旅所に向かう

時間:神輿出発 17:00~
会場:四条御旅所 → 八坂神社

7月28日

●神輿洗式

形式は10日の神輿洗式とほぼ同じ。
この日、全ての神事が終わると神社に戻り神輿庫に納められる

時間:祭典18:00~ 神輿洗19:30~
会場:八坂神社 → 四条大橋

7月31日

●疫神社夏越祭(やくじんじゃなごしさい)

祇園祭の最後を締めくくる神事。
全ての神事が無事終了したことを神前に奉告し
摂社で大茅輪(おおちのわ)をくぐり参拝者の厄を祓う

参加可
時間:10:00~
会場:八坂神社境内

参考書籍:京都色彩紀行
 

遠方からの方はお宿の手配はお早めにどうぞ。

山鉾を見るのにアクセスの良い「徒歩圏内のエリア周辺宿」は毎年人気ですよ。
京都の観光スポットや宿を【楽天トラベル】で探してみる

関連記事
・京都祇園祭の由来や起源は?今年の日程とスケジュールも知りたい! ← 今ここ
・祇園祭の豆知識!前祭 後祭 / 宵山 / 山鉾 / 山建て 鉾建て / 屏風祭って何?
・祇園祭宵山を徹底して楽しむ5つの方法!
・祇園祭山鉾巡行のコースと見どころや良く見える場所はどこ? 雨でもやる?
・粽の意味と全山鉾のご利益は?チマキはどこでもらえて値段はいくら?
・祇園祭限定の厄除け献上菓子!行者餅/稚児餅/したたり/茅の輪せんべい/ちまき麩他

まとめ

祇園祭は日本3大祭りのひとつ、八坂神社の祭礼です。
始まりは神泉苑に詣でたことが祇園祭の始まりだったといわれています。
後祭りの復活で楽しみも2倍に!スケジュールを知って祇園祭を大いに楽しんでください。

スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください