春になると社会人となり、一人暮らしを始める人も多いと思います。実家にいるのと違い、自由ですが計画的な生活設計がいります。
一人暮らしをするには、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。
今回は新社会人の一人暮らしについて、お金の配分等を考えてみました。
まず、一人暮らしをするにあたり、
家賃や敷金、引っ越し代、家具や家電品の購入などで、
50万円ほどは要ります。
これらは、学生時代のアルバイトで貯めた貯金や
ご両親からの援助などで、賄われると思います。
家具や家電も学生の時に使っていたものを使ってもいいですが
就職先が遠方だと、現地で買った方が得という場合もあります。
とりあえず、親元を離れ、一人暮らしするとなったら、
ひと月の収入でやっていかなくてはいけません。
実家で甘えてた人も、
家賃や光熱費、食費、など、大きなことから、
トイレットペーパーやティッシュのひとつをとっても
自分の収入の中からやりくりしていくことになります。
2013年の大卒初任給の平均は19万8000円とのことですが
これは税金が引かれていない金額であり、税金を引かれると約17万円ほどになります。
これに、残業代とかを含め、
わかりやすく手取り20万円として計算してみました。
参考になれば幸いです♪
目次
■家賃は手取り収入の3分の1以内
家賃は月収の3分の一程度が、理想と言われています。
しかし、住む場所や立地条件によっても家賃は変わってきます。
家賃はかなり大きい出費になりますから、
なるべく安い方が助かります。
しかし、女性の場合はセキュリティの面で、
あまり下げ過ぎない方が無難だと思います。
都心だと、なかなか難しいと思いますが、
絶対に見つける!という気持ちで探せば、どうにか見つかるはずです。
社宅や独身寮、シェアハウス等も頭に入れて探してみましょう。
収入の3分の1として、約7万円までで納めます。
残り13万円
■貯金は天引きで
お給料をもらったら、すぐに貯蓄に回します。
ひと月の貯蓄の目安は月収の1割として、
1割の2万円を、会社の天引きにすると、知らないうちに貯まります。
一番、確実にお金が貯まる方法です。
天引きできない会社の場合は、
給料が入ったら、すぐに口座に入れるようにしましょう。
「残ったら貯金に!」なんて考えていたら、貯まりません。
まずは、一番先に、口座に入れてください。
残り11万円
■食費はなるべく自炊する
食費の予算を1日1000円程度で
多くてもひと月3万円以内に収めるようにします。
削れるのは、食費くらいと考え、
あまりに安い食費で頑張っても、
体を壊しては元もこうもありませんし。
体に気を付けながらも、外食を控え自炊で頑張りましょう。
お総菜などを買えば外食の半額以下、自炊すればその半額で済みます。
休日にご飯を多めに炊いて冷凍したり、安い食材ををスーパーで見つけたら、
休みの日に、ホームフリージングして作り置きすると時短、食費の節約にもなりますよ^^
→ 野菜 肉 魚 加工品など素材食品別ホームフリージング(冷凍保存)方法
残り8万円
■交際費
若いので遊ぶお金も必要ですよね。
特に、新入社員はお付き合いが増えます。
飲み代を含めて ひと月3万円以内に収めます。
残り5万円
■携帯電話は1万円以内に
携帯はひと月1万円以内で収まるように努力しましょう。
料金プランの見直しをしていない人は要チェック!格安スマホなどの工夫もしてみましょう。
残りの1万円で、電気・ガス・水道代を賄います。
夏も、なるべくクーラーを使わず、
扇風機で頑張ってみましょう^^;
残り3万円
■娯楽費 他
その他、教養娯楽費、洋服代で1万円
服を買いたいと思ったら、似たような物は持っていないか、
今あるものとコーディネート出来ないかを考えてみましょう。
リサイクルショップでも良い掘り出し物に出会えることがあります。
日用雑貨と医療費で1万円
医療(生命)保険料、1万円
残高0円
■賞与で年払いを
入社月から夏の賞与までは、ひと月20万円でやっていかなくてはいけません。
本音をいうと私は、若くて独身の場合は、保険は要らないと考えています。
保険料を払うくらいだったら、その分貯蓄に回す方が得策だと思っていますが
それでも、心配性の人もいらっしゃいます。
お付き合いで保険を1本とか、勧められることもありますよね。
どうしても断れない場合は、、貯蓄重視の保険に入ることをお勧めします。
入院もついてて、
何年かに1回はお祝い金がいただけるような保険とかがあります。
そういった保険なら、将来、結婚資金にもなりますし、
マイホームの足しにもなります。
生命保険に入る場合は、夏の賞与で加入するといいでしょう。
それを年払いにします。
年払いだと、月払いと比べて確実に安くなります。
保険の種類によっても違いますので、入りたい保険会社があったら聞いてみてください。
金利ゼロのこの時代には、超お得な制度ですよ。
いかがでしたでしょうか?
これは、手取り20万円として計算してみました。
これより、少ない人は、家賃や生活費をもっと切り詰める必要があります。
また、賞与も少ない(出ない)会社もあります。
その場合でも、月に2万円の貯金で年に24万円貯まります。
月収の1割りは必ず貯蓄に回して、
貯めグセをつけておくと、将来的にも安心です。
実家暮らしと比べて、家賃と食費にお金がかかってきますが、
手取り収入を考えて、計画してみてください。
まとめ
実家から離れて暮らすということは、今まで以上にお金のことを考えるきっかけなりますね。
都市と地方で違いはありますが、一人暮らしには計画性と工夫が必要です。楽しく節約しながら一人暮らしができるといいですね。