日本にはアリとあらゆるものには
神様が宿っているとされ、
八百万の神様がいらっしゃるといわれています。
その中でも三柱の神様は人生で一番大切な神様なんだそうです。
さて、八百万の神さまや三柱の神様とは
いったいどんな神様のことをいうのでしょうか。
目次
■八百万(やおよろず)の神さまって?
山の神さま、海の神さま、風の神さま、穀物の神さま、火の神さま、水の神さま、土の神さま・・・などなど
とにかく、日本最古の歴史書である『古事記』に出てくる神様だけでも320柱、その他『日本書紀』にだけ出てくる神さまもいらっしゃるそうなので、それはそれは多くの神さまがいらっしゃるということになります。
江戸時代の国学者、本居宣長(もとおりのりなが)が『古事記伝』で述べている神さまの解釈では、
“ 尋常ならず、すぐれたる 徳のありて、かしこき物を、迦微(かみ)というなり ”
神さまというのは目に見えませんが、人間が持ち得ない不思議な力を持ち、鳥獣、草木、太陽、海、山などの自然に至るまで人間が生み出すことのできない「命」あるすべてのものや自然を「神」という意味。
八百万(やおよろず)とは、それくらい多くの神さまがいるという意味になり、
8000000という意味ではありません。
8と言う数字を横にしたら無限大の記号に見えるように、数えきれないくらい沢山という意味が内包されているとされています。
ちなみに「あ」からはじまる神様の代表的なものだけでも下記の通りです。
青沼馬沼押比売神(あおぬまぬおしひめ)
赤城大神(あかぎ)
浅間大神(あさま)
阿加流比売(あかるひめ)
飽咋之宇斯能(あきぐいのうしの)
秋比売神(あきびめ)
秋山之下氷壮夫(あきやまのしたびおとこ)
阿久斗比売(あくとびめ)
阿邪美都比売命(あざみつひめ)
阿邪美能伊理比売命(あざみのいりびめ)
足柄之坂本神(あしがらのさかもと):坂の神
味耜高彦根神(阿遅鉏高日子根神)(あじすきたかひこね)
葦那陀迦神(あしなだか)
足名稚命(脚摩乳命)(あしなづち
葦原色許男神(あしはらのしこお)
阿須波神(あすは)
阿曇大浜(あずみのおおはま)
吾田媛(あたひめ)
阿比良比売命(あひらひめ)
吾平津媛(あひらつひめ)
熱田大神(あつた)
阿曇磯良(安曇磯良)(あづみのいそら)
姉倉比売(あねくらひめ)
穴戸神(あなと)
天津久米命(あまつくめ)
天津彦根命/天津日子根命(あまつひこね)
天津日高日子波限建鵜葺草葺不合命(あまつひこひこなぎさたけうがやふきあえず)
天津日高日子番能迩迩芸命(あまつひこひこほのににぎ)
天津日高日子穂穂手見命(あまつひこひこほほでみ)
天津日高彦瓊瓊杵尊(あまつひたかひこににぎのみこと)
天津日高彦火火出見尊(あまつひたかひこほほでみのみこと)
天津麻羅(あまつまら)
天津甕星(あまつみかぼし)
天照御魂神(あまてるみたまのかみ) :⇒天火明、天照大神、饒速日など諸説ある
天照大神(あまてらすおおみかみ):⇒三貴子
天照国照彦天火明櫛玉饒速日命 (あまてる くにてる ひこ あめのほあかり くしたま にぎはやひ の みこと)
天知迦流美豆比売神(あましるかみづひめ)
天石門別神(天石戸別神)(あまいわとわけ)
天活玉命(あめのいくたまのみこと)
天宇受売命(あめのうずめ)
天表春命(あめのうわはる)
天之忍男(あめのおしお)
天之忍許呂別(あめのおしころわけ)
天忍日命(あめのおしひ)
天之忍穂耳命(あめのおしほみみ)
天之尾羽張神(あめのおはばり)
天迦久神(あめのかく)
天香山命(あめのかぐやま)
天香語山命(あめのかごやま)
天之久比奢母智神(あめのくひざもち)
天之闇戸神(あめのくらと)
天児屋根命(あめのこやね)
天之狭霧神(あめのさぎり)
天探女(あめのさぐめ)
天之狭土神(あめのさづち)
天之狭手依比売(あめのさでよりひめ)
所造天下大神(あめのしたつくらししおおかみ)
天下春命(あめのしたはる
天手力男命(あめのたぢからお)
天種子命(あまのたねこ)
天之都度閇知泥神(あめのつどへちぬ)
天之常立神(あめのとこたち)
天鳥船神(あめのとりふね)
天羽槌雄命(あめのはづちお)
天一根(あめのひとつね)
天比登都柱(あめひとつはしら)
天日照命(あめのひでり)
天夷鳥命(あめのひなどり)
天日腹大科度美神(あめのひばらおおしなどみ)
天日槍命(天之日矛)(あめのひぼこ)
天日鷲命(あめのひわし)
天之吹男神(あめのふきお)
天両屋(あめふたや)
天太玉命(あめのふとだま)
天之冬衣神(あめのふゆきぬ)
天火明命(あめのほあかり)
天穂日神(天之菩卑能命)(あめのほひ)
天目一箇神(あめのまひとつ)
天之御影神(あめのみかげ)
天之甕主神(あめのみかぬし)
天道根命(あめのみちめのみこと)
天若日子(天稚彦)(あめのわかひこ、あめわかひこ)
天之水分神(あめのみくまり):⇒水分神
天御虚空豊秋津根別(あめのみそらとよあきつねわけ)
天之御中主神(あめのみなかのぬし)
天八意思兼(あめのやごころおもいかね):⇒思兼神(おもいかね)
荒河刀弁(あらかとべ):紀国の国造
淡道之穂之狭別島(あわじのほのさわけしま)
沫那芸神(あわなぎ)
沫那美神(あわなみ)
阿波神(あんば)
「あ」からはじまる神様の代表的なものだけでもこうですからね、
日本は八百万の神さまがいるといわれるのもわかります。
そして、神様の数え方は“一柱(ひとはしら)・二柱(ふたはしら)・三柱(みはしら)”と数えていきます。
そんな八百万の神さまがいる中でも、一番大切にしないといけないとされるのが“三柱”といわれています。
■三柱(みはしら)の神さまとは
八百万の神様がいるってことは、八百万の神社があるってことになりますよね。そして、自分の人生の中で最も大切な神社は、伊勢神宮でもなく出雲大社でもなく、三柱の神さまが祀られている次の“三神社”なのだといわれています。
氏神神社
氏神さまと呼ばれ、あなたの氏族が先祖代々にわたってお祀りしてきた神社をいいます。
この氏神さまがあなたのご先祖をお守りし、あなたと、あなたの子供やお孫さんまで未来永劫、守護してくださる神さまになります。
この氏神さまが祀られてる神社を“氏神神社”といい、一番大事にしないといけない神社です。
産土神社
産土神さまは、あなたの生まれた土地を守ってくださっている神さまです。
あなたが生まれる前から死ぬ瞬間まで生涯にわたって、あなたを守ってくださいます。
この産土神さまがお祀りされてるのが“産土神神社”で二番目に大事にしないといけない神社です
土地神神社
土地神さまは、現在のあなたが住んでる地域を守ってこられた神さまです。
なので、引っ越しして住所が変わった場合は、その引っ越し先の土地神さまが祀られてる神社に出向き「これからは、この土地でお世話になります。よろしくお願いします」と挨拶にいかれるといいそうです。
土地神神社は三番目に大事にしないといけない神社です。
この記事は下記の書籍とサイトを参考にまとめています。
参考書籍:神さまとつながる開運神社めぐり/白鳥歌子
参考:yahoo知恵袋
▶ 私の三柱の神さまはどこ?氏神 産土神 土地神の三神社の調べ方!
▶ 産土神 氏神って何?夜中の参拝はOK?いまさら聞けない神社の素朴な疑問
▶ 御朱印とは!いただき方 料金 御朱印帳の種類と買い方は?
▶ 七福神の由来とメンバーの名前や特徴!七福神巡りではありがたい御朱印をいただきましょう。
▶ えびす講って何?恵比寿講祭りはいつどこで行われるの?
▶ 神無月っていつ?出雲大社で縁結び会議ってどうゆうこと?
まとめ
いかがでしたか?日本には八百万の神さまが居るといわれていますが、数えきれないほどたくさんの神さまが居るということ。
数字の800万とは違い無限にたくさんのという意味です。それこそ ○○県□□村の▲▲神社だけにしかまつられていない神もあり、その神様は文献やネットで検索しても出てこないようなケースもあるそうです。四六時中どこでも神さまに囲まれて過ごしてる私たちは見守られてるというか監視されてるというか(;’∀’)、、、人が見てないところでも、お天道様はちゃんと見ているとかもよく親から言われて育ちましたがこういうことだったのでしょう。
そして氏神様・産土神さま・土地神さまは『三柱の神さま』といわれ、人生の中でも最も大切にしないといけないということですね(^^♪