男と女・夫婦にまつわる故事・諺を調べてみた!


愛情を確かめ合うカップル
こんばんわkanauyoです^^

この世には男性と女性がいて、
カップルになりその二人に子供が産まれて、

その子供たちが大きく成長したら、
またカップルになって、二人の間に子供が産まれて…と

人生は男と女の出会と結びつきから始まっています。

今回は男と女・夫婦の故事や諺を調べてみました。

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・遠くて近きは男女の仲
(とおくてちかきはだんじょのなか)

男女の仲は離れているように見えて以外に近いものだ。
ちょっとしたキッカケで結ばれやすいということ。

 

・間が遠なりゃ契りが薄い
(あいがとおなりゃちぎりがうすい)

親しい間柄の者でも遠く離れてしまったり、
お互いに会う回数が減って遠のいてしまうと、
心の結び付きが薄くなる。特に男女の仲についていうこと。

 

・一押し二金三男
(いちおしにかねさんおとこ )

押しの強さが何といっても第一で、次いでお金が物をいう。
ハンサムであることが第三の条件であるという、
女性を口説く場合の有効な手段のこと。

 

・袖振り合うも他生の縁
(そでふりあうもたしょうのえん)

道で見知らぬ人と袖が触れ合うようなことも、
偶然でなく前世からの深い因縁によるものだということ。

 

・合縁奇縁
(あいえんきえん)

人と人とがめぐり逢い、また愛し合うようになるのは、
これすべて縁によるものである。
人と人とのめぐり逢いには縁という不思議な力が働いているということ。

 

・恋路は縁のもの
(こいじはえんのもの)

男女に恋が生まれたり実ったりするのは、
二人の間に不思議な縁がなければ成り立たないということ。

 

・恋に上下の隔てなし
(こいにじょうげのへだてなし)

恋愛は人間の本性に根ざしたものであるから、
身分や地位の上下による区別は全く関係はないということ。

 

・相惚れ自惚れ片惚れ岡惚れ
(あいぼれうぬぼれかたぼれおかぼれ)

相思相愛の相惚れ、独りよがりに自惚れ、片思いの片惚れ、
他人の恋人や親しく接したことの内人をわきからひそかに恋する岡惚れなど。
惚れ方もいろいろあるものだということ。

 

・磯の鮑の片思い
(いそのあわびのかたおもい)

鮑は殻が片方だけのように見えることから片想いにかけて、
自分が恋しく思ってるのに相手は何も思ってくれないことのたとえ。

 

・愛は小出しにせよ
(あいはこだしにせよ )

愛は細く長く保つことが秘訣で、
あまりに激しい愛は永続きしないものだという戒めのこと。

 

・一生添うとは男の習い
( いっしょうそうとはおとこのならい )

「一生君を大切にします」と言うのは、
男が女に言い寄って口説くときの決まり文句のようなもの。
男が本当に女とそのまま連れ添うとは限らないという意味と
その時だけのものであてにならないものだということが含まれている。

 

・秋風が立つ
(あきかぜがたつ)

秋を「飽き」にかけて
男女間の愛情が冷めることのたとえのこと。

 

・及ばぬ恋の滝登り
(およばぬこいのたきのぼり)

鯉は急流を遡っていくが垂直に落ちる滝は登れないことから、
どんなに努力してもとうてい不可能なことのたとえをいう。

 

・男心と秋の空
(おとこごころとあきのそら)

秋の空は晴れていたかと思うと
急に崩れるように変わりやすく
女性に対する男性の愛情が秋の空模様のように
変わりやすいというたとえ。

 

・女心と秋の空
(おんなごころとあきのそら)

男性に対する愛情だけでなく、
女性の心は変わりやすいものということ。

 

・据え膳食わぬは男の恥
(すえぜんくわぬはおとこのはじ)

目の前に食膳を据えられて手を付けないのは男の恥であるの意から、
女のほうから仕掛けてきた情事の誘いに応じないのは、
面目を失わせるもので男の恥であるということ。

 

・厭じゃ厭じゃは女の癖
(いやじゃいやじゃはおんなのくせ)

女性は男性に口説かれると内心は嬉しいのに、
口先だけいやいやをいうのは口癖のようなものだということ。

 

・恋の病に薬なし
(こいのやまいにくすりなし)

どんな薬をもってしても恋の病に対しては、
その思いが相手に伝わり恋がうまく成就しない限り、
どうすることもできないということ。

 

・恋は盲目
(こいはもうもく)

恋のために、人は理性を失い、
思慮分別をなくすものであるということ。
あるいは、恋をして理性を失ったために、
相手の容姿や性格の欠点が目に入らない状態をいう。

 

・娘を見るより母を見よ
(むすめをみるよりははをみよ)

嫁をもらうなら、相手の母親の
人柄をみればよくわかるということ。

 

・秋の日と娘の子はくれぬようでくれる
(あきのひとむすめのこはくれぬようでくれる)

秋の日は暮れないようですぐ暮れるが、
同じように娘も嫁にくれそうもない様に見えて意外に簡単にくれるものだ。

 

・一人娘と春の日はくれそうでくれぬ
(ひとりむすめとはるのひはくれそうでくれぬ)

春の日は暮れそうでなかなか暮れないように、
一人娘は親が惜しんでなかなか嫁にだそうとしない。

 

・破れ鍋に綴じ蓋
(われなべにとじぶた)

破損した鍋にもそれ相応の蓋があるように、
どんな人にもその人にふさわしい結婚相手がいるということ。

 

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・面面の楊貴妃
(めんめんのようきひ)

男はそれぞれ自分の妻が、中国の楊貴妃のような美人だと思うものである。
人にはそれぞれ好みがあり、好きになると欠点も隠れて美しく見えることのたとえ。

 

・東男に京女
(あずまおとこにきょうおんな )

男性の理想はたくましい関東の男性であり、
女性の理想はしとやかな京都の女性であると述べたもの。

 

・男は度胸、女は愛敬
(おとこはどきょう、おんなはあいきょう)

男には何よりも度胸、女には何よりも愛敬が大切なのだと、
語呂に合わせて、両性のあり方を簡潔に表したもの。

 

・夜目遠目傘の内
(よめとおめかさのうち)

女性は、夜見たとき、遠くから見たとき、
また笠の内から顔の一部が見えるときにより美しく見えるという意味。

 

・女の一念岩をも通す
(おんなのいちねんいわをもとおす )

女はいったんこうと思い立ったら、
それが実現するまで執念深く思い続けるものであるということ。

 

・髪の長いは七難隠す
(かみのながいはしちなんかくす)

髪の長いことは女性美の代表的な条件ということ。
「色の白いは七難隠す」も同じような意味をもつ

 

・姉女房は身代の薬
(あねにょうぼうはしんだいのくすり)

姉さん女房は家計のやりくりが上手で財産を増やし、
夫にも理解がありよく尽くしてくれるので
家庭を円満にする薬のようなものだというたとえ。

 

・姉女房は子ほど可愛がる
(あねにょうぼうはこほどかわいがる)

年上の女房は、夫を子供のようにかわいがって大事にしてくれる。

 

・一つ勝りの女房は金の草鞋で探しても持て
(ひとつまさりのにょうぼうはかねのわらじでさがしてももて)

夫婦は一歳年上だとうまくいくので、いくら歩いても丈夫な
鉄製の草履を履いて歩き回ってでも、そういう女房を探しなさいということ。

 

・仲人口は半分に聞け
(なこうどぐちははんぶんにきけ)

仲人口とは縁談をまとめるために、相手を実際以上に褒めていう言葉で
仲人の話は誇張が多いので話半分に聞いておきなさいという意味。

 

・女房に惚れて家内安全
(にょうぼうにほれてかないあんぜん)

夫が妻に惚れていれば、家内=妻は余計な心配もせず
夫婦げんかもすることもないので、家庭内は安全であるということ。

 

・女房妬くほど亭主もてもせず
(にょうぼうやくほどていしゅもてもせず)

女房は自分の亭主をもてるものと思い焼きもちを焼くが、
残念ながら女房の思うほどもてないものだということ。

 

・痘痕も靨
(あばたもえくぼ)

惚れてしまうとあいての痘痕も靨に見えるほど、
欠点でも長所に見えること

 

・惚れた欲目
(ほれたよくめ)

惚れた相手については、
その欠点までもよく見えてしまうということ。

 

・お前百までわしゃ九十九まで
(おまえひゃくまでわしゃくじゅうくまで)

夫婦仲良く元気で長生きできるようにとの願い。

 

・頭禿ても浮気はやまぬ
(あたまはげてもうわきはやまぬ)

男の浮気心は頭の毛が薄くなってもなくならないこと。

 

・いさかいをしいしい腹を大きくし
(いさかいをしいしいはらをおおきくし)

言い争いを良くして夫婦の仲は良くないようだけど、
このような夫婦は喧嘩をした後は返って夫婦仲が良くなるようで
子供はよくできるという意味。

 

・知らぬは亭主ばかりなり
(しらぬはていしゅばかりなり)

女房の浮気を周りは皆知っているのに、
当の亭主だけが知らないでいること。
また身近なことを当人だけが知らないで平気でいること。

 

・色気より食い気
(いろけよりくいけ)

色恋の欲よりも食欲の方が先であるということ。

 

・金の切れ目が縁の切れ目
(かねのきれめがえんのきれめ)

お金がなくて生活が苦しくなると、しなくていい夫婦喧嘩が起きるということ。

 

・浮気と乞食は止められぬ
(うわきとこじきはやめられぬ)

浮気も乞食も、一度その味をしめたら
止められなくなるということ。

 

・愛想も小想も尽き果てる
( あいそもこそもつきはてる )

好意や愛情がうせて、すっかり嫌になってしまうこと。

 

・腹水盆に返らず
(ふくすいぼんにかえらず)

一度こぼれた水を再び盆(大皿や鉢)に戻そうとしてもできないことから、
一度してしまったことは取り返しがつかないこと。

 

・男やもめに蛆がわき女やもめに花が咲く
(おとこやもめにうじがわきおんなやもめにはながさく)

世話をしてくれる妻のいない男一人の家は
ウジが湧くくらい汚く身だしなみも不潔になるが、
夫を失った女性は以前よりも身ぎれいになり
花が咲いたように美しくなるということ。

 

・添わぬうちが花
(そわぬうちがはな)

結婚して一緒に生活してみると、
いろんな知らない欠点が目につくもの。
結婚する前が一番楽しい時期であるということ。

 

・悪縁契り深し
(あくえんちぎりふかし )

よくない縁に限って、不思議と結びつきが強く離れ難いこと。
性格や生活面などの点で、よくない相手だとわかっていても
付き合わざるをえなくなったり、また、付き合っている内に
そのようなよくない相手だとわかってきても、なかなか離れられないことをいう。

 

・色の世の中、苦の世界
いろのよのなか、くのせかい

世の中というのはその大半が色恋沙汰と人生苦とで成り立っている。
それほど色恋が人の生活の中に占める割合は大きいものだということ。

まとめ

日本に古くから伝わる故事や諺は、普段の生活から学ぶ知恵や教訓が口づてで世の中に広まったそうです。男女の関係は昔も今も不変のテーマ。男女の付きあい方や夫婦のあり方など現代でも学び通じるものがありますが、ここ30年で内実は大きく変わったように思います。今の若者は恋愛も結婚もしなくなりました。これからの日本の行く末はどうなるのでしょうか。

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