人間関係にまつわる故事・諺を調べてみた!


野外パーティーを楽しむ若者たち
こんにちわkanauyoです^^

この世は人と人とのご縁や交わりで成り立っています。

人は皆、複雑に入り組んだ人間関係によって
生かされ生きています。

良縁や悪縁、
人付き合いの上手な人、下手な人、
出会いと別れなど、

様々な人間模様を古来よりの古事・諺として紹介します。

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・一期一会
(いちごいちえ)

千利休の言葉とされる「一期に一度の会」から、一生に一度だけ出る茶の湯の会の意味。
そこから一生に一度の貴重な出会いや機会そのものを指す言葉として用いられている。
二度と巡り合わないものと思い、今のその時間を大切にすべきという戒めのこと。

 

・袖振り合うも他生の縁
(そでふりあうもたしょうのえん)

袖が触れ合うようなちょっとした出会いも、前世からの因縁によって起きるということ。

 

・会うは別れの始め
(あうはわかれにはじめ)

出会いは必ず別れをもたらすという世の無常をいうことわざ。
人とは必ず別れなければいけない時がやってくるのだから、
それまでの時間をたいせつにしなさいという教え。

 

・情けは人の為ならず
(なさけはひとのためならず)

情けを人にかけておけば、巡り巡って自分に良い報いとなって戻ってくる。
だからどんな場合も人に葉親切にしておくべきだということ。

 

・人を憎むは身を憎む
(ひとをにくむはみをにくむ)

「身」はわが身の事。人に対して憎しみを抱けば、
その憎しみは巡り巡って自分が人から憎まれることになるということ。

 

・人を呪わば穴二つ
(ひとをのろわばあなふたつ)

「穴」は墓穴の事。人を不幸に陥れようとすると、
それが自分の身にも必ず跳ね返ってきて同じ目に遭うという戒め。

 

・人は落ち目が大事
(ひとはおちめがだいじ)

自分も他人も落ち目になった時が大事であるということ。
落ち目になれば、何でも悪い方へ考えて苦しむが、
そんな時こそ冷静に判断し努力することが大事である。
他人も、落ち目になった時こそ見捨てず、励ましてやらなければならないという意味もある。

 

・渡る世間に鬼はない
(わたるせけんにおにはない)

世の中は薄情な人ばかりでなく、慈悲深く
困ってる時に助けてくれる人情に厚い人が必ずいるということ。

 

・仏の顔も三度
(ほとけのかおもさんど)

どんなに温和で慈悲深い人でも、三度となると我慢できないということ。
何度も侮辱された時や、たびたび迷惑をかけてくるものに対しての警告の言葉。

 

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・出る杭は打たれる
(でるくいはうたれる)

ずば抜けた才能を持ち、頭角を現す人は、とかく人にねたまれたり妨げられたりするもの。
またで過ぎたまねをすると、人から非難され制裁を受けるというたとえ。

 

・人を使うは使わるる
(ひとをつかうはつかわるる)

人を使うのは、楽なように見えて色々気を使ったりして苦労するものだ。
人を使うのでなく、逆に人に使われてるようなものだということ。

 

・敷居が高い
(しきいがたかい)

お世話になった人に迷惑をかけてしまったり、
長い間連絡せずに無沙汰したり不義理などをした時には
会うのが辛くその家に訪問しずらいため、
敷居が高く感じられ中に入りにくいと表現したもの。
現代は高級すぎて、その家や店に入りにくいという意味で使われることが多いようだ。

 

・怒りは敵と思え
(いかりはてきとおもえ)

相手に怒りの感情を持てば、相手もこちらに怒りや憎しみの感情を抱くようになり
新しい敵をつくるため、自分を亡ぼすようなものだという戒め。

 

・堪忍袋の緒が切れる
(かんにんぶくろのおがきれる)

「堪忍袋」とは堪忍する心の広さの事。
じっと我慢してたことが抑えきれなくなり、堪忍袋が広がって
縛ってたひもが切れて怒りが爆発するというたとえ。

 

・怒れる拳笑顔に当たらず
(いかれるこぶしえがおにあたらず)

かっとなって振り上げた拳も、相手が笑顔で対応してくると
気勢をそがれて打ち下ろせなくなるということ。
怒って向かってくる相手には優しい態度で接するほうが効果的であるという教え。

 

・腹が立つなら親を思い出せ
(はらがたつならおやをおもいだせ)

腹が立ってどうにも我慢ならない時は、親の顔を思い浮かべてみて
今事件を起こしたら親が嘆き悲しむであろうと考えると、
自然と怒りも収まり争いごとなどを避けられるということ。

 

・後悔後に立たず
(こうかいあとにたたず)

すでに終わったことを後から「ああしておけばよかった。こうしておけばよかった」と悔やんでも
今更どうにもならないということ。
後で後悔しないために十分注意しなさいという教え。

 

・君子は豹変す
(くんしはひょうへんす)

徳の高い立派な人物は、過ちに気づけば即座にそれを改め正しい道に戻るものだということ。
また、状況によって態度や考えを急に変えるものだというたとえ。

まとめ

私たちは家族や同僚、友達、親戚、恋人、上司や部下、隣人など複雑な人間関係の中で毎日生きています。人間関係のわずらわしさから逃げだしたくなる時もありますが人は一人では生きていけません。偶然のように思える出会いも、すでに前世からの因縁によって起き、出会いがあれば別れが必ずくるようになっています。そう考えると自分の周りのご縁を大切にして、別れがくるまでの時間を大切に過ごすことが大事だといえるでしょう。

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