親と子にまつわる故事・諺を調べてみた!



男と女が結婚し子供ができると、親となって初めて知る喜びもあれば不安や悩みもでてきます。
先人の知恵や教えとして親が子を思う気持ち、子が親を思う気持ちなど、親と子の付き合い方や考え方の故事・諺を紹介します。

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・子に過ぎたる宝なし
(こにすぎたるたからなし)

子供はどんな宝より大切であるということ。
「千の倉より子は宝」「財宝より子宝」「子に勝る宝なし」などがある。

 

・三人子持ちは笑うて暮らす
(さんにんこもちはわろうてくらす)

子供は三人くらいがちょうどよく、
幸せな暮らしができるということ。

 

・持つべきものは子
(もつべきものはこ)

他人がしてくれないようなことも、自分の子ならしてくれる。
我が子ほど頼りがいがありありがたい存在はないということ。

 

・後前息子に中娘
(あとさきむすこになかむすめ)

三人の子を持つなら、最初と末っ子が男で、
真ん中が女の子が理想的だということ。

 

・寝る子は育つ
(ねるこはそだつ)

よく眠る子は健康で丈夫に育つということ。
「寝る子は達者」ともいう。

 

・這えば立て、立てば歩めの親心
(はえばたて、たてばあゆめのおやごころ)

生まれた子が這うようになると、つかまり立ちできるようにならないかと思い
立てば早く歩くようにならないかと思う、子供の成長を願う親の気持ちのこと。

 

・十で神童 十五で才子 二十歳過ぎれば只の人
(とおでしんどう じゅうごでさいし はたちすぎればただのひと)

子供の頃神童と評判だった人も、成長していくうちに並みの秀才になり
大人になる頃には普通の人と同じになることが多いということ。

 

・かわいい子には旅をさせよ
(かわいいこにはたびをさせよ)

親は子供を甘やかさず、手元から離して
世の中の辛さや苦しみなど様々な経験をさせることが大切だということ。

 

・親の甘茶が毒となる
(おやなまちゃがどくとなる)

子供を甘やかして育てることは、子供の将来のためにならず、
むしろ害を及ぼすことになる。
子供は甘やかして育ててはならないということ。

 

・子は鎹
(こはかすがい)

子供は夫婦仲を繋ぎとめる鎹のような存在だということ。

 

・二度教えて一度れ
(にどおしえていちどしかれ)

子供はることも必要だが繰り返し教えることが大切だということ。

 

・子宝脛が細る
(こだからすねがほそる)

子供は宝だが、育てるために親は色々苦労するものだということ。

 

・母が痩せると子が太る
(ははがやせるとこがふとる)

子供が成長するのは母親がやせ細るような辛い想いをして、
身を削るような苦労をしたおかげであるという意味。

 

・娘三人持てば身代潰す
(むすめさんにんもてばしんだいつぶす)

「身代」とは財産の事で、娘が三人いると
嫁入り支度で財産を使い果たすということ。

 

・子を持てば七十五度泣く
(こをもてばしつじゅうごたびなく)

親は子の事で心配したり苦しんだりして
泣くことが限りなく多いもの。
子供を育てるのは大変なことだということ。

 

・子は有るも嘆き無きも嘆き
(こはあるもなげきなきもなげき)

子があればあったで苦労し、
無ければ無いで子のいない寂しさを嘆くものであるということ。

 

・親の心 子知らず
(おやのこころ こしらず)

子のためを思う親の気持ちも知らないで、
子供は勝手なことばかりするものだということ。

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・子の心 親知らず
(このこころ おやしらず)

子供は親が思ってる以上に成長しているものだ。
親は子供の本当の心を知っていないということ。

 

・親の意見と冷酒は後できく
(おやのいけんとひやざけはあとできく)

冷酒が後からじわりと酔いが回ってくるように、
親の意見はその時はわからないが、
時間んがたてばしみじみわかってくるものだということ。

 

・親の意見と茄子の花は千に一つも無駄はない
(おやのいけんとなすのはなはせんにひとつもむだはない)

茄子は花を咲かすと必ず実を結ぶように、
子供を思ってする意見に、何一つ無駄がない。

 

・他人の飯を食わねば親の恩は知れぬ
(たにんのめしをくわねばおやのおんはしれぬ)

親元を離れて他人のところで生活し、
飯のおかわりにも遠慮するような苦労をしてみて
やっと親のありがたみがわかるということ。

 

・子を持って知る親の恩
(こをもってしるおやのおん)

自分が親となり子育ての苦労を経験して
はじめて親の偉大さとありがたさがわかるものだということ。

 

・親思う心に勝る親心
(おやおもうこころにまさるおやごころ)

子が親を思う心よりも、親が子を思いやる心の方がはるかに深いということ。

 

・反哺の孝
(はんぽのこう)

「反」は返す、「哺」は口中の食べ物の事で、
鳥は幼い時に親が口移しで餌を与えてくれた恩を忘れず
成鳥になると老いた親鳥に口移しで与えて養うということから、親を養い恩返しをすること。

 

・子にすることを親にせよ
(こにすることをおやにせよ)

子を持つと親のありがたさがわかるもの。
子に接するような同じ愛情を持って親にも尽くしなさいということ。

 

・親には一日に三度笑って見せよ
(おやにはいちにちにさんどわらってみせよ)

親にはいつも笑顔で接することも大切な親孝行のひとつになるということ。

 

・孝行のしたい時分に親は無し
(こうこうのしたいじぶんにおやはなし)

親孝行をしないといけないとわかっていても、親の元気なうちには出来ず
親が亡くなってから親のありがたさみを実感して親孝行をしようと思ってもできないということ。
親孝行は親が元気なうちにしておくことだという戒め。

 

・石に布団は着せられず
(いしにふとんはきせられず)

石とは墓石の事で、親が亡くなり墓石に布団を着せて大事にしても親孝行にはならない。
「孝行のしたい時分に親は無し」とともに用いられる。

 

・樹静かならんと欲すれども風止まず
(きしずかならんとほっすれどかぜやまず)

風邪で揺れてる樹木は風がやまないと静かになきないように、
物事が思いのままにならないことのたとえ。
「孝行のしたい時分に親は無し」とともに用いられる。

 

・親の恩は子で送る
(おやのおんはこでおくる)

両親から受けた恩は、自分の子を立派に育てることで報いることができるという意味。

 
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まとめ

子がいるから親は頑張れるし、子も親の期待にそいたいと一生懸命努力します。親が子を思う気持ちも子が親を思う気持ちも、どちらも本当によくわかります。親は子を宝のように育てますが、子はいつの間にか大人になって親を追い越していきます。親が死んでお墓に寒かろうと布団をかぶせて親孝行しても、時すでに遅く、親孝行ができるのは親が元気なうちにしておくことですね。

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