親戚や友人・同僚などから出産祝いをいただいたら、
次は内祝いをお返しするのが礼儀ですね。
地方の習わしなどから若干の違いもあるかと思いますが、
ここでは一般的な内祝いの相場とふさわしい品物とはどういったものなのか。
また、お返しはいつ頃に贈ればいいのか、
期限とかはあるのかなど、
失礼のないように内祝いを贈るためのポイントをまとめています。
目次
■出産内祝いの相場はどれくらい?
出産の内祝いのお返しの金額ですが、一般的に頂いた金額の半返し、あるいは三分の一返しが目安とされています。
両親やお仲人さん、目上の方など、かわいい孫のために、若い二人のためにと予想以上に高額な出産祝いを贈ってくださることもあります。
いただいた金額に係らず一律に同じ品物を贈ってもかまいませんし、半返しでなく同じ金額の品物を贈ってもさしつかえありません。無理のない予算でお礼の気持ちを表現しましょう。
もっと細かく、目上の人には三分の一程度のお返しをし、後輩や年下の人には半額以上のものを返すというルールもありますが、人数が多いと品物選びも大変ですよね。
お返しの金額にこだわらず、相手に役に立ちそうな品物を選んで贈られてもよいのではないでしょうか。
なお、会社からの出産祝いに対しては、原則的にお返しは必要ありません。
しかし、「〇〇一同」という形で個人から御祝いをいただいた場合は、お返しは必要です。お菓子やジュース、人数分のハンカチなど全員にいきわたるような品物にするといいですね。
■出産内祝いにふさわしい品物は?
内祝いの品物選びも、色々あって迷うところでしょうが、嗜好品や実用品がふさわしいとされています。最近では紅茶やコーヒー、焼き菓子をはじめとする嗜好品やお菓子などが人気です。
その他、世間一般によく贈られる品物をまとめてみましたので、参考にしてみてください。
・タオルやハンカチのセット
自分では買わないちょっとおしゃれなデザインを選びます。
・紅白の砂糖
紅白など御祝い用のおしゃれなシュガーセットは定番です。
・石鹸
誰もが重宝する消耗品。香りや質は相手の好みに合わせます。
・お菓子類・コーヒー類
会社関係や複数の人からのお返しには、みんなで分けられるものを選びます。
・赤飯・鰹節
親戚やご近所などにご挨拶を兼ねて配る昔ながらの御祝い品。
昔から縁起ものとして「砂糖」「赤飯」「紅白まんじゅう」などは定番でした。現在では紅茶のセットと共に角砂糖を添えた出産内祝いなどのセットも人気です。
紅茶やコーヒーは、缶に赤ちゃんの名入れができるものなどもありますし、砂糖なども出産内祝いとしてデザインなどに工夫が凝らされた、楽しいものが増えています。
出産内祝いの品物を、いただいた方によって変えられる方は、相手の好みをよく考えて、喜ばれる品物を選びましょう。中には好みが分からないという方もいらっしゃいますが、その場合は豊富な品物から好きなものが自由に選べる、カタログギフトもおすすめです。
カタログギフトは、出産内祝い用のカタログギフトやグルメ専用のカタログギフトなど、カタログ自体の種類もさまざまなものがありますから相手に合わせて合わせて選ぶのがよいでしょう。
職場やサークルなどから、連名で出産祝いをいただいた場合は、大勢で食べられるお菓子や人数分のハンカチなどを出産内祝いとして会社などに贈るといいと思います。
仲人や特にお世話になった方には、正式には持参された方がいいのですが、遠方であったり、贈る相手が大勢の場合はデパートなどからの配送でもよいことになっています。
ただし、品物が届く前に出産祝いに対するお礼状を別便で出すことを忘れないようにしてくださいね♪
■内祝いは両親にもするの?
内祝いは本来、身内には贈りません。しかし現代では「内祝いはいただいた御祝いのお返し」というニュアンスが強く、両親でも御祝いをもらったら内祝いを贈るという考えもあるみたいです。
ご両親や親せきには、内祝いに添え状と一緒に赤ちゃんの写真を同封すると喜ばれると思いますよ。
■出産内祝いの熨斗の書き方は?
出産内祝いの品物には、のし紙に紅白蝶結びの水引をかけ、「内祝」と表書きし、下に赤ちゃんの名前だけを記入します。内祝いを贈る夫婦の名前でなく、赤ちゃんをお披露目するという意味もあるので、赤ちゃんの名前だけを書くように。
現代はキラキラネームとか、英語を日本語に置き換えて読めるようにしたりと珍しい名前が多いので、できれば、読める名前、読めない名前に関係なく、ふりがなをふっておくといいですね。
なお両親に内祝いを贈る場合は、表書きを「御礼」にして贈ればよいでしょう。
■出産内祝いのお返しはいつまでにするの?
出産祝いのお返し(内祝い)は、いただいてから1ヶ月以内には贈るようにします。地方によっても若干違いますが、だいたいお宮参りの前後に贈る人が多いですね。
私もお宮参りが終わった時点で、一斉に贈りました。
ずいぶん昔の話ですがww
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まとめ
出産内祝いの品物を選ぶ時、金額に迷いますね。“お祝い半返し”という昔からの習慣がありますので、いただいたお祝いの半分を目安にすると良いでしょう。高額な場合は3分の1位でも大丈夫です。
内祝いの品物は、嗜好品や実用品がふさわしいとされています。比較的手ごろなものの場合は、タオルやお菓子などの気軽なギフトがおすすめです。
相手の好みにあったものを贈るといいのですが、好みがわからない場合はカタログギフトを。また職場やサークルなどから、連名で出産祝いをいただいた場合は、大勢で食べられるお菓子や人数分のハンカチなどを出産内祝いとして会社などに贈るといいでしょう。
出産祝いのお返し(内祝い)は、のし紙に紅白蝶結びの水引をかけ、「内祝」と表書きし、下に赤ちゃんの名前だけを記入します。お宮参りの前後、いただいてから1ヶ月以内には贈るようにしましょう。