イースターって知ってますか?クリスマスやハロウインほどは定着してない感がありますが
それでも日本でも少しづつ知られるようになりました。
イースターって何?復活祭にはどんなことをするのでしょう。イースターの起源とともにまとめてみました。
目次
■イースターって何?
英語でイースターは日本語では復活祭になります。
イエスキリストの復活を祝うキリスト教の祝日です。
春分の日を過ぎた満月の後の最初の日曜日が、その日に当たり
その訳はイエス・キリストの復活されたのが日曜日であったからだとされています。
また、ゲルマン民族の間では春分の日に女神Eostreを祭る行事があったらしいんですが、
その日がたまたまキリストの復活を記念する復活祭と時期をほぼ同じくしたため、
西ゲルマン民族の間ではその訳語として用いられたともいわれています。
いずれにしても「春分の日」が関係しているようですね^^;
しかし、そもそも一度死んだイエス様が生き返ることはあるのでしょうか。
記録によると少なくとも500人以上の人が
復活後のイエス・キリストに会っているといいますから驚きます。
「わたしはよみがえりであり、命である。わたしを信じる者は、たとい死んでも生きる」
という言葉は、ジョージ・ワシントンの墓碑銘にもなっているイエス・キリストの言葉だそうです。
つまり、イエスがよみがえられたように、
イエスを信じる者も永遠の命を持つという約束だそうですよ。
イースターはキリスト教においてクリスマスとともに重要な祭とされていて
日本でのお盆やお正月のような大切な行事だということがわかります。
■今年のイースターはいつ?
クリスマスと違って、イースターの日付は毎年変わります。
それは「春分の日の後の最初の満月から数えて最初の日曜日」と定められているからです。
そういうわけで、その年によっては最大一ヶ月ほど、
つまり月の周期プラス数日のずれが生じることになります。
日本を含め現在多くの国で使われているグレゴリオ暦では、
この日は3月22日から4月25日の間になります。
それでいくと今年2017年は4月16日、2018年は4月1日になります。
西方教会(ローマ・カトリック、プロテスタント、聖公会など)はこの日にイースターを行います。
東方教会(ギリシャ正教など)は、グレゴリオ暦ではなくユリウス暦を使って計算しているため、
別の日にイースターを祝うんだそうです。
ユリウス暦で見ると、2017年はグレゴリオ暦と同じく4月16日ですが
2018年は4月8日になります。
イエス・キリストが十字架にかけられ亡くなった金曜日を「グッド・フライデー Good Friday」(Godの暗喩)、
「聖金曜日 ホーリー・フライデー」などと呼び、
ヨーロッパ諸国やアメリカの一部の州では国民の祝日として学校や会社が休みになります。
そしてその3日後の日曜日は、イースター(復活祭)です。
イギリスでは、その翌日の月曜日も「イースター・マンデー」として
金、土、日、月の4日間が4連休になるんだそうです。
さらにイギリスの小中学校や高校までの教育機関では、
イースターの日曜日をはさんで前後1週間、合計2週間ほどの連休となるといいますから
日本の学校の春休みと同じような位置づけでしょうか。
イースターの前後を何日間休日とするかは国によっても企業や学校によっても変わるようなので
訪問先の国ごとに調べておくのが安全だと思います。
■イースターエッグの起源は?
イエス・キリストは、十字架上で死んでから三日目に、復活されました。
そして、イースターのシンボルは生命の源を意味する卵やウサギやヒヨコ。
ちょうどひよこが卵の殻を破って出てくるように、
見た目には動かない卵から新しい生命が生まれ出ることから、
キリストも死という殻を破ってよみがえられたことを象徴しているとされています。
そのため、復活祭(イースター)の休日もしくは春を祝うための、
特別にペイントして飾り付けられた鶏卵を使います。
卵が赤く染められる事が多いのは、その赤い色は十字架上で流されたキリストの血の色と、
血は生命を表すことから復活の喜びを表すとされるためだといわれています。
元来は染めたり塗ったりした鶏卵(ゆで卵)を使いますが、
現代では、チョコレートで作られた卵や、ジェリービーンズなどのキャンディを詰めた
プラスチックの卵で代用するようになってきました。
プラスチックの卵には現金を入れることもあるのだそうですよ…
■イースターの過ごし方は?
一般的に、クリスマスと同様、家族でご馳走を食べてお祝いします。
また、卵やウサギ(ひよこなども)などのカードを贈りあったり、
エッグハント(卵狩り)やエッグロール(卵転がし)という、子供の遊びもあります。
イースターエッグと呼ばれるカラフルに染められたゆで卵を庭に隠し
子供に見つけさせるのがエッグハント、
またその殻を割らないようにして転がすのがエッグロールです。
子供も卵にペイントするため、中が固まっているゆで卵が使われ
卵はその後みんなで食べたりして消費されます。
しかし、そにまま残しておきたいという本格的に楽しんでいる方は
中身を出してからペイントしているそうですよ。
何だか楽しそうですね。
日本のテーマパークの「イースター」
日本では復活祭(イースター)は馴染みが薄かったんですが、
2010年代に入ってから「イースター」の要素を取り入れたテーマパークでのイベントが始まるようになりました。
東京ディズニーランドでは4月〜6月期のイベントとして
2010年から「ディズニー・イースターワンダーランド」(2014年より「ディズニー・イースター」に改称)を開催。
公式サイト:https://www.tokyodisneyresort.jp/tdl/event.html
またユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)でも
2013年より「ユニバーサル・ イースター・セレブレーション」を開催しています。
公式サイト:http://www.usj.co.jp/
→ ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の宿泊はこちら
まとめ
イースター(復活祭)はイエスキリストの復活を祝うキリスト教の祝日です。
家族で美味しいものを食べて色とりどりに彩色された「イースター・エッグ」や卵探しゲームなどを楽しみ卵やウサギ(ひよこなども)などのカードを贈りあったりします。
一般的には金、土、日、月の4日間が4連休になりますが、国や学校・会社によっては2週間もあるようで訪問する場合は確かめて行った方が安心でしょう。