紅葉は見るものではなく狩るもの?紅葉とモミジの違いを知りたい


momizi
春には桜や梅を楽しむように秋になったら紅葉を楽しみたくなります。私も秋になるとお隣さん家の庭の紅葉が赤く色づくのを毎年楽しみにしています。
でも紅葉と書いてモミジと読むのは何故なのでしょう。気になりますよね。

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■紅葉狩りに「狩る」という字が含まれてる訳

子供の頃、家族で紅葉狩りに行こうとなり、
狩りってなに?紅葉を鎌で狩るの?って!

今では笑い話のようですが、
当時の私は本当に鎌で狩るのかと思ってました。(汗

「紅葉狩り」という言葉は万葉集にも出てくるそうで、
1200年以上前、奈良時代にすでに存在していたといわれています。

もともと「狩り」という言葉は、
けものを捕まえる狭い意味で使われていましたが、

いちご狩り、梨狩り、ミカン狩り、ぶどう狩り、キノコ狩り など
果物などを「探して採る」の意味に広がり、

やがて草花を鑑賞するという意味でも使われるようになったため
「紅葉狩り」といわれるようになったようです。

 

■紅葉(コウヨウ)と紅葉(モミジ)の違いは?

葉の色から変わることを漢字で
「紅葉(こうよう)」と読みます。

でも同じ漢字なのに「紅葉」と書いて
「モミジ」とも読みます。

日本語って不思議ですよね。

「紅葉狩り」に使われてるのは
「モミジ」という読み方です。

「モミジ狩り」と読みます。

実はモミジという樹木はなくて、
ひときわ赤く色づいたカエデ科の樹木の総称なんです。

私たちが赤く色づいた葉っぱで
形が似ている木を見て
モミジと思っているのは実はカエデであることが
ほとんどだといわれています。

 

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イロハモミジなど葉の切れ込みが
深い種類のものを「モミジ」と呼ぶこともあるらしいですが、
ちなみに広島県の県花と県の木は「もみじ」です。

「もみじ饅頭」も有名ですよね。
本当のモミジを見たいならぜひ広島県へ(笑)

そして、紅葉を「モミジ」と読むようになったのは、
染め物での「揉み出づ(もみいづ)」が語源ともいわれています。

古来から貴重な染め物であった紅葉染めでは、
まず水で揉むことで赤い花の花びらから黄色い色素を織り出します。

これをアルカリ性の灰汁に浸して揉むと、
その色は一気に赤と変わるのだそうです。

紅花の花びらが黄色と赤に変化してる様を、
秋の樹木にたとえ、
「もみいづ」と重ねて「紅葉(もみじ)」
呼ぶようになったという説が有力だといわれています。
 
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まとめ

狩りは動物の狩猟という意味から来てるみたいで「探して採る」の意味から、
やがて鑑賞するという意味でも使われ「紅葉狩り」といわれるようになったんですね。
私たちがモミジと思っているのは実はカエデであることがほとんどだとは驚きます。
花びらが黄色から赤に変化してる様を、秋の樹木にたとえ、
「もみいづ」と重ねて「紅葉(もみじ)」と呼ぶあたりは日本人の感性の素晴らしさを感じます。
落ち葉を拾って押し花にしてみると素敵ですね♪

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