赤ちゃんが生まれ初めての儀式が「お七夜」です。
お七夜は生れた子供に名前を付けて
社会の仲間になることを認めてもらう儀式とされています。
新しい命が誕生した感動を、家族全員でお祝いするお七夜は
平安時代から受け継がれてきた行事です。
具体的にお七夜にはどのようなことをすればいいのでしょうか。
目次
■お七夜とは
お七夜(おしちや)と読みます。
子どもが生まれて七日目の夜に、身内内で子供の名前を披露するお祝いです。
ウイキぺディアでは
平安時代からつづく民俗行事で、生まれた子に名前をつけて、社会の一員として仲間になることを認めてもらう儀式である。
とあります。
もともとは平安時代の貴族の間では、子供が生まれた日を初夜、三日目を三夜、五日目を五夜、七日目を七夜、九日目を九夜といって、奇数日に出産を祝う「産立ち(うぶだち)の祝い」というのが催されていました。
江戸時代に入ると、七夜だけが行事として残り、「お七夜」と呼ばれ
やがて、その行事は庶民の間にも広まっていったといわれています。
ここで、七日目の夜っていつ?という疑問がわいてくるかと思います。
出産した日を0日として翌日を1日と数えるところもあり、
医学的には、生まれた当日が「生後0日」、翌日が「生後1日」として数えます。(「満」の考え方)
出産した病院や今後病院や健診で使っていくのはこちらの数え方になります。
しかし、お祝い行事などは、「数え」で行うため、
「生まれた日が生後1日」という考え方になります。
日本には、「数え年」と「満年齢」の、二つの数え方があるため、
ややこしいですね^^;
実際には、諸事情によって当日にできない家庭も多いといわれ
「満」でやるか「数え」でやるか、どちらのやり方でも構わないようです♪
■お七夜には何をするの?
一般的にお七夜の儀式には、赤ちゃんのすこやかな成長を願って、
お赤飯や尾頭付きの鯛、昆布、紅白の麩などの祝膳を家族で食べ、
お宮参りまでの約1ヶ月間、命名書を神棚に飾ります。
また、お母さんが出産を無事終えて退院する日が一週間前後ということもあり、
お母さんの退院祝いもかねて祝膳を家族で囲み、記念に手形や足形などをとったりします。
手形足形は病院で採ってもらったり、
もう少し大きくなってから(2~3ヶ月頃)とられる方も多くいらっしゃいます。
■命名書って?
赤ちゃんの名前が決まったら、命名書を書きましょう。
両親が命名したときは、自分たちで書きますが、
名付け親を頼んだときは命名書も書いていただくのが基本です。
書いた命名書は、お宮参りまでの間、神棚があれば神棚へ、
もしくは鴨居や柱、壁、ベビーベッドにはります。
奉書紙もしくは専用の命名用紙に書きますが、手書きをするのが基本です。
命名用紙は市販の命名書専用の用紙を使うほか、
半紙や色紙、奉書紙を利用してもかまいません。
出来れば毛筆書きが一番良いですが、
近年ではパソコンで毛筆体を利用して作成することが多くなってきています。
命名書の書き方ですが、命名書はPCで簡単にできます。
テンプレートをダウンロードして作れるサイトを調べてみましたので
参考にしてみてください。
<命名書テンプレートダウンロードサイト>
株式会社マルアイ http://maruai.co.jp/gp/gp17.htm
株式会社ササガワ http://www.taka.co.jp/download/word/w_meimei.html
命名書.com http://meimei-syo.com/
命名紙にぴったりのイラストを男の子用、女の子用をダウンロードできます。
お好きな場所へ配置してオリジナル命名紙を作ってください。
他にも「命名書 ダウンロード」で検索してみてください。
沢山出てきます。
お七夜で使用した命名書ですが、神社などに納める風習などはなく、
しめ縄やお守りのように焚き上げることもしません。
兄弟が生まれた時に並べて飾ったり、
お宮参りやお食い初め、初節句の時に飾ったりするといいでしょう。
ラミネート加工したり、保管用の箱を準備したりして
思い出の品とともに大切にお手元に保管ください。
■手形足形の取り方は?
モミジのような小さな手とあんよ…
新しい命の誕生の感動を手形足形で残してみましょう。
まず色を付けるために
事務用品で使う朱肉やスタンプインク、水彩絵の具などを用意します。
台紙は、色紙やドラッグストアやベビー用品コーナーがあるところで売ってる
手形を残しておく台紙(数百円ほど)を買ってもいいですね。
紙粘土で立体的に手形足形を採って、
かわいくデコってみるのもいいかもしれません^^
そこで採るタイミングですが、
だいたい赤ちゃんが寝ている時にとられる方が多いようです。
寝ている時の方が、力が抜けていて、にぎってる手も簡単に広げられるので
寝ている時を狙って採る方が簡単にとれます。
起きていたらママとパパ、おばあちゃんとママなど2人で採った方がやりやすいです。
一人が抱っこしている間に、もう一人が朱肉をつけて手形足形を採るみたいに。
できれば赤ちゃんに負担にならないように2回に分けて取るようにしたりするといいかもしれません。
朱肉やインクで汚れた手足はウエットティッシュですぐ拭いて、
赤ちゃんが舐めないように、皮膚に色が染み込まないようにしたほうがいいですね
お風呂に入る前に採り、その後お風呂で色のついた手足をきれいに洗ってあげるといいと思います。
ステキな手形足形が出来上がるといいですね。
頑張ってください ٩(ˊᗜˋ*)و
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まとめ
お七夜では新しい命が誕生した感動を家族で御祝いする儀式です。
命名書や手形足形は、 両家のおじいちゃん、おばあちゃんへの贈り物にも喜ばれ、
成長した子供の未来へのプレゼントとしてもいい記念になると思います♪